スクラップヤードを出てから、マックの妖怪がエイリアンだという勘違いを正そうとしたのだが、マックは頑として聞かなかった。彼は貞成の爺様以上の頑固者のようだ。
まあ、エイリアンだ妖怪だは人間側の呼称の違いなだけだからそれ自体はそこまで問題はない。・・・寧ろ問題なのは、彼に妖怪ウォッチU1をエイリアンウォッチだと偽って渡したトムニャンの方だ。彼の様子を見るに、彼がエイリアンだと自身を偽ったようだ。妖怪がアメリカで通じにくいのは分かるが、だとしても何故
さて、今日はマックに連れられセントピーナッツバーグの様々な場所を回りながら噂を調査していた。その流れで、営業時間後のスーパー、モーシンデルマートに侵入していた。滅茶苦茶不穏極まる名前のスーパーだな・・・
高成「・・・いや今更なんだが、何をしでかしているんだ俺たちは。不法侵入なんて立派な犯罪じゃないか。」
ウィスパー「本当に今更でウィスね・・・」
ジバニャン「もう腹を括るしかないニャンよ?」
マック「正面入り口の扉の鍵が開いてるんだし気にすんなよ。てか、不法侵入のことを言うんだったらスクラップヤードだってそうだったんじゃないか?」
いや、あの時は市役所に事前に許可をとってたんだよ・・・
高成「あん時はあれでも調査の為に事前に市役所に届け出を出して許可をとっていたんだよ。今回はなんも許可とってないぞ?」
マック「開いてるんだからいいだろ?それじゃあ行くぞ〜!」
そう言うとマックは一人で突っ走っていった。
トムニャン「あっ!ちょっと待つミャウよマック!」
ジバニャン「一人で勝手に走っていくニャー!?」
アニ鬼「ひとりで突っ走るなっての!?」
あっけら艦「アニ鬼!ちょっと待ってくだせぇー!」
ああ、今まで以上に前途多難過ぎて頭が痛い・・・
この時の俺はこのスーパーに、まさかあんなヤツらがいたことなど、想像すらしていなかった・・・
・・・
あれは、あれはヤバい・・・!
マックを追いかけてモーシンデルマートに不法侵入した俺たちは今、ゾンビの巨漢に追い回されていた。
マック「やべえぞアイツは!とっとと逃げるぞ!」
トムニャン「でも何処に逃げるミャウ!?」
ウィスパー「そんなこと逃げながら考えればよろしいのです!今は急いで!ハリーアップ!」
ぶっちゃけ戦うこと自体に異論は無いのだが、入口からここに至るまで、まともに戦えそうな広い空間はないと言ってよかった。
「ハヤクデテケー!?」
ジバニャン「ニャアア!?もうすぐそこまで来てるニャンよ!?」
あっけら艦「いかが致しますか司令官にアニ鬼!」
アニ鬼「チッ!ここじゃあ、やり合いずらいぞ!どっかに誘導できないか!?」
ユキノが指さしたそこは、バックヤードへの入口だった。
高成「ああもう、こうなりゃ自棄だ!総員、バックヤード目指してとっとと行くぞ!」
『応!』
マック「お、おう!」
こうして俺たちはバックヤードへと侵入し、ゾンビたちを迎撃しながら、たくさんの肉が吊るされている冷凍室に入っていった。
トムニャン「ここ、結構不気味だミャウ・・・」
高成「そりゃ、こんなゾンビだらけのスーパーで肉がたくさん保管されている場所が不気味な訳ないだろ・・・」
「やっと、見つけたぞォー!」
マック「またかよ!いい加減しつこいぞ!」
高成「腹を括るぞマック!ある程度のスペースがあるここなら、アイツとやり合いやすい!」
マック「あいつと戦うってのか!?」
高成「そうだ!お前の妖怪「エイリアン!」・・・エイリアンウォッチで友達になったエイリアンを呼び出すんだ!呼び出す隙は俺たちが作る!行くぞユキノ!ジバニャン!アニ鬼!あっけら艦!」
『了解!』
トムニャン「マック!今回は高成たちの言う通りミャウ!このエイリアンウォッチでともだちエイリアンを呼び出すミャウ!」
マック「トムニャン、お前まで・・・!あーもう仕方ないな!俺の友達!出てこいカンペちゃん!マイッカー!そらミミズク!ハーモリー!エイリアンメダルセットオン!」
プリチー召喚!
プリチー! オレッチトモダチ!ふくはウチー!
カンペちゃん「カンペちゃん。」
ゴーケツ召喚!
ゴーケツ!ゴーケツ! 完全無欠の大集結!
マイッカー「マイッカー!」
フシギ!召喚!
フシギ!フシギ!ブギウギ! オレたちゃ、オオハシャギー!
そらミミズク「そらミミズク!」
ポカポカ召喚!
ポッカポッカ!ナンカヨウカ?いっちょやるカー!
ハーモリー「ハーモリー!」
マック「みんな!あのゾンビをやっつけるのを手伝ってくれるか!?」
・・・
ジバニャン「喰らうニャン!」
アニ鬼「オラッ!」
あっけら艦「ソイッ!」
「ぐおおぉぉ・・・!?」
高成「ソラソラソラッ!!」
「グフゲフギャフッ!?」
・・・加減したとはいえ、俺たちの攻撃を受けても倒れないとは中々タフだな・・・!
高成「ウィスパー!あいつの名前見つかったか!?」
ウィスパー「はい!今出てきました!あのゾンビはスーパー店長でウィス!」
高成「・・・割と特徴通りだったな!?」
どこぞの元祖アメリカンヒーローみたいな格好してたけど、割と特徴通りの名前だったな!?
スーパー店長「マサカ、オレのナマエを知ラレテシマウトハナ・・・!」
マック「待てェ!こっからは俺たちも戦うぜ!」
トムニャン「トムっちたちに選手交代だミャウ!」
・・・全く、お前と言うやつは頼もしいなマック!
そして、スーパー店長とぶつかり合うと思ったその時・・・!
ドゴォォォン!!と、耳を劈く轟音が聞こえたその時・・・何故かスーパー店長が怯え始めた。
スーパー店長「あ、アの音は・・・!」
ウィスパー「というかスーパー店長!あなた普通に話せるんですか!?」
スーパー店長「そんなことを言っている場合じゃない!オマエら早く逃げろ!あの人が、
ドカァァン!!
「グゥ・・・!」
ゲボール不死長「ウオオオオ!!」
そこに現れたのは金髪の成人女性と、スーパー店長を遥かに上回る力を感じるゾンビの巨漢だった・・・
召喚ソングに関しましては、妖怪ウォッチU1のモノだと長すぎるので初代のものにしました。
読んでいただきありがとうございました。