2年ぶりに家に帰ってきたら10年過ぎてた件 作:ラーメン大盛り
作者からのあいさつです。
みなさんお元気でしょうか?
夜勤と残業で社畜生活中の作者です。更新が止まってしまい
申し訳ありません。制作の方はなんとしても滞りなく続けていく
所存です。今後ともどうぞよろしくお願いします。
霧山と作者 「それでは本編をお楽しみください。」
戸籍の復活ですか…
霧山はどこか理解しきれていない様子で呟いた。
無理もない、普通の人生なら遭遇することのない状況だからだ。
しかしどうすればいいんですか?昨日ネットで調べた限りじゃ弁護士の協力がないと長期化しそうですよね?弁護士のアテなんて俺にはとても
「霧山お前知らないのか。マスターは現役の弁護士だぞ。」
「相澤さんこそ何言ってるんですか?おやっさんはここの…」
霧山に電流走る。昔店閉めてお客さんの相談乗ってたり、スーツ着てどこかに出かけていた事を思い出す。点と点が線になり情報が導き出される…
「えええええ!? おやっさんどうして言ってくれなかったんですか⁉︎」
霧山の絶叫がこだまする。そのような事は一度も聞いた事がなかったからだ。
「弁護士の仕事だけでも食べていける人間は限られていて安泰とは言えなかったんだ。裁判でも勝訴できる確率は半々か若干負けが多いって状態だったし、コーヒーを淹れるのは駆け出しの頃から当時の先輩方に評判だったんだ。起業してみたら今日まで無事に経営してる。」
「ごめんな、高校入学して落ち着いたら伝えようと考えてたんだがあの事件が起きてな…」
おやっさんの過去を聞いて驚くことしかできなかった俺はある事を思い出す。
おやっさんは時々店を閉めてお客さんの相談に乗ってたり、スーツを着てどこかに行っていた事があったな…そういう事だったのか。
「今でも地域の皆さんには頼りにしてもらっているし、
今は企業の顧問弁護士も引き受けてる。
あの日から多くの人に助けられて今日まで生きてこられたんだ。」
おやっさんの思いを聞いて一日でも早く社会復帰できるよう
頑張ろうと心の中で誓う俺。
そういえば相澤さんは今日何を伝えにきたんだっけ?
「驚いてるところすまんな霧山、今日は1人のヒーロー、1人の教師として話を持ってきた。雄英の入試受けてみないか?」
「無職の異世界帰りのおっさんにとんでもないこと言いますね…
どういう風の吹き回しですか相澤さん?」
「互いに大きな利点があるからこの話を出した。この件は校長も承知している。こちらとしては霧山雄介という人間を保護できる大義名分ができる。お前の正体が世間に露見した時の後ろ盾になる。お前ももう一度自分のやりたい事に挑戦できる。今すぐにとは言わない。状況が落ち着いたら考えてほしい。」
相澤さんの提案に心が揺れる俺。無職の俺には眩しすぎる提案だ。
一度は諦めた夢にまた手を伸ばす事ができるのだから…
「そう言っていただけるなら断る理由はありません。ただ今の俺には時期が早過ぎます。2年時間をください。」
こうして霧山雄介の当面の行動方針が決まった。
翌日…俺はおやっさんと裁判所に来ていた。
戸籍復活の手続きである。
手続きが済めば免許センターに行って大型二輪の免許を取ろうと思う。
仮面ライダーが無免許運転はまずいでしょうよ。
向こうの世界で取った免許証はあるけど、こっちだと偽造扱いになるから取り直そうと思う。
直近でやりたい事を考えながら裁判所のイスで座ってると
おやっさんが戻ってきた。
「雄介、今から貸切で店を開けるんだが顧問弁護士している会社の社長が内密で話をしたいからとの事でこっちに来るんだ。お前も来てほしい。社長がぜひ挨拶したいと言っているんだ。」
「なんで俺に…会ったこともないでしょ?おやっさんその会社の名前って?」
「株式会社D&Pというグループ企業だ。企業としては超常黎明期前から100年以上続いてる老舗だよ」
次回 邂逅
霧山の本当のやるべき事が分かってきます。お楽しみに!