Synduality Archive   作:アインスト

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ケイ実装マジで?????
クリハラァァァァァッ!石ネェゾォォォォォ!(白目)


ep.1 "砂漠での目覚め"

エンダーズの群れを退けてそれからのこと。

アビドス高校校舎に戻った俺とトキオさんはキャリアから降りるや否や大目玉を食らっていた。

 

それもそのはず。何せトキオさんがエンダーズを掃除するのに使ったのはアビドスにとっては貴重なクレイドル用高火力兵装で・・・。

 

 

「なにやってくれてんのよトキオ先輩!?わざわざアレを使わなくても手持ち武器で十分だったんじゃないの!?」

「あーあー叫ぶな喚くな黒見後輩。仕方ねぇだろ?高速で走るキャリアに乗りながらライフルなんて牽制程度にしかならねぇし。結果的にアビドス校舎に戻る前にぶっ飛ばせたから結果オーライってことに──」

「ぜんっぜん良くないっ!アンタうちの高校がただでさえ赤字経営なのわかってる!?」

 

 

プリプリとトキオさんに怒っている黒髪で猫耳の生えた彼女は"黒見セリカ"。

今お世話になってる"アビドス高校"の会計係を担っている、少し気の強い子だ。

俺、岩永カナタの同級生でもある。

 

いやしかしあそこまで怒っている様子を見るにあれは長引きそうだ・・・。

 

 

「お疲れ様カナタくん。何か良さそうなものは見つかりました?」

「あ、アヤネ。まあ見つけたと言えば見つけたんだけど・・・」

「なんだか含みのある言葉・・・いったい何を?」

「今から降ろすよ。悪いんだけど手伝ってくれないか?」

「わかった、今行くね」

 

 

そう言ってついてきてくれた彼女は"奥空アヤネ"。

セリカと同じく俺と同級生であり書記及びオペレーターを務めている優しい子だ。

そんな彼女とキャリアに戻り、内部の休憩スペースへと向かい見つけたものを見せることに。

 

 

「───これって・・・人、いやメイガス・・・!?」

「そういう事。あの郊外にあった遺跡の中で眠ってたみたいなんだけど・・・未だに目を覚ます気配はないんだ」

「そうなんだ・・・近くに"クレイドル"か"ユナイター"はいたの?」

「クレイドルはあったけど劣化が酷くて。内部も見てみようと思ったんだけどその前にエンダーズがね・・・」

「そっ、か・・・じゃあもしかしたらもう・・・」

 

 

アヤネはそれ以上言葉を紡ぐことはしなかった。

クレイドルの劣化、眠っていたメイガス。

これだけで結末は見えているようなものだったから。

"ユナイター"というのはいわゆる"クレイドル"の乗り手、パイロットであり"メイガス"のパートナーのことを指している。

 

 

「次に探査する時は何か遺品が見つかればいいんだけどね・・・よし、とりあえず背負うからアヤネは補助を」

「うん」

 

 

そうして眠ったままのメイガスを背負い、キャリアから出てくると視界の先でトキオさんが桃髪の生徒に痛そうなプロレス技をかけられているのが見えた。

ああ、流石にお仕置きからは逃れられなかったみたいだ・・・。

 

 

「いぃでででででででで!!ギッ、ギブギブ!!ホシノ、ギブッ!!」

「んー?聞こえないなー?先に言う事あるんじゃないの、トキオくーん?」

「アダダダダダダッ、わっ、わかったわかった!俺が悪かった!次から気をつけるから!」

「ならよろしい。あ、カナタくんおつかれー。相変わらずお互い先輩には苦労させられるねぇ?」

 

 

ホシノと呼ばれていた彼女はここ、アビドス高校の"アビドス廃校対策委員会"の委員長を務めている"小鳥遊ホシノ"。

ゆるりとした雰囲気で場を和ませるが、戦闘時には獅子奮迅の活躍を見せるんだとか。

小鳥遊先輩の先輩・・・もとい小鳥遊先輩の"同級生"がよく自分のことのように自慢していたのをよく覚えている。

 

 

「あ、それが今回見つけたやつー?美人さん捕まえてくるなんてカナタくんやるねぇー?」

「ちょ、そんなんじゃないですよ小鳥遊先輩!?」

「えぇー、またまたぁ。男の子はオオカミだってネットによく書かれてるくらいだし、お持ち帰りしたそのあとは・・・」

「そんな事しませんってば!?」

「うへへ、冗談冗談。一応トキオからは聞いてるから、早く診てあげなよ」

 

 

あの人が冗談と言ってもなかなか冗談に聞こえないのが困る。

そんなこんなで体育館の横に増設されたガレージに運び込み、その中の自室にあるベッドにメイガスを寝かせる。

 

 

「しかしこのメイガス、何処から来たんだろう・・・カナタくん、心当たりある?」

「うーん・・・あり得るとしたら───"アメイジア"からかもしれない。見るからに既存のメイガスとは構造が違うように思えるし・・・ちょっと調べてみる」

 

 

そう言って俺は横たわったメイガスの首に付けられていたデバイスに後ろから触れる。

すると短く電子音が鳴ったかと思えば───メイガスが身につけていた服が溶けるように消えてしまった!?

 

 

「うわぁっ!?」

「きゃあっ!?」

「ちょ、これどうしよう!?俺そんなつもりは!?」

「と、とりあえず落ち着こうカナタくん!?な、何か毛布かタオルケットでまず隠そうよ!?」

「ん、何か騒がしいけどどうかしたの?」

 

 

2人でバタバタと慌てながらもなんとかしようとした矢先、ガレージの外から来客が。

自室の入口に視線を動かすとそこには銀髪に青いマフラーが特徴的な生徒が立っていた。

彼女は俺やセリカ、アヤネの1つ上の先輩にあたる生徒で名前は"砂狼シロコ"。

あまり表情が動くところを見たことはないが、見かけによらずワイルドな性格をしている先輩だ。

・・・ただ、そのシロコ先輩は俺たちではなくベッドの上に横たわったメイガスに注目していたようで。

 

 

「・・・ん、事後?」

「「わーっ!?!?」」

「ち、違うんですシロコ先輩!これはカナタくんが・・・!?」

「そうそう俺が・・・じゃなくて!?確かに弄ってたらこうなっちゃったけど!?」

「とりあえず落ち着いて。それから2人とも、後ろ」

「え?」

 

 

そう言われるや否や振り返ってみると、眠っていたメイガスが目を覚まし、半身を起こしてこちらに向いていた。

 

 

「・・・今度は、私が楽園へお連れします」

「楽園・・・?」

「ん、やっぱりお楽しみのあとだった」

「だから違いますってぇ!!!」

 

 

慌てふためく俺とアヤネ、無表情でこちらをからかうシロコ先輩。

そしてその様子を静かに見つめる目覚めたばかりのメイガス。

状況がなんだか混沌としてきた昼下がりなのであった。

 

 





ブルアカライブ、すごかったね(小並感)
石足りねぇよYostar、助けてくれ()

そんな訳ですがまた次回(´・ω・`)ノシ
あそうだ、感想や評価など励みになりますゆえお待ちしております。お気軽にどうぞ。
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