透き通ってるねぇ・・・ヒマリの姿も素晴らしい。
どっかで見かけたけどブルーアーカイブ リオパイ/ヒマケツって投稿流れてきてバカ笑いました。
ということでほんへです。
あの混沌とした状況から少しして。
ようやく落ち着いた俺とアヤネは改めてシロコ先輩に事情を説明。
説明している間に目を覚ましたメイガスにはシャワーを浴びてもらい、衣服は着てもらった。
今度はメイガスの事情を調べるターンとなった。
「ん、とりあえずだいたいわかった。それで・・・この子の名前は?」
「ああ、それも踏まえて今から聞くところだったんです。それじゃあ・・・キミの名前は?」
「・・・?」
目を覚ましたメイガスにそう質問するが、沈黙。
果てには首をかしげてしまう始末。
いやいやまさか・・・初期設定として名前くらいは決まってるはずなんだけれど。
「えっ、と・・・もう一度聞くよ。キミの名前は・・・?」
「・・・わかりません。私が何者で、何処から来たのかも・・・」
「・・・えっ」
結局、眠っていた彼女についてわかったことは"何一つとしてわからない"ことだった。
それを意味することはつまり・・・。
「──カナタくん。もしかしたらこの子、記憶喪失なのかも」
「記憶喪失・・・?メイガスでそんな事があり得るのか?」
「ん・・・ここまで聞いても何もわからない、覚えてないってことはそう考えるしかない。とりあえずホシノ先輩に説明しに行こう。それからユメ先輩にも」
「あれ?でもシロコ先輩、ユメ先輩は確か今・・・」
アヤネがそう言いかけると校舎の外から俺にとっては聞き慣れた駆動音が近づいてくる。
これは───クレイドルの駆動音だ。
※※※※※※※※※※
とりあえず目を覚ましたメイガスを連れて校庭へ出た俺たち。
その視線の先には箱のようなボディが特徴的なクレイドル・・・鮮やかな水色に塗られた"ジャックボックス"が駐機していた。
恐らく乗っていたのは───。
「───ぷはーっ!いやぁ流石にクレイドルのコックピットに2人は狭いね!ごめんねノノミちゃん!」
「いえいえ、お気になさらないでくださいユメ先輩☆」
最初に出てきた"ユメ"と呼ばれた生徒こそ我らがアビドス高校の"元"生徒会長、"梔子ユメ"先輩。
本来であればホシノ先輩の2つ上の先輩にあたるのだけど、事情があって留年。
その事情についてはまた追々話すとして・・・次に出てきた"ノノミ"と呼ばれた生徒。
彼女は"十六夜ノノミ"。アビドス高校2年で俺やセリカ、アヤネの先輩。それからシロコ先輩の同級生にあたる生徒だ。
彼女の独特のふわふわした雰囲気でみんなの緊張をほぐすのが得意な様子。実は俺も一度だけそんなセラピーのお世話になってたり。
そうして2人が降機して談笑していると遅れて背中の"コフィン"のハッチが開き・・・。
「だからあれほど戦闘しないにせよやめておけ、と言ったんだユメ。ましてやクレイドルは気密性が高いのだから───」
「えー!?でも最終的には"ラー"くんもオッケーしてくれたじゃん!」
「・・・あくまで極限まで譲歩した上で、だがな」
コフィンから降りてすぐにメイン操縦していたであろうユメ先輩に具申した筋肉質な身体が特徴的な男性型メイガス。
彼は"ラー"。トキオさんが言うには2年前にブラックマーケットでホシノ先輩と一緒に探し当てた掘り出し物のメイガスらしい。
なんでも、旧アメイジア探査専門学院が開発した特別なメイガスの1つである"ゼロ型メイガス"のうちの1つのモデル"Gorde型"の一機なんだとか。
紆余曲折あって引き取り、なんなら一度ユメ先輩の命を救った恩人のような存在だそうな。
その件についても、また追々何処かで話そう。
「ん、おかえりユメ先輩。ノノミもおつかれ」
「ただいまですシロコちゃん☆あら・・・?」
「なんだか見慣れない子がいるね?もしかして新入生!?」
「そんな訳がないだろう、ユメ。彼女の首をよく見ろ」
「首・・・?あっ!」
ジャックボックスの後部に懸架された積荷を下ろしながらも、ラーさんにそう指摘されたユメ先輩が俺の隣に立つメイガスの首元に注目すると気づいたようだ。
それもそのはず。
俺たち人間とメイガスは限りなく似ているが、メイガスにしかないものがある。
それが首元に配置された逆三角形型の認証装置"ナブラ"。
メイガスはユナイターと契約する際、契約者にナブラを触れてもらって生体情報を登録するのだ。
つまり、なくてはならないパーツというやつ。
「そっか、そういえば今日も探索に出るって言ってたもんね。お疲れ様カナタくん!すごい拾い物したんじゃない!?」
「あはは・・・褒め言葉は嬉しいんですけど実は・・・これはちょっとホシノ先輩たちも交えて話したいんです」
「ほぇ?」
※※※※※※※※※
所変わって対策委員会会議室。
俺は集まってもらったみんなに改めて今回見つけた"彼女"について説明を行った。
「記憶を失ったメイガス、ねぇ」
「いやいやいやホシノ先輩、軽そうに言ってるけど割と結構深刻じゃない!メイガスが記憶を失うなんてことあるわけ?」
ホシノ先輩が内容をまとめ、セリカが事態を重く受け止めつつラーさんにそう尋ねる。
「うーむ・・・一応、無いわけではない。俺たちメイガスはユナイターとの契約を破棄した際24時間以内にユナイターに関する生体情報や記憶データを消去することになっているが・・・軽く調べさせてもらったが彼女が契約したような痕跡がないんだ」
「ということはつまり・・・異例なケース、ってこと?」
シロコ先輩がそう聞くとラーさんは若干納得の行かなさそうな表情で頷く。
メイガスである彼がそう言うほどならば、余程異例なケースであることはうかがい知れる。
「正直なところ俺はあくまで簡易検査スキャンを行ったまでだからこれが正解、とまでは言えんがな。詳しく調べたいなら"ミレニアム"に赴く必要があるぞ」
「なるほど・・・」
「もしかしたらこんなに可愛いメイガスちゃんならミレニアムの誰かが知ってるかもしれませんね?」
俺が腕を組みつつ思考を回す傍らでノノミ先輩がそう締めくくる。
その様子を見てか、トキオさんのパートナーメイガス"ムートン"さんがみんなに飲み物を持ってきてくれた。
「いずれにしても、現時点では彼女については何もわからないという事ですな。しかし名前がわからないというのはなかなか不便というもの・・・ああ、こちらお飲み物でございます。どうぞ」
「ありがとうございますムートンさん・・・そうですよね。せめて名前でもわかればなぁ・・・」
そう俺がボヤきながらも飲み物を飲もうとした矢先───校庭の方から大きな爆発音が響いた。
それに混じって乱発した銃声も聞こえる。
「───ッ、やっぱり今日も来ちゃったかー」
「ちょっ、ホシノ先輩なに悠長に構えてんのよ!?」
「落ち着いてセリカ。とにかく出よう・・・ラー、相手はきっと───」
「十中八九、"ヘルメット団"だろうな。彼女らの笑い声と銃声に混じって駆動音も聞こえている・・・恐らくクレイドルも持ち出したな、これは」
「あわわ、こうしちゃいられない!トキオくん、私と一緒にクレイドルで!」
「了解だユメ。ムートン、ガスメーカーの用意は!」
「既に万全でございます、坊っちゃん」
みんなが慌ただしく準備する中、俺はまだ名前の知らない彼女を避難させるために俺のガレージへと案内することに。
一応クレイドルでの戦闘訓練は積んではいるけど、身体を使っての戦闘はからっきしだ。
情けなくはあるけど、俺には俺のできることをしないと・・・!
アニ先出るまでまだもうちょっとだけ掛かるんじゃ。
許してくれとは言わぬ。
てことでまた次回(´・ω・`)ノシ
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