Synduality Archive   作:アインスト

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前書きに書くことなくなっちゃった・・・(´・ω・`)
なくてもいい、よね?

とりあえずほんへ、どうぞ。


ep.3 "それぞれの戦い"

 

ヘルメット団と呼ばれた組織からの襲撃が始まってから数分。

カナタは拾ってきたメイガスを連れてガレージへと避難。

ガレージ奥の自室に彼女を置いて戦闘が収まるまでじっとしているように言い聞かせる。

 

 

「・・・あなたの指示はわかりました。ですがあなたはどうするのですか?」

「俺は・・・俺にしかできないことをしないとだから。いいかい、絶対ここから出ちゃダメだからね!」

 

 

そう言ってカナタは自室から飛び出しガレージに設置してある作業台に立てかけておいた相棒とも言える自動小銃を手に取り、ガレージから出ていってしまった。

 

 

「──自分にしか、できないこと・・・」

 

 

そんな彼女の小さな独白は、カナタの自室の壁に消えていく。

 

 

※※※※※※※※※※

 

 

ところ変わってアビドス高校の体育館。

一時的に改装され、クレイドルの整備場としてある程度機能するようにされたこの場で対策委員会の面々が慌ただしく動いていた。

 

 

「今日のジャックボックスちゃんの当番誰だっけ!?」

「えーっと・・・あっ私よユメ先輩!」

「セリカちゃんね、オッケー!ホシノちゃん、ヘルメット団はどこまで来てる!?」

「もうじき校門に着くねぇ〜。先輩、先に出るよ。クレイドル自体は着くまでまだ余裕あるから」

「わかったよ!無理はしないでね!」

「ん、私もカバーに入る」

 

 

そう言ってシロコもホシノと共に自身の愛銃を手に体育館から出ていく。

セリカはラーの助けを借りてジャックボックスのコックピットに搭乗、遅れてラーも背面コフィンに搭乗し格納される。

 

 

「確か・・・立ち上げる時はこことここで・・・あーもう、どうしてこうもボタンが多いのよ・・・!」

『落ち着けセリカ。訓練通りにやれば問題にはならんさ』

「わかってるわよラーさん!えっと、HUDデバイスはこれ・・・で、頭に付けて・・・」

『デバイス装着を確認した。VR視覚投影開始───完了。無事に乗り切るぞ、セリカ』

 

 

小さなディスプレイがいくつかしか無かったコックピット内部がVR視覚投影により、全天周囲モニターへ変貌。

パイロットシートに座るセリカの右側からホログラム投影されたラーが現れる。

 

 

「当然よ。まさかクレイドルまで持ち出すなんて思ってなかったけど・・・!」

『だとしても使われているのは汎用量産型のメイガスによる制御が為されたクレイドルだ、俺たちの敵じゃあない』

 

 

緊張をほぐす為にラーはそう激励するが、通信越しにアヤネが注意を入れる。

 

 

『けどセリカちゃん気をつけて、物資が足りてないせいでクレイドル用の弾薬もあまり無いから・・・!』

「わかってるわ。使えるのは・・・実弾ARマガジン2つ分、左腕の汎用ソーブレードかぁ・・・ラーさん、どう?」

『不安要素はあるが問題ない、クレイドル3機程度までなら戦闘はできるぞ』

「了解。アヤネ、扉開けて!ジャックボックス出すわよ!」

『うん!無事に戻って!』

 

 

クレイドル1機程を通れるように改装された扉が開き、ジャックボックスの脚部ダッシュローラーが展開。

数回の空転の後に勢いよくクレイドルが飛び出していく。

 

 

「セリカは行ったか・・・ムートン、俺たちも行くぞ!」

『かしこまりました、坊っちゃん。ですがお気をつけを、背部オートガンランチャーは依然として弾薬ゼロ。使えるのは実弾ヘビーARと左腕部パイルバンカーだけであることをお忘れなきよう』

「わかってるわかってる。アヤネ後輩、オペレート頼むぜ!ガスメーカー出すぞ!」

『了解ですトキオ先輩!そちらもお気をつけて・・・セリカちゃんを、お願いします!』

「へへっ、任せとけっ!」

 

 

そうして続けてトキオ乗機である"ジョンガスメーカー"も体育館の扉を通過、セリカ乗機のジャックボックスに追いつくために高速移動を開始。

 

戦いの火蓋は切って落とされた。

 

 

※※※※※※※※※※

 

同時刻、アビドス高校校門前広場。

先遣隊として突撃してきたヘルメット団の対処のために簡易的ではあるが防衛線を展開した対策委員会一行。

 

シロコの用いるドローンによる爆撃やノノミの扱う愛銃、"リトルマシンガンV"の弾幕による面制圧のおかげもあり徐々に数を減らしていた。

 

一番目覚ましいのはやはり───小鳥遊ホシノ。

彼女の得物はユメから受け継いだ身を隠せる大盾に、セミオートのショットガン。

攻防一体の戦技にヘルメット団である生徒たちはかなり気圧されていた。

 

 

「クッソ、硬すぎんだろアイツ!」

「言ってる暇があったらとっとと撃てって!」

「やってるってn「仲間内で喧嘩はよくないんじゃないかな〜?」ゲッ!?!?」

 

 

既に距離を詰められたヘルメット団である彼女に、ホシノからの攻撃から逃れる術などなく。

シールドバッシュでぶん殴られ吹き飛ばされた上、近くで口論していた彼女もまたホシノの持つショットガンにより意識を飛ばされていた。

 

 

「いやしかしホントに数だけは多いねぇ・・・おじさん疲れてきちゃったよ。アヤネちゃん、後続隊はどんな感じ?」

『少し待ってください・・・今確認取れました。偵察ドローンが捉えた映像からは後続で───ウソ』

「・・・なーんかマズそうな感じだね。クレイドル?」

『は、はい・・・それも7機です!!』

「うっへぇ〜、7機〜?随分大判振る舞いじゃん。トキオくーん、行けそう〜?」

『誰に物言ってんだホシノ、行けるぜ。セリカ、ついてこれるな?』

『上等よ!ホシノ先輩はそのまま防衛お願い!』

「おっけーぃ、じゃあよろしく〜」

 

 

通信を切りつつ不意討ちを仕掛けようとしたヘルメット団の1人をショットガンのストックで殴り倒し、冷静に状況を分析するホシノ。

そういえばと思い出したかのようにカナタに通信を繋げる。

 

 

「カナタくん、そっちはどう?」

『こっちも何とか、ってところです先輩。彼女は俺のガレージに避難してもらってはいますが・・・』

「珍しくヘルメット団の連中がやる気に満ちてるから油断はしないようにね〜──おっと危ない」

「なんで見え(ズガンッ!!)うぎゃっ!?」

 

 

※※※※※※※※※※※

 

 

アビドス高校校門から数十メートル離れた地点。

そこでは複数のクレイドルが入り乱れる乱戦が起こっていた。

数の利を活かして攻めてくるヘルメット団所有のクレイドル"トムガーディアン"に、後退しながら牽制射撃を続けるジャックボックス。

 

そして持ち前の機動力で数機のトムガーディアンを釘付けにしているジョンガスメーカー。

しかし状況は一向に好転する様子はない。

 

 

「こんのっ・・・!しつこいのよ!」

『セリカ、右後方から敵機のグレネード!!』

「まっず・・・!」

 

 

あわや直撃する寸前でトムガーディアンが投げ込んだグレネードが撃ち落とされる。

その射撃の先を見れば───ヘビーARを構えたジョンガスメーカー。

 

 

『油断すんなよ黒見後輩?』

「ああもう、わかってるわよ!助かるけどその自信ありげな声ムカつく〜ッ!」

『吠える元気があるならまだまだ上等だな。ムートン、残弾は?』

『失礼ながら坊っちゃん、今ので弾切れです』

『・・・マジかよ!?』

「もう!それならヘルメット団のクレイドル撃てば良かったじゃない!」

『セリカ、今のリロード分で最後のマガジンだ。気をつけて使えよ』

「・・・弾切れ寸前なのはこっちも同じよね・・・全く」

『ま、最悪備え付けのブレードで殴るかパイルブチ込むかしかないな・・・』

 

 

4機は行動不能にさせたものの、いまだ健在の3機のトムガーディアンに包囲されるセリカとトキオ。

その様子を倍率スコープ越しに見ていた者がいた─────カナタだ。

 

 

「───っ、マズい・・・でもどうすれば・・・っ!」

 

 

ふと、カナタの脳裏によぎる方法。

ガレージに眠る"アレ"を使えばあるいは・・・そう考えたカナタはすぐにホシノに通信を入れ、目的地へと駆け出すのだった。

 

 

 




ここまで書いておいてなんだけどブルアカ要素が今のところアビドス生徒とヘルメット団くらいという。
早く先生出したい・・・!けどここは大事だからちゃんと書きたい・・・!
2つの心がある〜っ!!

てなわけでまた次回。
感想など励みになりますゆえお待ちしております
(´・ω・`)ノシ


P.S.
現時点で無料ガチャ爆死してるという事実だけ置いておく。
もう許してくれアロナ・・・(´;ω;'⁠)
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