様子のおかしいハリー・ポッターさん(10代)   作:夜風ミシェル

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5.逆算

 

 それから数日のあいだ、学校はシリウス・ブラックの話でもちきりになった。皆、ブラックがどうやってホグワーツに侵入したのか想像を膨らませている。

 切り刻まれた『太った婦人の肖像画』は取り外され、代わりにずんぐりした灰色のポニーに跨った『カドガン卿』の肖像画が架けられた。が、彼は中々の厄介者で、コロコロ合言葉を変えるせいでネビルは泣いていた。覚えるのが大変だもんな⋯⋯。

 また、ハリーには常日頃から教員の監視が付くようになった。どこでブラックが襲いかかってきてもおかしくないからだ。

 ハリーのクィディッチ練習も危ぶまれたが、そこは流石のマクゴナガルが許可を出した。これで負けたらたまらないと思ったのだろう。

 

「じゃあ、僕は競技場に行ってくるから」

「了解。頑張れー」

 

 ハリーに手を振って別れた僕は、その姿が見えなくなるのを待ってトロフィー室に向かった。

 件の盾は、変わらぬ場所で眠っている。

 

「ホグワーツ特別功労賞⋯⋯。貰ったのは五十年前、か」

 

 僕は、黒い本を思い出す。紙の劣化具合から考えても、五十年という数字に違和感はない。⋯⋯これで『T・M・リドル』が全くの別人だったら笑える。

 僕は盾をひっくり返した。だが、なぜ功労賞が与えられたのか、詳しいことは何も書かれていなかった。

 リドルの名前は『魔術優等賞』の古いメダルと、首席名簿の中にも見つかった。所属はスリザリン。⋯⋯怪しいな。闇の魔術に傾倒していそうなにおいがぷんぷんすらぁ。

 それから僕は、部屋の隅々までトロフィーを見て回った。その結果分かったのは、『ホグワーツ特別功労賞』を授与されたのはトム・マールヴォロ・リドルただ一人ということだけ。

 だったら、どこかしらに資料は残っているだろう。最初で最後の受賞者だし、記録も処分はされないはずだ。

 あとは教師に聞いてみるのもいいだろう。僕は脳内で、五十年前のことを知っていそうな先生をリストアップしていった。

 

 

 

 

 

「マクゴナガルせんせー、ホグワーツ特別功労賞って何ですかー?」

「私は知りません」

 

 撃沈。

 

「フリットウィックせんせー、ホグワーツ特別功労賞って何ですかー?」

「さぁ⋯⋯何でしょうね」

 

 撃沈。

 

「ダンブルドアせんせー、ホグワーツ特別功労賞って何ですかー?」

「ほっほっほ⋯⋯。それは、ホグワーツの救世主に与えられる称号のようなものじゃよ」

 

 ヒット!

 僕はガッツポーズをした。

 

「具体的には、何をすればいいんですか?」

「なんじゃ? おぬし、どうしてそのようなことを訊くのじゃ?」

「僕も欲しいな、って思って⋯⋯」

 

 ハリーのことは、明かさなかった。まだ些細な疑念だし。それに⋯⋯告げ口するようなことは気が引けた。友達だって、僕は思ってるし。

 ダンブルドアは、孫を見るような優しい目をして笑った。

 

「儂にも分からんよ。それは当時の校長が勝手に授与したものじゃからのぉ」

「へぇ〜。教えてくださってありがとうございます!」

 

 僕はぺこりと頭を下げた。

 

 

*****

 

 今週末にはグリフィンドール対スリザリンのクィディッチの試合がある。

 因縁の相手ということで燃えるグリフィンドールだったが、試合前、いきなり対戦チームの変更が行われた。なんでも、スリザリンのキーパーがインフルエンザに罹ったらしい。あまりにも季節外れ過ぎる。もっとマシな嘘つけよ。

 週末は最悪の空模様らしく、強風で雨量も多いのだとか。そんな天気でプレーしたくないというのがスリザリンの本音だろう。

 勿論、普通ならそんなことで変更はない。が、件のキーパーが「負け試合になるくらいだったら、ウィルスを撒き散らしながら試合に出てやるうぅぅぅ!!」とバイオテロを示唆したため、仕方なく受け入れたという。マーリンの髭! マジでスリザリンはクソ。

 スリザリンの代わりに出るのは、ハッフルパフである。

 ウッドは熱心に対ハッフルパフの戦略を考えていて、それに巻き込まれたハリーは『闇の魔術に対する防衛術』の授業に遅刻した。

 が、タイミングの悪いことに、その日はルーピンがお休みで、代わりにスネイプが教壇に立っていた。

 彼は容赦なく減点を言い渡すと、「今日は、人狼について話す」と、いきなり頁の飛んだ箇所を指し示した。困惑する僕たちに構わず、スネイプは板書を始めた。

 スネイプはやっぱりクソ、ということと、ルーピンのありがたみというものが改めて分かった回だった。

 

 

 

 

 

 そして迎えた試合当日。大雨でーす。

 それでも観客席は殆ど埋まっている。髪型が崩れるから雨を嫌がる女子も、この日ばかりは皆外に出ていた。

 それもそのはず。

 セドリック・ディゴリーが出場するからである。

 彼はハッフルパフのキャプテンで、シーカーでもある。爽やかな好青年といった風貌で、女子からの人気が高かった。

 雨でよく見えないだろうに、観客席からは黄色い悲鳴が上がる。

 

「ああ⋯⋯私、彼が持ってる箒になりたい⋯⋯」

「それならあたしはスニッチに⋯⋯。セドリックに追いかけられたいな⋯⋯」

「なんなら風になりたい。それで、彼のローブをはためかせたいわ」

 

 なんというか、湿度が高かった。⋯⋯ケッ! 羨ましくて泣けてきた。僕もこんなこと言われてみてぇよ!!

 

「誰でもいいから、試合中にセドリックの澄まし顔をめちゃくちゃにしてくれないかな⋯⋯」

「やめなさいよロン。醜いわ」

 

 血涙を流す僕にも、ハーマイオニーさんは容赦なかった。

 試合開始と同時に、僕は立ち上がる。

 

「ハリー、いっけぇぇぇぇ! セドリックには負けるなあぁぁぁ!」

「他意しか見えないのだけど⋯⋯」

 

 雨風の勢いはとどまることを知らず、目や口に流れ込んでくる水が鬱陶しかった。ハリーは眼鏡を掛けているけど、ちゃんと見えているんだろうか。

 

「防水魔法を掛けたって言っていたわ」

「おお、流石ですね⋯⋯」

 

 とはいえこの寒さじゃ、体も思うようには動かないだろう。現に両チームのスコアは、あまり変動していなかった。

 なにより視界が悪すぎる!

 

「何も見えないじゃないか!」

 

 僕がそう悪態をついたとき、背筋が凍るような、不快な何かに体を包まれた。いや、実際には何も触れていないのだけど、そう錯覚してしまうほどに不気味な気配を近くに感じたのだ。

 

「ロ、ロン⋯⋯」

 

 ハーマイオニーが怯えた表情で、僕の右腕に縋り付く。彼女の背中に手を回しながら、僕は空を見上げた。⋯⋯黒い布が舞っている?

 違う。

 

「吸魂鬼だ⋯⋯!」

 

 観客席は騒然となった。

 吸魂鬼が降下し、生徒に襲いかかる──その前に、銀色に光る物体が上空を駆け巡った。吸魂鬼はその光を厭うように散っていく。

 

「あれは、一体⋯⋯」

 

 その時、甲高い笛の音が寒空を切り裂いた。続けて、実況のジョーダンの声がようやく聞こえてくる。

 

『聞こえてますかぁぁぁぁ! 試合終了です! ディゴリー選手がスニッチを取りました! ハッフルパフの勝利です!クソが!』

『ジョーダン!』

『冗談です、マクゴナガル教授。きゃーセドリック素敵ー、抱いてー』

 

 瞬間、女性陣の悲鳴が恐怖から歓喜に変わった。

 

「セドリックぅぅぅ!」

「きゃあああぁぁぁぁ!」

「こっち向いてぇぇぇぇ!」

 

 もう何も怖くない! 雨が降ろうが槍が降ろうが! 吸魂鬼が空を舞おうが!────そんな感じの狂った想いに当てられたのか、吸魂鬼はすごすごと退散していく。それから、空気を読んだかのように空がペカーッと晴れ始めた。推しへの愛ってすごいや! ははは⋯⋯。

 僕はグラウンドに目を落とした。ウッドが地面に這い蹲り、悔やしがっている様子が見える。

 地面に降り立ったハリーは無表情で、去っていく吸魂鬼を眺めていた。

 

 

*****

 

 吸魂鬼を追い払ったあの物体は、ダンブルドアの魔法によるものだったらしい。生徒を危険に晒した試合乱入に彼はカンカンで、今後は吸魂鬼の監視をより一層強化すると述べていた。

 そしてハリーは、寒さで手が悴み、危うく箒から落ちかけていたという。吸魂鬼が放つ冷気を思い出し、僕は両腕をさすった。

 とはいえ本人は生命の危機より、試合で負けたことが悔しいらしい。

 それは、唐突だった。

 

「ファイアボルトが欲しい」

「え?」

「ファイアボルトが欲しい」

 

 大事なことなので、二回言ったっぽい。

 ファイアボルトとは、現時点で世界最速と謳われる箒である。当然値段もそれに見合ったものになるので、流石のハリーも購入を断念せざるを得ないけれど⋯⋯。

 

「この前の試合で分かったんだよ。ニンバスの時代は終わった!⋯⋯ってね」

「でも、現実問題買えないじゃないか」

「だからこうして口に出してるわけ! 心優しい誰かが僕にプレゼントしてくれるかもしれない⋯⋯!」

 

 流石に夢を見過ぎだ。「ファイアボルトがあれば、吸魂鬼が乱入する前に決着がついてたかもなー」と床でゴロゴロするハリー。彼なりに悔しいと思っていたことは分かる。だから早く転がるのをやめなさい。ここは廊下ですよ。

 「ファイアボルトおおぉぉぉ!」とうるせぇハリーを魔法で浮かし、僕たちはルーピンの授業に向かった。

 体調不良でお休みしていたルーピンは、確かに少々やつれ気味だった。僕たちがスネイプの愚痴を思い思いに叫ぶと、彼は優しく微笑んだ。

 

「なるほど、課題まで出されたのか。だったらそれはなしでいいよ。スネイプ先生には私から言っておくから」

 

 神はここにいた。グリフィンドール一同、涙を流しながら手を合わせる。既に課題を完了させていたハーマイオニーは、「何よこれ。危ない宗教?」と顔を引き攣らせた。

 授業終了後、ハリーはルーピンに話があると言って荷物を抱えた。

 

「二人は先に行ってて」

「分かったわ」

 

 頷いて、ハーマイオニーと僕は教室を出た。数メートル先、談笑する生徒に混じるマルフォイの姿に気が付いた。

 そういえば、今日はマルフォイとの密会があるのだった。

 僕は「トイレに行ってくる」と断りを入れて、人混みから離れた。

 

 

 

 

 

「それで? T・M・リドルは思い出せたのか?」

 

 空き教室に入り、早速質問を飛ばしてくるマルフォイに、僕は待ったをかけた。

 

「その前に! 何か言うことはないの」

「は?」

「クィディッチだよ! お前らサボっただろ!」

 

 合点がいったようで、マルフォイはせせら笑う。

 

「ただの戦略じゃないか。文句があるならグリフィンドールだって病欠にすれば良かった」

「こ、こいつ⋯⋯!」

 

 悪びれもせずそんなことを宣うものだから、僕は拳を握りしめた。そのまま殴ってやろうかと思ったが、すんでのところで思いとどまる。落ち着け。僕の方が立場は上だ。

 

「へぇ、そんな態度でいいのかなぁ? 僕はかなり重要な情報を手にしているけど」

「!? 早く言え!」

「あー、なんか教える気がなくなってきたなぁ。そもそもお前のパパが困ってようが脅されていようが、僕には関係ないしなぁ。むしろ万々歳って感じだしぃ」

 

 そうなのだ。別にこいつが困ってようが知ったこっちゃない。確かにハリーには秘密があるようだけど、よく考えれば人間、一つくらいは人に言えないことがあっても当然だしね。

 それに、クィディッチ好きに悪い人間はいないだろう。僕は、負けたショックで駄々っ子のように床に転がったハリーの姿を思い出して笑った。

 マルフォイは忙しなく口をパクパクさせると、覚悟の決まった顔で懐に手を伸ばした。

 

「⋯⋯お前の情報を買う」

 

 机の上で、金貨がきらりと光った。

 

「十ガリオン。どうだ」

「お前な⋯⋯」

 

 それはないだろ、と僕は目を眇めた。金に釣られる奴だと思われてるのか。心外だ。確かに、やたらと金貨が輝いて見えるけど!

 顔を背けて金を押し返すと、マルフォイは当惑を隠さなかった。

 

「う、嬉しくないのか? だってお前の家は貧⋯⋯」

「確かにそうだけど、これは違うだろ! お前は馬鹿か! 金でしか人と繋がれない悲しきモンスターなのか!」

 

 本気で意味が分からなさそうなマルフォイがちょっと不憫だった。僕は呆れて、物も言えなかった。

 

「お前の愚かさに免じて、今回はこれで手を打つよ。この十ガリオンで、頑張ったグリフィンドールチームにお菓子を買うことにする」

 

 僕は巾着にガリオン金貨を入れた。それから、胸の前で手を組む。

 

「T・M・リドルの候補として、トム・マールヴォロ・リドルって奴がいる。そいつは五十年前スリザリンにいて、ホグワーツ特別功労賞を貰っていた」

「特別功労賞? 聞いたことがない」

「まぁ、先生も教えてくれなかったからね」

 

 とはいえ、ある程度の推測は可能だ。

 

「ダンブルドアに訊いたら、それは当時の校長が勝手に授与したもので、理由は知らないらしい。⋯⋯けどさ、そんなことあり得る?って話」

 

 『特別』なんて名前が付いているのに、校長一人の権限だけで授与できるのか?それに、あのダンブルドアさえも知らないなんて不自然すぎるのだ。

 

「で、ぴんと来た。これは、ホグワーツ側からしたら隠しておきたいことなんだろうなって」

「⋯⋯何らかの不祥事、か」

 

 マルフォイがそう呟き、僕は「正解」と指を鳴らした。

 学校にとって不都合な事実──例えば虐め、賄賂、傷害事件、自殺⋯⋯そして、

 

「殺人」

「⋯⋯っ」

 

 マルフォイが目を見開いた。

 僕は声のトーンを一段落として言った。

 

「五十年前というと、ちょうどハグリッドの在学時期にあたる。──そして彼は前に言っていたんだ、『在学中、生徒が死んだ』と」

 

 その容疑をかけられたハグリッドは退学。容疑者だと吊し上げたのはトム──。

 

「その『トム』こそが、トム・マールヴォロ・リドルだ。先週、ハグリッドに確認したから間違いない」

 

 点と点が繋がっていく。マルフォイはじれったい様子で続きを促した。

 僕は例の事件をかいつまんで説明することにした。

 

「五十年前、ホグワーツの女子生徒が死体で発見された。リドルはそれをハグリッドが飼っていた生物の仕業と断定し、ホグワーツに平和がもたらされた⋯⋯。ホグワーツ特別功労賞を与えるには充分すぎるでしょ」

 

 そしてそれは、口止め料でもあるのだろう。学び舎で事件なんて、普通なら伏せておきたいはずだ。

 マルフォイは驚いた様子で固まっていた。ようやく口を開いたかと思えば、

 

「お前⋯⋯一体どうした。そんな頭脳派じゃなかっただろ?」

 

 この言い草である。言うに事欠いてそんな台詞をよく吐けたもんだ。殴るぞ。

 僕は背もたれに体を預け、投げやりに言う。

 

「チェスと同じだろ。盤面把握と逆算的思考⋯⋯今回の場合は、『ホグワーツが隠しておきたいこととは何か?』から始めたけど」

 

 チェスは僕が最も得意とするものである。同じようにやっていけば、推論くらいできる。

 

「僕ができるのはここまで。あとはお前の出番だ。金持ってるんだから、トム・リドルの調査依頼を誰かに頼めば? 探偵とか」

「⋯⋯分かった」

「ま、こっちはこっちでほかのT・M・リドルを探しておくよ。別にあの人で確定したわけじゃないし」

「⋯⋯」

 

 難しい顔をして黙るマルフォイ。ちらちらとこっちの顔色を伺って、何か言いたげだ。

 

「何なのさ」

 

 イラついて声を張り上げると、マルフォイは顔を明後日の方に向けた。その状態で頭を下げる。

 

「⋯⋯⋯⋯感謝している。その⋯⋯僕に協力してくれたこと」

「声ちっさ!」

 

 思い切り笑ってやったら、マルフォイに舌打ちされた。

 

 

 

*****

 

 ハリーは来学期から、ルーピンの元で個人レッスンを受けることになったらしい。

 

「話の流れで決まっちゃって。ま、先生と仲良くなれるし」

「ほえ〜。授業後も勉強なんてマーリンの髭だよ」

 

 ハリーはクスクスと笑った。クィディッチのことは気にしていない様子だ。レイブンクローがハッフルパフに勝利したので、グリフィンドールは優勝争いから外れずに済んだからだろう。

 そしてクリスマス前にホグズミード行きが叶うことになり、生徒たちはソワソワしていた。

 今回は計画的に回りたいから、僕たちは前日の夜、暖炉前に固まってあれこれ話していた。

 

「ハニーデュークスはやめよう。カップルの溜まり場だし」

「あら、私は気にしないわよ」

「僕が! 気にするんだよ」

 

 若干キレ気味で返す。

 ハリーは完全に無視を決め込み、人差し指を立てた。

 

「ゾンコは外せないな。クリスマスプレゼントには最適」

 

「ところがどっこい」

「あのゾンコでも買えないものがあるわけだ」

 

 後ろから手が伸び、僕の肩に回された。声で分かる。フレッドとジョージだ。

 二人はタイミングを合わせて指をチッチッチ、と振る。

 ハリーが興奮を隠せない様子で訊いた。

 

「え、何? 教えてよ」

「よかろう、ポッター殿」

「我らがシーカー様に献上致す」

 

 恭しく差し出したのは、真っ白な紙。

 呆気に取られる僕の頬をつついて、兄は悪戯っぽく唇の端を上げた。

 

 

 




次回投稿 5/31
「3.逆転時計」に加筆あり。何がとは言いませんが、わざわざ書くということはそういうことです(それなのに書き忘れた私は馬鹿)。
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