ギルドの受付嬢ですが、残業が嫌なので定時に帰ろうと思います 作:can'tPayPay
みなさんから案を募集したいと思います。
協力してくださる方はコメントをください!!
二人の絡みやシチュエーション、場所、他のキャラとの絡み
どんな内容でも大丈夫です。
採用した方の名前はオリキャラとして出そうと思っています。
よろしければぜひ
隣国バルディアの王城を物理的・事務的に「更地」にしてから数時間。
王都へ戻った二人は、夜明け前の静まり返った特設事務室にいた。
報告書の一枚も書かずに、アリナは執務室の革張りのソファーに身を投げ出した。戦槌を振り回した後の高揚感と、アドレナリンが引いた後の気だるさが、彼女の肢体を甘く痺れさせている。
「……ねえ、ゼノス。隣国の王様、最後はどんな顔してたかしら。……あんたが『あなたの国は本日をもって倒産しました』って宣告した時の顔、傑作だったわ」
アリナは緩んだ制服のタイを指で弄びながら、書類を整理するゼノスを誘うように見上げた。
「……。……あんな男の顔は、もうデータベースから削除したよ。……それよりアリナ。……君の方こそ、少し暴れすぎじゃないか? 帰りの馬車(転移門)の中でも、ずっと僕の腕を離さなかった」
ゼノスが眼鏡を外し、デスクに置く。その合図は、彼が「事務員」から「一人の男」へ切り替わった証拠だった。
猛毒の抱擁:ソファーの上で
ゼノスはアリナの隣に腰を下ろすと、彼女の細い腰を強引に引き寄せ、膝の上に抱き上げた。
「……っ、ゼノス……。まだ仕事中よ……?」
「……。……隣国一つを潰したんだ。これくらいの『特別休憩』、誰にも文句は言わせない。……それに、アリナ。……君の肌から、まだかすかに鉄の匂いがする。……僕以外の匂いがついているのは、耐え難い」
ゼノスの声は低く、独占欲という名の重い熱を帯びていた。彼はアリナの首筋に顔を埋め、吸い付くように深く、痕を残すように唇を這わせる。
「……ん……。……あんたのせいよ。……あんたが有能すぎるから、あんな変な虫が寄ってくるの。……。……ねえ、ゼノス。私をもっと、あなたの色で塗り潰して……。あの王様も、世界中のみんなも、私を見たら『この女はゼノスの所有物だ』って一目で分かるくらいに……」
アリナはゼノスの首に腕を回し、熱に浮かされた瞳で彼を見つめた。
精算の極致:閉ざされた事務室
「……いいよ。……君が望むなら、魂の奥まで僕の刻印を刻んであげる。……。……アリナ、今夜は……いや、今朝は、もう逃がさないよ」
ゼノスはアリナの唇を、食らうような激しさで塞いだ。
ソファーが軋み、二人の重なり合う吐息が、魔法で遮断された静かな部屋に響き渡る。
外では王都の朝が始まり、ギルドの職員たちが出勤してくるだろう。
けれど、この特設事務室だけは、世界から切り離された二人の聖域。
アリナの指先がゼノスのシャツを乱し、ゼノスの指がアリナの熱を暴いていく。
隣国を滅ぼした後の「最強の二人」は、今や互いの愛に溺れる、ただの「共犯者」でしかなかった。
「……愛してるわ、ゼノス。……あんたがいない世界なんて、私が全部更地にしてあげるから……」
「……。……ああ。僕も、君を離さない。……たとえ運命が君を奪おうとしても、その運命を『事務的に抹消』してでもね」
朝陽がカーテンの隙間から差し込み、絡み合う二人のシルエットを黄金色に染めていく。
二人の「事後処理」は、窓口の業務が始まる直前まで、さらに深く、甘く続いていくのだった。
次回からアリナを元のギルドに戻します