ダンジョンに儲けを求めて何が悪い!   作:ケツアゴ

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ブクマ1000突破してら……まじ?


第二十六話

 リリ達とは身内が債権者と債務者の関係、何気ない情報を告げただけで静まり返った店内。ミアさんなんてカウンターの後ろに隠れたベルさんを憐れむみたいに見ていますし、フィン様達だって言葉を無くして気まずそうにお酒をチビチビ飲んでいます。

 

「大変そーだね。アタシだって大双刃(ウルガ)の頭金を借りようとしたらティオネに凄い勢いで止められたもん」

 

「……あー、なんだ。身の丈考えずに調子乗って進んでった雑魚かと思ったんだが、身内の借金返そうと必死だったって訳か」

 

 一体リリ達への評価ってどうなってるんですかね? 有望そうな冒険者を言いくるめて多額の借金は負わせますが無理な取り立てだってしませんし、暗黒期なら別として今はガネーシャ・ファミリアがギリギリ動けない範囲の利子しか請求しないと言うのに。

 

 なのに、よりにもよってベート様がフォロー入れるってどうなってるんですかー! 脱法行為はあっても違法行為はしてませんからねー! 

 

 ザルド様への年利十割(複利)は法が機能していない時期でしたし裁判になったら死刑でしょうから良いんです! 二億ほど情報料として差っ引いもてますし、ヘスティア様への借入時二割、月利3%だって借金が理由で娘を連れて行かれるケースを考えれば良心的じゃないですか。月々少し血を抜くってのが別にあるだけで。

 

 まあ? 神様に貸す場合は小さーい文字でホームやらを抵当に入れて、返済が遅れたら家賃を月々返済する借金として追加したりしてますけれど? 別に歓楽街に女神を売り飛ばした訳でもないのに!

 

「一応リリ達は借金は借り主と保証人以外には請求しない方針ですよ? それと彼ですが、元上級冒険者の身内に技を叩き込まれたせいでステイタスを考えたら無理な場所でも順調に進んで、今は無謀を悟って奮起しているみたいですよ?」

 

「ハッ! 雑魚だが身の程を知れたのは良かったじゃねえか。中途半端に力を持った奴の中ではマシだな。あくまでも雑魚にしてはだがよ」

 

 うわぁ、これが神々が口にするツンデレとやらですか。今まで概念だけ耳にしても理解不能でしたが、こうして目の前に現れると理解出来てしまいますよ。

 

 さてさて、それでは隠れっぱなしの彼を弄くりますか。

 

「因みにぃ、兄さんが聞いたのですが好みのタイプは……この辺で止しましょうか。個人情報ですし。まあ、そんな理由ですから謝罪は困らせる事になるでしょうし、何かしたいのなら手助けへの軽いお礼で良いとは思いますよ?」

 

「そ、そうですね。あくまで私個人からのお礼……そう! あくまでもあの時のお礼をしなくては」

 

 ぷぷぷー! レフィーヤ様の様子からして恋愛感情とまでは行かずと甘酸っぱい雰囲気の断片は感じますし? こういった話は横で見ているのは楽しいですからね。

 

 それはそうとエルフって面倒ですよ。

 

 他人にかまけて自分は疎かはフラグ? リリは十五歳なので大丈夫ですって。

 

 

 

 

 

「へぇ。ベルさんの好みタイプを知っているんですね。ふーん」

 

「ひぃっ!?」

 

 あれ? 今、背筋がゾッとした様な。こんな時は戦略的撤退ですよ、夢の世界に!

 

「お酒ジョッキでお願いします!」

 

 もうこーなったら徹底的に飲んで飲んで酔い潰れて寝てしまうに限りますよ!

 

 

 

「未だ新米なのに彼処まで大きな怪我も無しに進めたなんて……どんな風に教えて貰ったんだろう。気になる……兎」

  

 それと面倒な事になった気が……気のせい気のせい。

 

 

 

 

 

 

 

「ふむ。基本は身に付けているが、教えた者は短剣を主としていないな? 応用に関しては経験不足だ。対人経験は少ないな?」

 

「はい。外のモンスターや村から少し離れた場所での盗賊退治は経験しましたが、おじさんは大剣が主でしたから」

 

「それと素手での戦闘も慣れておけ、損は無い」

 

 この日、普段通りタケミカヅチ様に教えを受けている私達に混じるベルさんの姿がありました。月謝としてヘスティア様が五百万ヴァリスを一括前払いしたらしいので別にリリには不満は有りません。

 

 寧ろ月謝を払っている私達に気兼ねして断られるかもって二億の予定だった借金に五百万追加出来たので嬉しい限り。

 彼も桜花さん達との訓練で仲良くなったみたいですし……。

 

「そうそう。怪物祭(モンスター・フィリア)の日はどうなさるのですか? リリと兄さんは興味が無いので知り合い達とダンジョンに行く予定ですけれど」

 

「ちょっと興味は有るけれど、神様が戻って来なくって。僕の新しい武器を造るのを手伝っているって伝言を受けたしホームで待っているべきかなって。桜花達は?」

 

「お前達の月謝で随分と楽になったから息抜きに見て回る予定だ」

 

「ベル殿も誘いたかったのですが、その様な理由なら仕方有りませんね」

 

 ……あー、新人の頃から良い武器を使うのはって方針で其処迄質の高くない物を使ってるんでしたからね。

 失くした大剣はギルドを通して戻っては来たもののキラーアントが痛め付けて整備に出したそうですし、遊んでいる暇は無いと。

 

 まあ、二億五百万の借金に月3%(採血の代わりに単利)、呑気に遊んでいる暇は実際無くなるのですが、今は黙っておきましょう。

 

 

 そして祭り当日、太陽も昇り切らない時間にバベル前にやって来れば丁度相手もやって来た所でした。

 

「キリアもLv.6の体に慣れた頃だろう? 深層で夕暮れまで狩り続けるか?」

 

 今回の同行者はガリバー兄弟の皆さん。種族が同じという事もあってか割と親身に接して下さるのです。

 特に四つ子とはいえアルフリッグさんは長男として弟のドヴァリンさん、ベーリングさん、グレールさん達を率いる(一番モラルがあるので)長男だからか兄さんと一番話が合うみたいです。

 

「キリアもってわざわざ言ったぞ、此奴」

 

「自分だけ先にランクアップした自慢だな、此奴」

 

「感覚のズレで連携がバラバラになったのを脳筋にまで指摘されたからな、此奴」

 

「アンタレスの件はお前達が忙しくて来られなかったんだから仕方無いだろ!?」

 

 古代に大精霊が封印するしかなかったモンスターですからね。ドロップアイテムを譲っていただきましたが残る力の影響で加工に時間が掛かるそうですし。

 

 そんなモンスターとの戦いの分だけ経験値に差が生まれ、一人だけ先にランクアップしたお兄さんを小突きながら文句を言う姿は兄弟の一番上って大変なんだなって思いますよ。

 

 うちの場合は兄さんが色々言って来る側ですが。

 

 

 ミノタウロスが讃える上腕二頭筋だとかゴライアスの擬人化とかまで言いやがりますからね、この人!

 

 乙女心を何だと思っていやがるんですか!?

 

「兄さん、ちょっと叩いて良いですか?」

 

「急に何で!?」

 

「何でって……武器(これ)で」

 

 ジャラリと鎖の音を立てながらスターフォールを見せますが、耐久の貯金考えれば素手より武器を使って当たり前ですよね。

 

 

「どうせ妹に余計な事を言ったんだろう」

 

「乙女心が全く分からないからな」

 

「そんなんだから女神以外に言い寄られないんだ」

 

「童貞が」

 

「……泣いて良い?」

 

 ふーんだ! 兄さんが悪いんですからね! ほら、さっさと行きましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「し、仕方無いですね。私が案内がてら一緒に回ってあげますよ」

 

「あ、ああ、有り難う御座います、レフィーヤさん!」

 

 

 

 

 




もし前にフレイヤの所にいた場合【美神の金庫番】になっていてフレイヤの自由な行動に苦闘しつつ金策に励むポジションだったでしょう

「町娘シルの時と女神フレイヤの時、どっちが楽しいんだ?」とか聞いちゃうと思う。動揺したフレイヤに部屋を追い出された後、聞き耳を立てていたヘディンに だとよ とか言う  

オリ敵をどう出すか    キャラも定まっていないし、出るかも不明


  【神狩り】はイカれた小人族《女》 fgoの清少納言とかのフレンドリーな陽キャラ殺人鬼

手足を切り落としたキリアの腹を貫いた後、可愛そうだから抱き締めてやるぜぃ みたいなノリで油断して首をかっ裂かれて死にはした
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