転生オリ主と元棒人間による透き通る青春(?)物語   作:クロネコ@ホシノ推し

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39話 不憫な特別講師

"えっと…ヘンリー君の知り合い?"

 

気になった先生がヘンリーに質問をする。

 

「そうだな、こいつはデイブ・バンパ。俺の世界にいた奴で、とにかくやばい事に巻き込まれる事が多い不憫な奴だな」

 

「大体は君のせいでしょ!?そのせいで看守もクビになったし…」

 

「いや、それに関してはお前がちゃんと検品しなかったのが悪いだろ?」

 

「うっ…ぐぅの音も出ない」

 

"…この感じだと普通の一般人みたいだね"

 

「へぇ〜!デイブさんって外の人だったんだ〜!」

 

「まぁ…とりあえず微力ながら助太刀させてもらうよ、宜しくね」

 

 

 

 

 

◆

 

 

 

 

 

"じゃあここまでかな。何か分からない所があればいつでも聞いてね"

 

「先生と僕は基本別室にいるからね」

 

あれからデイブは先生の補佐をする副担任のような形で補習授業部の生徒達に勉強を教えていた。

俺達はというと、ミカはともかく他が教えるのは専門外なので*1、先生達の指示のもと、練習用のテストを作っていた。

 

「そういえばヘンリーさん」

 

「なんだ?」

 

「デイブさんってどういう人だったんですか?知り合いみたいでしたけど…」

 

「あ、私も気になる!デイブさん達の過去とか聞いてみたい!」

 

ユメがヘンリーに質問すると、ミカも気になったのか会話に入ってくる。

 

「そうだなぁ…やばい事に巻き込まれやすいごくごく普通の一般人だぞ?まぁ俺達の世界だと珍しいけどな」

 

「普通の人が…珍しい?」

 

「そうなんだよな。実際、刑務所脱獄だったり博物館襲撃とかが普通に起きる世界だし、俺みたいなのが普通なんだよな」

 

「えぇ…」

 

「みんなー?模擬テスト完成した?」

 

そんな話をしているとデイブが教室に入ってくる。

 

「あれ、先生はどうしました?」

 

「今、補習授業部の皆にテスト受けさせてるよ、でも誰か落ちそうな気がするんだよね…」

 

「そうですかぁ…」

 

「ねぇー!デイブさんっ!良かったら思い出話とかしてほしいな!」

 

「僕の思い出話かぁ…ロクな事ないよ…?それでもいいなら話すけど…」

 

「それなら俺も補足するから」

 

「分かったよ…じゃあ話すね」

 

そうして、デイブは自分が外の世界にいた頃の過去の話を話し始める…。

 

 

 

 

 

◆

 

 

 

 

 

数年前

アメリカ 西メサ刑務所

 

やぁ、初めましての人は初めまして。僕はデイブ・パンパ。西メサ刑務所に勤めたばかりな警察だよ。早くいい仕事をしたいなぁ…!そう考えながら歩いていると部屋に『FRAGILE』と書かれたダンボールが置いてあった。

 

「あっ、荷物のお届けかな?」

 

「おい、デイブ!」

 

「はい!今行きます!ヘンリーとかっていうヤツ宛に荷物が届いていますよ」

 

「本当か?全く荷物届けは最高だぜ」

 

それから先輩であるルパートさんと一緒に荷物を届けに行ったんだ。いつものようにルパートさんはからかっていたけど…。「釈放だ」なんて、ちょっとやりすぎな気もするような…。

 

それに急いで荷物を渡したせいでロクに検査もできなかったし…。まぁ、でもここの脱獄率は滅多にないし大丈夫でしょ!

 

 

 

 

◆

 

 

 

 

 

「囚人が脱走してるぞー!」

 

「1階にいるぞ!逃げられる前に捕まえるんだ!」

 

どうして…。

 

おかしいよ!どうしてこのタイミングで脱走なんてするのさ…ま、まぁでもまだ脱走したばかりだし、すぐに捕まるh…

 

「ヘンリー・スティックミンが…脱獄しました!」

 

「嘘だろ!?入口付近には警備を厳重にしてたはずだろ!?」

 

「それが…」

 

「なんかあったのか!?」

 

「一斉射撃をマトリックスで避けられたらしく、そのまま…」

 

そんなぁ…。

 

 

 

 

◆

 

 

 

 

 

数週間後…

 

あれから囚人を脱走させた責任を取らされて看守をクビにされちゃったよ…。いやだって…!あんなピンポイントで脱走するなんて思わない*2じゃんか!

 

今はどうしてるかって…?なんとか立ち直って博物館の夜間警備員をやってるよ。

 

「それでね、あのケーキに何か入ってたらしくて、ソイツは、えっと…ソレを使って脱走したみたいで…」

 

「…」

 

「それでクビにされちゃったんですよ、最悪ですよね…?」

 

「…」

 

「はぁ…やっぱり僕なんて…」

 

「あー…」

 

「え?」

 

「頼むから…静かにしてくれ」

 

職場の人とも上手くいかないみたいです…。

 

「あっすみません、えっと、ちょ、ちょっとお話ししたくて」

 

「だってホラ、僕達、パートナーだs…」

 

ブゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥン!!

 

「あぐっ…」

 

「え?」

 

カートさんと話をしていたら突然飛行船の模型がカートさんの頭部に目掛けて急に飛んできたんだ。

 

「や、やばいやばい!!」

 

そう言いながら僕は他の警備員がいる場所に逃げるように走ったんだ。ダイヤがあるフロアがあるからそこに行けば誰かいると思ってね。

 

「は、早く報告をしない…ブッ!!」

 

ただ…あんまり慌てすぎてたから前を見てなくて支柱にぶつかって気絶しちゃったんだよね…。それからは覚えないなぁ…。

 

 

 

 

 

◆

 

 

 

 

 

「どうしてこんなことになったんだ…」

 

僕はどういう訳か、悪名高いマフィア組織『トップハットクラン』に捕らえられたみたいで飛行船の牢屋に閉じ込められている…。本当にどうして…?

 

気絶してからの記憶が曖昧で、捕まった原因とかが分からないんだよね…。本当にどうしよう…。

 

「…いよいよ死んじゃうのかな」

 

そう思っていると誰かが入ってくる。小さい窓ガラスだからあまり見えなかったけど、トップハットのヤツではなかった。それにどこかで見たことあるような…。

 

その時、手元に光るものが見えたんだ。よく目を凝らして見たらそれはカギだったんだ!

 

「ねぇ、君カギ持ってるよね?よかったらこの扉開けてくれない?」

 

「まぁいいが…バレないようにしろよ?バレたら色々困るし」

 

その後、ヘンリーが扉を開けてくれたお陰で何とかなったんだ!

 

「ありがとう!」

 

「気にすんな」

 

その後、僕はバレないようにどうにかして飛行船から脱出しようとしたんだ。ただ、飛行船にいる以上、飛んでいるわけだから苦労したけどね…。

 

 

 

 

 

 

◆

 

 

 

 

 

「…って感じかな」

 

「大変だったんですね…」

 

「ゲヘナよりやばいじゃんそこ!」

 

「ちなみに最後以外はヘンリーさんが原因なんだけどな…」

 

「俺は悪くねぇ」

 

「君が絶対悪いでしょ!?」

 

そんな話をしてたら、先生が涙目で教室に駆け込み、追試確定という報告をしてきたのはまた別のお話…。

 

*1:
ユメは成績が悪く、ヘンリーは論外なため

*2:
元を辿ればプレイヤーのせい




先:追試確定だよぉ!!

ミ:えっと…誰が不合格…?

先:アズサとコハルだよ…

レ:(あれ、ハナコはちゃんとやったんだ…)

という訳でまた次回!

どういう話が見たいですか?

  • はよ本編描けぇ!
  • ヘンリーキャラ達がメインの話
  • アビドス以外の学校関連の話
  • それ以外(ある場合は感想にどうぞ!)
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