転生オリ主と元棒人間による透き通る青春(?)物語   作:クロネコ@ホシノ推し

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最近戦闘シーンが描きたくてウズウズしている作者です。
という訳で頑張って進めていきます!

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40話 本当の黒幕

補習授業部が追試…いや合宿が決定した次の日、俺と先生、そしてヘンリーさんはナギサ達に呼ばれてティーパーティーのテラスに呼ばれていた。

 

「お疲れ様です、先生。そしてレイさん達も…補習授業部の方はいかがですか?」

 

「まぁこう言ってはいるが、話は既にミカから聞いているよ。どうやら上手くいかなかったみたいだね」

 

"うん…皆頑張ったと思うんだけどね…"

 

先生は明らかに合格をさせる事が出来なかったせいか、かなり気を落としている…。でも原作よりかはマシなんだよなぁ…。

 

「そういえばミカさんとユメさんは?」

 

「あいつらなら補習授業部の奴らを合宿場に連れて行ってる所だ」

 

「そうですか…可能であれば二人も一緒であれば良かったのですが…」

 

そう言うと、ナギサは俺に向かい、話しかけてくる。

 

「レイさんに…1つ聞きたいことがあるんです。大丈夫でしょうか?」

 

「大丈夫だけど…何について聞きたいんだ?」

 

「以前、ミカさんが裏切り者ではないと言っていたのを覚えていますか?」

 

「覚えてるけど、それがどうかしたか?」

 

「率直に聞きます…」

 

 

「ミカさんを騙した黒幕を…教えてほしいのです」

 

 

ナギサから言われた質問の内容に、俺は一瞬固まった。探してほしいとかそういう事を言われるもんかと思っていたから。

 

「ちなみになんで黒幕を教えてほしいんだ?」

 

「エデン条約締結を妨害する相手を…知っておきたいんです。それに…

 

大切な幼なじみを騙した人を…許せないんです」

 

 

…なるほどな、原作だとあんまり見なかったけど、ナギサも許せなかったんだろうな。実際聴聞会でセイアと一緒に危険に晒しても庇ってるくらいだったからね。

 

でも…教えた方がいいのか…?話すって事はつまり未来を教える事になる。話した結果、この先で原作にはないイレギュラーが発生したら対応できるか分からないし…。

 

「…」

 

それから数分経ち、俺は決断をした。

 

「…分かった、それなら話すよ」

 

俺は未来を…エデン条約編の黒幕について話していくことにした。

 

 

 

 

◆

 

 

 

 

 

「エデン条約を妨害しようとしてくるのは元々トリニティ領内に自治区があった分派の1つだ。ナギサとセイアは分かるか?」

 

「まさか…アリウス分校ですか!?」

 

"アリウス分校…?"

 

俺が言った話に、ナギサは驚き、先生は詳しく聞いてくる。

 

「アリウス分校…過去にトリニティから激しい弾圧を受けて自治区から撤退した分派の1つ。補習授業部にいるアズサは元々そこ出身なんだ」

 

「あいつそこ出身だったのか…」

 

「…だけど、全員が全員犯人って訳じゃないんだ」

 

「どういうことだい?」

 

「『Vanitas Vanitatum Omnia Vanitas』この思想を生徒達に洗脳させたヤツが黒幕ってわけ」

 

「バニタス?ちなみに聞くが、その言葉の意味は?」

 

「『全ては虚しい。どこまで行こうとも、全ては虚しいものだ』です。そいつは…アリウスの生徒達に虚無感と憎しみを植え付けて正当化させたんだ」

 

"酷い…!なんでそんなことを…!"

 

その言葉を聞いた先生は怒りに震えていた。

 

「そいつの名前はベアトリーチェ。外部の人間だけど、アリウス分校の生徒会長をやってる。アリウスの生徒達の事は道具としか思ってないんだろうな」

 

「なんてやつだ…」

 

"許せない…!"

 

「道具のように使われているなんて…」

 

「ミカがアリウスの生徒達と仲良くしたいと言っていた理由が少し分かった気がするね…」

 

俺が黒幕であるベアおばことベアトリーチェについて説明すると、ヘンリーさんは困惑、先生は怒りに震えており、ナギサは黒幕よりアリウス生徒の現状に悲しんでおり、セイアはミカの過去の行動の理由を理解していた。

 

「正直今どうにかしたいとか思ってるかもしれないけど、本格的に動いてくるのはエデン条約を調印する時まで動かないからそれまでは下手な行動は出来ない…」

 

「じゃあ…どうすればいいんだい?」

 

「補習授業部の方が終わり次第、対策会議を立てる。G.C社、アビドス、ゲヘナ、トリニティで協力しないとまずいことになるしな」

 

「まずいこと…ですか?」

 

「それは会議の時に話す、とりあえず今は補習授業部の方が終わってからにするよ」

 

そう言い、ティーパーティーのテラスで行われた小さな会議は終わった。

 

 

 

 

 

◆

 

 

 

 

 

「明日から合宿か…早く終わるといいんだが」

 

「そうですね…」

 

俺達は話し終えた後、先生と別れてトリニティ自治区を歩いていた。

 

「や、やめろォ!こっちに来るな!」

 

ドォン!ドォン!ドォン!

 

すると、どこからか銃声が聞こえてくる。音的にそんなに遠くはないみたいだ。

 

「こんな時間に銃声?キヴォトスもやばいもんだな…」

 

「言ってる場合ですか!?早く銃声が鳴った場所に行かないと!」

 

 

 

 

◆

 

 

 

 

 

「銃声をしたのはここら辺なはずだが…」

 

俺達が銃声が聞こえた場所に向かうと、そこにいたのは…。

 

「あの時の…相打ちにさ…れた復讐の…つもり…か…?」

 

「…」

 

ドォン!!

 

トドメを刺された茶髭の男性に、$マークのネックレスをつけたシルクハットを被っている男性がそこに立っていた。

 

「なっ…!殺しやがったぞこいつ…!」

 

「…!」

 

俺達はすぐに戦闘体制に入ろうとした瞬間、目の前の男性が

 

ブォン!!

 

背中からジェット付きのウイングを展開し、どこかに飛んでいってしまった…。

 

「ウイング…?どっかで見たことあるようなやつだったな…」

 

「死んでる…。眉間に左胸…急所を狙って撃ってるけど…誰なんだ…?」

 

そう考えていると、スマホの通知音がなる。通知主はデイブさんからだ。

 

 

レイ君、ヘンリーへ

 

トリニティ自治区…かな?そこで見覚えのある

人影を見かけたよ。

 

シルクハットを被った集団がいたんだ。

申し訳ないけど少し時間をくれないかな?

 

 

少し不穏な空気が漂うような…そんな感じがした。




$マークのネックレスをつけたシルクハットを被る男…。
一体誰なんだ…!?

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