泡沫浄瑠璃:秤金次の同級生が呪われて死ぬまでの話   作:天狗猿

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肆:意志(二〇一七年、七月)

東京の空は、暴力的なまでの青に塗り潰されていた。

湿度は飽和点を超え、粘りつくような熱気が大気を重く停滞させている。

アスファルトから立ち上る陽炎は、高専の古びた木造校舎を蜃気楼のように歪ませ、視界を油絵の具のように溶かしていた。

セミの鳴き声はもはや情緒的な季節の音ではなく、鼓膜を削る音響兵器に近いノイズと化し、その重苦しい熱量は肺の奥まで、まるで汚泥のように侵食してくる。

高専のグラウンドでは、一年生たちの鍛錬が続いていた。

木刀が空を切り裂く、乾いた風切り音。肉体と肉体が衝突する、鈍く、重い打撃音。

そして時折、大気が軋むような異様な圧力が生じる。特級過呪怨霊・祈本里香の「気配」。

それは澱んだ大気の中に、深海のような超高圧の呪力を、非情な質量として撒き散らしていた。

乙骨憂太は、額から滴り落ちる汗を拭う暇もなく、禪院真希が振るう大刀の、苛烈な連撃を辛うじて受け止めていた。

 

「……おっ、五条だ。隣のあいつ、誰だ?」

 

真希の言葉に乙骨が動きを止め、校舎の長い影から這い出してきた人影に視線を向けた。

一人は、目隠しをした長身の男、五条悟。

その隣には、周囲の色彩をすべて吸い取ってしまったかのような、希薄な存在感を纏った少女がいた。

呪術高専二年生、白波瑠璃。 彼女は、夏の眩い光の中でさえ、どこか輪郭が曖昧な、水底の影のような佇まいで立っていた。

 

(……泡、みたいだ)

 

乙骨は、直感的にそう思った。

触れれば容易く弾け、消えてしまいそうな危うさ。だがその表面には、何者も拒絶し、外界を滑らせる冷たい膜が張られている。

 

「どうして、こうなったの……」

 

瑠璃の内心は、やり場のない「自失」に埋め尽くされていた。

彼女の脳裏には、一時間前の出来事が、高解像度のリプレイ映像のように、無機質な明瞭さで再生される。

 

 

 

一時間前。

自動販売機で購入したアイスコーヒーの空き缶を、結露で濡れた指で、壊れ物を扱うように握りしめていた。

隣には、キャンディを凶器のようにバリバリと噛み砕く二年生担任、日下部篤也。

先日の群馬での任務。呪詛師に突きつけられた「無才」という烙印(レッテル)

そして、秤金次が見せた、あまりに眩しすぎる「個」としての熱量。

その圧倒的な差に、瑠璃の自尊心は剥離し、学生証に記された「準ニ級」という数字さえも、自らの無能を公的に証明する焼印のように感じられていた。

 

「おい、白波。あれからどうだ。体調は戻ったか」

 

「……はい。家入さんに治してもらったおかげで、傷はもう、跡形もありません」

 

「それは肉体(そと)の話だろ。俺が聞いてんのは精神(なか)の話だ。目元の隈、全然取れてねえぞ」

 

日下部は、どこか突き放すような、それでいて教育者としての冷徹な観察眼で瑠璃を射抜いた。

その目は、彼女が抱える「空虚」という名の(おり)を正確に見透かしている。

 

「いいか、白波。呪術師ってのは、正義の味方なんていう美しいモンじゃない。他人の吐瀉物を飲み込み続け、泥の中を這い回る……そういう極めて非人間的な職業だ。二ヶ月後の姉妹校交流戦がある。それに向けて、お前は一年生と練習してこい。秤や星(あいつら)は、勝手に己の『熱』を燃やして敵を焼き尽くすが、お前には決定的に基盤が欠けている」

 

「……基盤?」 「『自分が何がしたいのか』という目的。そして『何を学びたいのか』という意志の座標だ。一年坊主どもの青臭い熱量の中で、もう一度自分を濾過してこい。これは課題だ」

 

その時、休憩室の入り口から、空間を裂くような軽薄な声が飛び出した。

 

「よっ、篤也! 待たせたね!」

 

五条悟。その男は、周囲の光を屈折させるような非現実的な美貌を湛え、仕立てのいい黒の衣服に身を包んで立っていた。足音一つ立てず瑠璃の前に立つと、目隠しの奥から、不可視の「六眼」によるレーザーのような視線を浴びせた。

 

「君が白波瑠璃ちゃんか。よろしくね、学長から話は聞いてるよ。僕は一年担任の五条悟。この学校で、そして呪術界(この世界)で一番強い男さ」

 

五条が瑠璃の手を握る。その瞬間、瑠璃は自身の「情報」がすべて抜き取られるような錯覚に陥った。目隠しの下にある、水晶のように澄んだ「六眼」が、彼女の神経系、呪力の流れ、そして「泡沫」という呪力の構造を、一瞬でスキャンし、最適解を算出したかのような感覚。

 

「へぇ……。いいね、君の中の空虚、使い道は一つじゃないよ。僕に付いてきな」 五条が目を細め、口角をわずかに上げる。

 

 

 

 

「……というわけで! 交流戦を控えた白波瑠璃ちゃんが今日一日、君たちと一緒に修行することになったから!」

 

グラウンドに五条の声が響き渡る。真希が肩に担いだ練習用の薙刀を地面に突き立て、鼻を鳴らした。

 

「交流戦か。もうそんな季節だな。……ってか悟、こいつ誰だ? 二年にあんなのいたか」

 

「瑠璃は優太と同じホヤホヤの編入生さ。よろしくやってよ」

 

「あの、交流戦って……何ですか?」 乙骨が、首を傾げながら控えめに尋ねる。

 

「優太は知らないのも無理ないか。東京校と京都校、二つの高専の学生が呪術で殺し合わない程度に競うイベントだ。基本は二年生がメインの行事だがな。」

 

「今年の京都校は二年生が三人、三年生が一人で四人かな。まあ、例年通りの規模だね」

 

パンダが、毛皮を揺らしながら解説を加え、五条が補足する。

 

「へぇ、意外と多いんですね……。二年生の皆さん、頑張ってください」

 

他人事のように、乙骨が少しだけ安堵したような表情を浮かべた。しかし、五条の目隠しの奥が不気味に光る。

 

「優太、何他人事みたいに言ってんの? 東京校(うち)からは人数合わせで、特級の君も出すよ」

 

「!?」

 

乙骨の顔から血の気が引く。背後に立つ里香の気配が、彼の困惑に呼応してドロリと揺れた。

 

 

 

 

演習が始まった。

まずは肉体の基礎練成。グラウンドを数十周駆け抜ける周回。

呪力は使わず、あくまで肉体の基礎を作るための訓練だ。

数ヶ月前まで普通の学生だった瑠璃が必死に足を動かし、真希に追いつこうとする。

しかし、真希の生身の筋力が生み出す爆発的な推進力には、物理的な「重さ」の差で圧倒される。真希の一歩一歩が地面を正確に捉え、弾むように加速するのに対し、瑠璃は息を切らし、次第に足元が覚束なくなっていく。

 

「真希もそれなりだが、並んで比べると瑠璃の方が色々……こう、発育がいいな。肉感的なというか、女性らしい質量を感じる」

 

パンダが、走りながら瑠璃の走行フォームを分析し、無機質な声で評する。

 

「しゃけ、しゃけ」

 

隣を走る狗巻棘も、感情を殺した声で同意するように頷く。

 

「……お前ら、後で覚えておけよ。その皮、剥いでやるからな」

 

先頭を走る真希の額に青筋が浮かび、彼女の歩みがさらに加速する。

その風圧に煽られ、瑠璃は必死に食らいつくのが精一杯だった。

 

 

基礎訓練の後は二人一組の素手による組手。瑠璃の相手は真希だった。

相対した時、瑠璃の目には真希が巨大な猛獣のように映った。

天与呪縛によって呪力を一切持たない代わりに、物理法則を極限まで味方につけた真希の動線。

それは最短距離で敵の急所を貫く、鋭利な外科手術用メスのようだった。

 

先に動き出したのは真希だった。

一瞬で瑠璃の懐に入り込み、間合いを潰す。

瑠璃が後ろに飛び、泡の呪力で衝撃を逸らそうとするが、真希の指先は瑠璃の衣服のシワ、重心のわずかなブレを完璧に捉えた。

 

「甘い」

 

一瞬で視界が上下逆転する。背負投げ。

 

ドサッ、という重い音と共に、瑠璃の背中が芝生に叩きつけられた。肺から酸素が強制的に押し出され、視界がチカチカと明滅する。

 

「……かはっ、……う」

 

「あんた、自分の身を『守る』ことばっかり考えてんな。そんなんじゃ一生、世界から置いていかれるぞ」

 

真希は冷淡に言い捨てると、次の相手である狗巻に向き直った。

 

 

 

狗巻が自分と同じように真希に投げ飛ばされる様を、瑠璃は草の匂いと泥の味を感じながら、ボーッと眺めていた。

その時、休憩中の乙骨がスポーツドリンクのボトルを瑠璃に差し出した。

 

「……白波さんは、どうして高専(ここ)で呪術師を目指してるんですか?」

 

「私は……」

 

瑠璃は冷たいボトルを頬に当て、視線を落とした。

思い出されるのは、故郷の暗い部屋、母の死、そして「白波瑠璃」という名前以外、社会的に自分が存在しないという証明。戸籍のない、宙ぶらりんな「泡」のような人生。

 

「……僕も、似たようなものです」

 

乙骨は、自分の震える手を見つめて薄く笑った。

 

「六年前、里香ちゃんに呪われて……。周りの人を、何度も危険な目に遭わせました。誰も傷つけないために、自分を殺して、孤立して……。死んだ方がいいって、ずっと思ってた」

 

乙骨の語る過去は、瑠璃が抱える「無」とは対照的な、あまりに重すぎる「呪い」の記憶だった。

 

「でも、この学校に来て真希さんや狗巻くん、パンダくんに会って……。僕が生きていてもいいって、認めてもらうためにここにいます。僕にとって呪術を学ぶことは、呼吸をすることと同じなんです」

 

その言葉には、秤金次が放つ野生的な「熱」とは異なる、静かだが鋼のように硬い「意志の座標」が宿っていた。

 

「はいはい! 腹ごなしには呪力ありの腕相撲が一番!レクリエーションだよ!」

 

一年生達との昼食の後、五条がどこからか持ってきた事務机を叩く。パンダたちの強力な推薦により、乙骨憂太と、二年生代表としての白波瑠璃が対峙することになった。

 

「先輩なんだから、いいとこ見せろよ。負けたらメンツ丸潰れだぞ」

 

真希がわざとらしく瑠璃の背中を叩く。

乙骨が机の上に右手を乗せる。

直後、瑠璃の肌を撫でたのは、生物としての原初の危機感だった。

途方もない重圧。

ぬるっ、とした粘着質な、黒い泥のような呪力。

里香を顕現させていないにも関わらず、彼の内側から漏れ出す「特級」の残響が、空気の密度を変質させていた。

 

(……何これ。人間じゃない。この人……この前の呪霊や呪詛師以上に、(終わり)に近い……!)

 

瑠璃は本能的な恐怖に突き動かされ、無意識のうちに全力の戦闘態勢に入った。

ゴポゴポと水底から立ちのぼる泡のように、瑠璃色の呪力が彼女の全身から湧き出し、霧となって腕に纏わりつく。

 

「……あいつ、憂太ほどじゃないが、呪力量だけなら相当なもんだな。出力(パワー)のベクトルが違う」

 

パンダが独り言のように呟く。 五条は、一年生たちの背後で、二人の「魂」の形を静かに観察していた。

 

(……白波瑠璃。呪力量は一般的な術師の数倍…いや十数倍。そしてあの泡のような呪力特性。後は彼女が、その空虚な玉が自分の『牙』であることに、どのタイミングで気づけるかどうか……)

 

二人が手を握り合う。

乙骨の手は、驚くほど柔らかく、それでいて万力のような強固さを秘めていた。

 

「……始め!」

 

合図と共に、二人の呪力が爆発的に衝突した。

ドォン、という空気が破裂するような音が響く。

乙骨の圧倒的な出力が、瑠璃の腕を粉砕せんばかりに押し潰そうとする。

 

(なにこれ!? 腕を握ってるはずなのに、鉄の塊に掴まれてるみたい……! 逃げ場がないっ!)

 

瑠璃は即座に、腕の表面に極小の泡を密集させた。 一方、乙骨は驚愕に目を見開く。

 

(なんだ、この人の呪力……っ!全力で握り潰そうとしているのに、掌が勝手に滑っていく……っ! 力を入れれば入れるほど、反発して逃げていくみたいだ!)

 

掌から溢れ出した呪力泡。

それは潤滑剤であり、同時に境界線を曖昧にする剥離剤でもあった。

乙骨の万力のような力から、摩擦をゼロにすることで逃れようとする瑠璃。

対して、里香の余波による莫大な呪力出力によって、力ずくで腕を引き倒そうとする乙骨。

それは無敵の盾と、最強の矛の衝突だった。

静止した二人の手の平の間で、呪力と呪力が超高圧でぶつかり合い、オゾン臭を伴う火花が、青白く散る。

 

徐々に、乙骨の暴力的なまでの質量が瑠璃の腕を傾け始めた。

周囲の誰もが、乙骨の勝利を予見した。

その一瞬。 汗と共に滴り落ちた、瑠璃の濃厚な呪力泡。

それが二人の手の平の間で爆ぜた。乙骨が支えにしていた、微妙な力のバランス。

それが「滑った」。

支えを失った乙骨の体勢が、わずかに、だが致命的に前方へ崩れる。

その刹那、瑠璃は自身の全呪力を一点──乙骨の手の甲──へと集約。剥離した慣性を利用し、重力そのものを味方につけるように、一気に乙骨の手を叩きつけた。

 

「「おぉ……」」

 

「……っ、僕の負けです。すごいです、今の……」

 

真希たちが感嘆の声を聞きながら、乙骨は目を丸くし、痺れる自分の右手の平を見つめた。

瑠璃もまた、乙骨と同じように自分の掌を見つめていた。

勝利の困惑。だが、その奥底で、秤金次の熱に焼かれた時には感じられなかった、「自分の機能」が正しく作動したという確かな満足感が、火を灯した。

汗ばんだ頬に、一陣の夏の風が当たる。その風は、先ほどまでより、ほんの少しだけ涼しく感じられた。

 

 

「じゃ、次は真希とね〜。瑠璃、準備はいいかい?」

 

五条の非情な、それでいて楽しげな宣告。喜んでいたのも束の間、瑠璃の顔は、一瞬にして死人のように青ざめた。

 

 

 

 

 

訓練後の女子シャワー室。

湿り気の中に、真希の鍛え上げられた、傷だらけの背中が浮かび上がる。

真希はシャワーのしぶきを浴びながら、背後の瑠璃をちらりと見た。

ジャージを着ているときには分からなかったが、彼女の肢体は豊満で、しなやかな肉付きをしていた。

それは、呪力を一切持たない真希とは対極にある、呪力を内包するための贅沢な器だった。

 

(……本当に、デカいな、こいつ)

 

「……真希さん、なんであんなに強いんですか?」

 

髪に水を滴らせたまま、瑠璃がポツリと、独白のような問いを投げた。

 

「……お前より、飯を食って痩せてるからな」

 

「うえッ!? ……え、嫌味ですか?」

 

「冗談だよ」

 

真希はシャワーを止め、壁の鏡に映る自分を、冷徹な目で見つめた。

 

「私は実家で『落ちこぼれ』って言われてきた。父親も母親も『呪いも見えなきゃ、術式もない。あいつらは、私が呪術師に向いてないんだ』と言って、私からすべてを奪おうとした」

 

「じゃあ、なんで……」

 

「別に。私は私のやりたいことで、最強を目指す。他の誰かに、向いてるとか向いてないとか言われようが、知ったことか。……私は私を証明するために、ここにいる。それだけだ」

 

真希の言葉には乙骨と似た、それでいて孤独を力に変える峻烈な「意志」が込められていた。

 

 

 

先にシャワー室を出た瑠璃は、自販機で強炭酸の飲料を購入した。

シュワッ、と泡が弾ける音。

喉を焼くような冷たい炭酸が、彼女の内側の空虚を、ほんの一瞬だけ満たしていく。

 

「あっ、久しぶり、瑠璃ちゃん。お疲れ」

 

廊下の向こうから、任務終わりの宮國蓮と、一人の男が歩いてきた。

宮國は相変わらず、ハイライトのない瞳で飄々と笑っている。

隣の男性は、派手なニット帽の下で、親しみやすい笑顔を浮かべていた。

 

「よう、お前が白波か。俺は猪野。日下部さんの後輩だ。よろしくな」

 

「よろしくお願いします……」

 

瑠璃が短く挨拶を交わす。

昼間の熱も失せ始めて、夕方になった今。窓の外からはひぐらしの声がカナカナと鳴り響き始めていた。

今朝の日下部の言葉を思い返す瑠璃は、二人にも意を決して問いを投げた。

 

「宮國先輩と猪野さんは、なんで呪術師してるんですか?」

 

瑠璃の唐突な質問に、宮國は肩をすくめた。

 

「俺? 効率よく金を稼いで、それなりに生きて、それなりに死ぬかな」

 

一方で、猪野は少しだけ考え込み、それから真剣な目で瑠璃を見た。

 

「目標、か。俺はさ、高専で最高にカッコいい大人に出会っちゃったんだよ。七海さんっていうんだけどな。あの人に認められて、いつか隣に立って戦う。それが、俺のすべてだ」

 

猪野は「じゃ、俺、七海さんと飲みがあるから!」と嬉しそうに去っていった。

瑠璃の中で、何かが、カチリと音を立てて噛み合った。

秤の熱。真希の矜持。乙骨の切実。猪野の憧憬。

彼らには皆、瑠璃にはなかった自分自身のための「意志」があった。

逡巡の後、瑠璃は手元の炭酸水のボトルを見つめ、隣に座る宮國に告げた。

缶の中で炭酸の泡が、チリチリと音を立てて消えていく。

 

「宮國さん。……私、目標ができました」

 

「へぇ。聞かせてよ」

 

「私には、何もないんです。お母さんが死んで、行く宛もなくて……。ただ流されるまま高専に来て、勘違いしてただけの、空っぽな器」

 

瑠璃は、空き缶をきつく握りしめた。

結露した水分が、冷たい拒絶のように手のひらに伝わる。

 

「でも、私は誰にも負けたくない……だから、私にしかできないことで、私にしかなり得ない『何者』かになりたいんです。……私、自分の足で立ちたいんです」

 

俯いた瑠璃の表情は見えない。

だが、その震える声には、確かな熱い「意志」の火が灯っていた。

夕暮れの廊下には、自販機の小さなモーター音だけが、ジジジ、と絶え間なく鳴り響いていた。

 

呪術関係でR-18創作が書きたくなってきたので希望アンケートに答えてくれ。必要だろ

  • 貞操逆転で禪院家♀に引き取られるショタ
  • 宮國(≡)の女性上位ヤンデレ
  • まずは書いてる奴ある程度進めろよ原始人
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