凍てつく心ときみ   作:めりゅちゃむ

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初めての作品なので温かい目で見てくださるとうれしいです
アドバイスとか随時募集しています。。私を助けてくだち…



プロローグ

 _______目を覚ます、知らない天井、知らない場所。

 ここは、どこだ?俺はなにをしていた…?

横では女の子が目が覚めたと電話で報告している。

 

「自分がだれかおぼえていますか?」

 

「君のことは知らない」

 

「そういうことじゃないんですけど…」

 

 

 女の子はうーん、と頭を抱えてしまった。

自分って俺のことか。一人称が「自分」の子だと勝手に決めつけていた。

 

 

「自分の名前とか、おぼえていますか?」

 

「名前…海軍実験体第2501693号だ」

 

「そ、それが名前ですか…??」

 

「嘘はついていない」

 

 

 その時、ガラッとドアの開く音が聞こえ、

大柄な男が部屋にコツコツと足音の鳴らしなが入ってきた。

 

 

「記憶はしっかりしているようですね」

 

「あんたは誰だ…?」

 

「海軍の元帥を務めている、白山です」

 

 

 ………なんだと?元帥閣下?

思わず

 

「へあ…?」

 

と、素っ頓狂な声をあげてしまった。

 

 

「あんたが、元帥…?」

 

「いかにも」

 

 

 白山…聞いたことのない名前だ。

そうだ、中村元帥はどうなっている?

 

 

「中村元帥は辞めたのか?」

 

「中村元帥…?」

 

「吹雪は知らないな。中村元帥は52年前に在籍していた元帥で、老衰で亡くなられた」

 

「そうな「死んだ!?」、んですね…」

 

 

 中村元帥が死亡している!?いや、それよりも…

 

 

「そして52年前といったか!?」

 

「言った」

 

「俺は52年も寝ていたというのか…」

 

「いや、67年間眠っていたようです」

 

「はぁッ?!」

 

 

 半世紀以上を寝ていたというのか!?

深海棲艦との戦いは?近隣諸国との問題は?みんなは___生きているのか??

 

 

「あなたは山奥の洞穴で見つかった。なぜそんなところに?」

 

「…わからない。記憶が欠落しているんだ。記憶は2032年までしか覚えていない」

 

「あなたは発見時、バッテリーが破損した状態で見つかった。身体に損傷はなく、何者かによってバッテリーだけを破壊されている。そのうえ記憶も欠落…誰か心当たりは?」

 

 

 深海棲艦ならば状態はもっと最悪になっているだろう。それに記憶が消されている可能性…

となると、俺を作ったあいつらか___

 

「俺と同類か…」

 

「同類…?」

 

「…この艦娘は、何も知らないのか?」

 

「最近建造されたばかりなうえ、あの人体実験はすべての国で20年ほど前に禁止されました。最近は知らない艦娘も多いです」

 

「禁止…まぁ、あたりまえだな」

 

 

 あの実験は許されるわけがない。いくら戦況が不利であったといえ人の体をいじるような、ことは許されないんだ。

 

 今思えば、ショッカーやゴルゴムに近いクソみたいなところだった。

 

 

「海軍の書類によるとあなたは提督の任についたことがあるようです」

 

「提督…?」ズキッ

 

 頭が痛い…提督という言葉に呼応したのか…?

 

 

「勤務地は単冠湾泊地。ここであなたは大規模作戦で総指揮をとり、損失をほぼなしで作戦成功させている」

 

「単冠湾、大規模作戦…損失ほぼ、なし?」ズキズキッ!

 

 

 

すまな、い…提督…○○○○

 

 

 誰だ?俺が指揮していた艦娘なのか?まさか、大規模作戦の損失は…

なぜきみだけを思い出せた…?

 

いつか、僕を見つけてくれ

 

 記憶の中でそういう彼女の左手の薬指にはきらりと光る指輪があった。

しかし容姿が思い出せない。きみは誰なんだ?俺の、なんだ…?

 

 

「大丈夫ですか?」

 

「あ、ああ、全然だいじょばない」

 

「なにか、思い出したり?」

 

「一人の艦娘を思い出した。沈んだようだった…」

 

「…なるほど」

 

 

 脳があの艦娘を思い出そうと必死になっている。散らばった記憶をかき集め、つなぎ合わせる。しかし間違った記憶のかけらが混じる。どうやっても思い出せそうにない。

 

 

「いきなりで申し訳ないのですが、あなたにお話があります」

 

「何だ…?」

 

「あなたにはもう一度提督の任に就かせたい。現在なり手不足で軍人が足りていない状況、そこに過去提督をしていたものが現れた。私としてはこのチャンスは逃したくない」

 

「もちろん、それ相応の支援をするつもりです。どうかこの話、吞んではいただけないだろうか?」

 

「…」

 

 

 過去に艦娘を轟沈させてしまった俺に、もう一度提督がやれるのだろうか。こんな俺に…

 

_____「いつか、僕を見つけてくれ」

 

 

「わかった。その話を呑む。ただもう一度イロハを学びたい。どこかの鎮守府で研修をさせてほしい」

 

「本当ですか!すぐ研修先の鎮守府を選考します!」

 

「あ、あぁ」

 

「ではまた後日伺います」

 

 

 なんか、最初からこれだけのために来てたような感じだな。

提督か…一時期はブラック運営が目立っていたな。今はないといいが…

 

 

 

 

 

 

 

 

「う~ん」

 

 

 私は彼…海軍実験体第2501693号との会話を思い出していた

 

 あの人はほかの実験体とは違って明確な感情があった。これはほかの実験体には見られないものだ。

 私が持っている書類も閲覧不可となっている箇所もあり、彼のすべてはわからない。けれど、これだけは言える。彼はほかの実験体の一枚も二枚も三枚も上を行く存在だ。これを生かさない手はない

 

「研修先、呉鎮守府あたりに頼もうか」

 

 

 私は書類を保管室に戻し執務室へ向かうことにした

 

 

 

 

 

 

 

 

カサッ

 

 誰もいない保管室。一つの書類が棚から落ちた

 

 

 

 ・名前 ○○ ○○→海軍実験体第2501693号

 ・性別 男

 ・生年月日 2012年8月10日

 ・孤児

 ・2022年 海軍に孤児院より徴兵

 ・2027年 単冠湾泊地 司令官に就任

 ・2030年 行方不明 大規模作戦での嫁艦○○の轟沈が原因か

 

 ・手術ベース○○、○○○○

 ・数少ない成功例、半年間観察を続ける

 

 ・天大隊 使小隊 隊長 (壊滅済み)

 





どうでしょう。感想とかも、どしどし
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