ジェンティルドンナのにぃに概念 作:おっき!!!
平成後半の原作ラノベアニメでは定番だった水着回と買い物回。今のラノベは異世界転生がザラなので、ISとかはがないとか学生時代に輝かしかったあの青春が懐かしい……。いや〜、ホント憧れましたよ。同じ学生なのに……。
今回かなりのボリュームかつ、ヴィルシーナの可愛い回です。
ジェンティルは控えめです。ジェンティルの小説なのに。
誤字脱字報告、感想ありがとうございます。これからも宜しくお願いします。
府中には複合大型商業施設がいくつか存在するが、トレセン学園からもっとも近い場所が最寄り駅から2駅先に存在する。駅から徒歩一分で着く都心部では珍しくはないものではあるが、田舎民からすれば驚愕する人もいるだろう。実際、
大型ショッピングモールが元であるが、そこから後付けで様々な施設が合体し、トレセン学園に通う生徒達には手っ取り早く遊びに行ける場所のひとつとなった。
そんな場所に、本日買い出しという名のお出かけをすることになった
今日休日とあって、3人は私服を身にまとっている。それぞれ彼女達らしい服装だ。元々スタイルが良く容姿が整っているため、かなり周りから目立っている。何度かナンパ目的で声をかけられてしまい、対処に時間がかかってしまった早めに出て良かったと3人は先程胸を撫で下ろしていた。
「……それでも、やっぱり早すぎたかしら?」
「お姉ちゃんが張り切り過ぎてたんだよ?」
「……まぁ、うん。姉さんが凄い急かすから……」
「うっ、………で、でも遅れちゃ申し訳ないでしょ?男性からも何度も声掛けられちゃったんだから、ある意味良かったと私は思うわ」
「……姉さん、トレーナーさんの事だからトレーナーさんも早めに来ると思うけど。それより早いってなったら、流石に時間間違えたのかってトレーナーさん思っちゃうかも……」
「男の人って女の人よりも早く行って待たせないようにするのが優しさだって思ってるんだよ。だからあんまりその夢を壊さないであげて欲しいな」
「……シュヴァルは兎も角、ヴィブロス。貴方はどう言う目線からの指摘なのかしら………」
まぁ何かの雑誌で読んだ知識を披露したのだろうと、ヴィルシーナは思った。
偶に悪影響になるのではと考えてしまうので、早めに取り上げるべきだとヴィルシーナは決意する。
休日の朝とはいえ、駅前となるとかなり人の行き来がある。ここは集合場所にはうってつけの場所であるため、他にも集合場所として利用する人がちらほらいる。昼間だと今以上に多くなる為、早めにしておいて正解であった。
「あ、来たよお姉ちゃん」
「えっ」
「……やっぱり、トレーナーさんも早かったね」
人混みの向こうから、見慣れた顔のが現れる。いつもはスーツ姿がデフォルトである為、
「ごめん、遅れちゃったかな」
「いいえいいえっ、わ、私達が早かっただけですので!!」
「お姉ちゃんが張り切っちゃって早く着いちゃったんだよトレっち〜」
「ヴィ、ヴィブロスなんで………っ」
「そ、そうなのか?いや、遅れてないならいいんだ。いい歳こいて遅刻とか洒落にならんからね……」
「な、なんだか凄い現実味のある言い方……」
「……うん。まぁ、色々とね」
過去のヤラカシにしみじみと考え深く思う姿に、何かあったんだと思う3人。恐らく原因というか、多分そういう経験をしたのは十中八九あの人だなと同じ人物が脳裏に浮かび上がっていた。
「そうやって、私の事を悪者扱いは少々酷ではなくて?」
「……いや、誰も君の事とは言ってないよ
艶やかな髪を肩下まで伸ばし、三つ編みにして流した
「……え、じぇ、ジェンティルさん?」
「おはようございます、皆さん。本日はよろしくお願いしますね?」
「は、はい。こちらこそ宜しくお願いします……」
「?なんですの?人の顔をじっと見て」
「……いえ、その。髪を下ろすと印象が凄い変わりますね」
ヴィルシーナは驚愕のあまりあまり言葉をひり出せなかった。
ウマ娘は皆美形が多い。遺伝子的に顔立ちが良くなるよう優性遺伝としてどんな血統でも優先的に引き継ぐらしい。ウマ娘の母親を持つヒト耳の女性も、その優性遺伝子が顕著に現れるんだとか。
ジェンティルの顔立ちはヴィルシーナから見てもかなり整っていると思えた。しかし、普段髪を纏めている印象が強かった故に、珍しく髪を結っていない姿というのはとてもギャップを感じとっていた。彼女の身に纏う赤と黒のツートンカラーのサマードレスと相まって、同性ながら見惚れてしまったのだ。
「そう?別に普段と変わらないと思いますが。ねぇ?」
「……俺?いやまぁ、人前じゃあんまり髪下ろさないからね。寝る前とかだけだし。普段お団子ヘアに見なれてる人は、ちょっと驚くと思うけどな」
「……まぁ、いいですわ。私の美貌と輝きに言葉も出ないということですわね」
「有り体に言えばそうかもね。ヴィルシーナも、普段ストレートに髪流してるけど、今日は後ろで纏めてるんだね。印象変わって新しいヴィルシーナを見れた気がするよ。とても似合ってるよ」
「っ、えっ、あっ////あ、ありがとうございます……」
ヴィルシーナも今日は髪型を少しイメチェンしている。伸ばした髪を後ろで結って少しスポーティな動きやすい格好。普段の優等生たるヴィルシーナからは見られない、活発的な印象を魅せるヴィルシーナの新しい姿とも呼べる。
それに不満を抱くのは隣に立つジェンティルだ。
「は?お兄様、私今日は何も言われておりませんが?」
「……ジェンティルはほら、見慣れてるからさ」
「今日のドレスは新調致しましたの。色々と
「……絶対面白がってるよね君。……淑女たる君に、そういう清楚な格好は君の印象を強く引き立たせる。綺麗だよ、ジェンティル」
「……ほほ、ほほほっ」
後ろを向いてしっぽと耳をパタパタと動かすジェンティル。自分で誘導しておいて勝手に自爆した。
「シュヴァルはやっぱりそういう格好が似合うよね。ボーイッシュ、だっけ?あんまりトレンドとかくわかんないんだけど、とっても似合ってるよ。ヴィブロスも、今日はポニーテールじゃないんだね。なんだか、いつも活発的な妹っ感じなのに、今日はヴィルシーナと印象が真逆になってて驚いたよ。知らない3人のこと知れて良かった」
「……っ、あ、あんまりこっち見ないで……」
「わーいっ、ありがとうトレっち〜。トレっちって、髪型変えるギャップが結構好きみたいだね」
「確かにそうかも。でもほら、印象変わるじゃん。普段見てる印象と変わるから、知らない一面を見れたって思うのはちょっと嬉しくない?」
「確かにそうかもっ。トレっちが無自覚スパダリだって事分かっちゃったし〜」
「え、なにそれ。スパダリってなに?」
「……たしかに、トレーナーさんはスパダリ気質あると思いますけど……」
彼女でもない女性にやるのは素直に警戒すべき相手であるのは事実。しかし初対面ではないので、勝手に評価が上がるのみである。
ヴヴヴ三姉妹は、
「連絡くれた時は俺一人の予定だったんだけどね、丁度今日ジェンティルとも買い物の約束をしてたから。親睦を深める為にもと思って連れて来たんだ。ジェンティルはあまり同性の、異性もいないけど、友達が少なくてね。兄としては心配なんだ。是非3人には、ジェンティルの友達として色々と接してくれると嬉しいな」
「それは構いませんが、なんだか立場が兄ではなく娘の将来を心配する父親では?」
「……まあ、それぐらい心配してるんだよ。休日も誰とも遊ばず筋トレするか俺と雑談してるぐらいだから、これといって遊んでる様子もないし。特にヴィブロスは友達が多いって聞くし、ジェンティルの良い刺激になると思ったんだ」
「おぉー、ホントにパパ目線だね。でも大丈夫っ、私に任せて!!シュヴァルも手伝って!!」
「え、僕も?……あ、そっか。うん。トレーナーさん、僕もジェンティルさんと仲良くなりたいです」
「シュヴァルもありがとう。今日はよろしくな」
未だ明後日の方を向いているジェンティルを正面に向き直させ、ジェンティルの頭をポンポンと撫で叩く
「……お兄様は本当に心配性ですわね。心配しなくとも、私はお兄様が
「ダメダメ。友達は大事だよ。1人いるのと1人も居ないのとじゃ全然違うから。俺以外の誰かと話すのもいいトレーニングになるんだよ」
「同室の
「あの子はダメだジェンティル。君の教育に大変危険だ」
「……お兄様のブエナさんに対するその警戒はなんですの?」
打倒ブエナを掲げる
「まあまあっ。そんな事言わずに〜、ジェンティルさん。良かったら普段から気にしてるスキンケアとか教えて欲しいな〜?ジェンティルさんとっても綺麗だから絶対拘りとかあるでしょ〜?」
「……いえ、そこまで特別なことはしてないとは思いますが。ヴィブロスさんも、十分丁寧に手入れされていると見て取れますが?」
「ん〜、でもやっぱり、セレブリティで大人な女性って感じのジェンティルさんに是非色々教えて欲しいなって。お願いしますっ」
「ぼ、僕にも是非っ。姉さんやヴィブロスじゃ色々渡されて全然分かんなくて……」
「シュヴァちがそういう所気にしてないからだよ〜?日々のケアは何事にも必要だよ?」
「シュヴァルさんは日々の手入れをされていないの?」
「うっ、そ、そう言われると、そんなにしてない……かな?」
「……ヴィブロスさん。どうかしら?」
「ん〜、確かにシュヴァちはそこまで気を使ってないかもね〜。無頓着?って訳じゃないけど〜?私とお姉ちゃん的にはもう少し拘った方がいいかなー?って」
「……ヴィブロスさんの仰る通りよ、シュヴァルさん。手入れを怠れば、いざと言う時に最大限のパフォーマンスを発揮させることは出来ない。道具だろうと美貌だろうとなんだろうと。自身の力を最大限発揮出来るように、常に損なわず失わず欠けさせない。必要無いと決め付けていては、いつかその怠りが仇となって帰って来ますわよ?」
「って事は教えて貰えるって事ですかー?」
「……まぁ、シュヴァルさんが分からないと言うのであれば、説明ぐらいはして差上げても宜しくてよ」
「やった!じゃあ宜しくお願いしまーすっ」
「よ、よろしくお願いしますっ」
「……ちょっと。そこまで急ぐ必要はっ」
ヴィブロスとシュヴァルに両腕を抱かれてあれよこれよと連れ去られていくジェンティル。ジェンティルは
「……置いてかれちゃったけど、こっちはこっちで買い物済ませようか」
「……は、はいっ。ごめんなさい、妹達が」
「気にしないでよ。うちのジェンティルもああやって歳下とはいえ誰かに腕を引かれて年相応な事をしてるってだけでとても嬉しいから。俺こそごめんね、話してなかったとは言え、ジェンティルも飛び入り参加させちゃって」
「そ、それこそ気にしないで下さいっ。トレーナーさんが来るって事はジェンティルさんも自ずと来る事は分かってましたから。むしろ連れて来なかったら、ちょっと不安になってたかも……?」
「そう?と言っても、買い物の予定してたにも関わらず朝からトレーニングしようとしてたジェンティルを引っ張ってきただけだから、本人意志とはまた違うからね。ちょっとジェンティルには罪悪感あるけど、シーナ達がジェンティルと上手くやれてるか心配だったからさ。あの姿を見れただけでも、今日という一日はとっても価値のある日だよ」
ジェンティル達が去っていた方を見て、何処か達観した目色で微笑む
シーナは
せめて卒業してから。なんなら、卒業間近辺りで答えを付けたいとシーナは考えているが、現実はそこまで甘くない。
ジェンティルの存在は、シーナにとっての障害の一つ。レース人生でも、恋愛レースでも。
好きであるのは事実であるが、シーナにとって認めるが口外はしたくない事である。
ジェンティルの姿は傍から見ても
故に、シーナはジェンティルに対して遠慮をしているのだ。
卒業まで待つというのも、自分の気持ちがいつの間にかまやかしであったと思わせる為の行動。シーナはそれだけ、自分の気持ちがいけないことであると
果たして、それを咎める人がいるのだろうか。シーナはシーナなりにジェンティルの気持ちを応援しているのだ。自分の気持ちを押し付けてでも願う他者の想い。これ程までに美しい自己犠牲は無いだろう。自分の犠牲に当たり前だと決め付けている訳ではなく、こうしなければいけないのは当然だと至極真っ当な
「でも、ジェンティルがそうであるように、俺もシーナ達と、シーナと一緒に買い物出来るって凄い楽しみにしてたんだ。合宿の買い物だけど、なんだか旅行前の準備でちょっとワクワクしない?そういうあけすけな気持ちじゃダメだって分かってるけど、どうしても日常と違う事すると期待と興奮が湧き上がってくるというか」
子供っぽいよね、なんて頬を指で掻きながら照れ臭そうに笑う
普段、大人である
しかし、目の前にいる
無論、
しかし、当の
だから、
そう思ってしまった時、シーナの気持ちはより顕著に出てくる。
確かに、トレーナーと担当という関係性を崩せないこれから数年ではあるが、自分の気持ちに蓋をしてまで隠す必要は無いのでは無いのだろうか。アピールしても、問題無いのでは無いだろうか。
まるで悪魔の囁きの様に、ぽんぽんと良くない感情が浮かび上がってくる。これを果たして良くない感情と片付けてしまっていいのか、なんて考えはシーナには今のところ持ち合わせていないが、もし本当にチャンスがあるのならば、と思うだけで、余計に感情はとめどなく溢れてくる。
正直好きだ。好きで好きで堪らない。
しかしまだ早い。シーナは心の中で何度も何度も早いと言い聞かせる。まだダメだ。今そんなことを言ってしまえば、今後のレース人生に大きな影響を及ぼす。
「……いいえ。私も、そんな気持ちになります。去年までは2人っきりで様々なトレーニングや勉強をしてきましたから。こうして、イベント毎のような大きなもようし事には、私も自然と期待と興奮が込み上げてきます。……特に、トレーナーさんと一緒に、って事とか」
「やっぱり、俺だけじゃなかったか。俺も、せっかく長年付き合いのある君とこうしてイベントに参加出来るってとても嬉しいよ、シーナ。君の勝利のために、この合宿で学ぶことを全て吸収して、成長していこう。俺も精一杯、君の、君達の力になるために全力を尽くすよ」
「……はいっ。ありがとうございます、トレーナーさん。……私、トレーナーさんの担当ウマ娘になれて、本当に良かった」
「ありがとう。俺も、縁とはいえ君と出会えて良かった。まだまだ始まったばかりだけど、一緒に歩んでいこう。君との約束の為に。理想の為に」
「はいっ。貴方の担当ウマ娘として、堂々と、私が掲げる願いの為に。進んで行きますっ」
込み上げてくる気持ちに嘘はない。シーナがそれをひた隠しに出来るのか。
きっと、ジェンティルの様にあからさまに表に出せばいい。
恐らく妹のような存在として見られているジェンティルと、年下であるが担当であるシーナならば、シーナの方が意識されるのは明白。しかしそれをしないのはシーナの気持ち的にジェンティルに対してフェアでは無いと考えているから。付き合いはジェンティルの方が圧倒的に長い。しかし、それでも対等な立ち位置から始めなければと思うのはシーナが真面目故の結論。
シーナは自分の気持ちを再認識するにあたり、この気持ちが溢れださないよう、優しく包み込んで懐にしまい込むのであった。
いつか、この気持ちを広げてあげられるように丁寧に。来るべき時の為に、シーナは一先ずこの久しぶりの2人っきりという空間を、噛み締めるように心の底から楽しもうと心に決めるのだった。
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買い物は綴がなく終わった。必要品は主に汗ふき用のタオルや給水ボトル、給水用のスポーツドリンクや怪我をした場合の絆創膏や湿布。包帯やガーゼ、消毒液等、
2人っきりという状況にシーナはかなり緊張していたが、案外話し始めると気が付けば買い物リストに全てチェックが付け終わってしまっていた。
いつの間に、とも驚いたが、こうして楽しい時間は過ぎ去るのは早いという言葉通りの体験をして、もう少し2人っきりの時間を楽しみたかったと名残惜しいと感じるシーナだった。
シュヴァルとヴィブロスが2人っきりの時間を作ってくれただけに、
「……あの、トレーナーさん」
「ん?どうしたの、シーナ」
「……聞きたいんですけど、合宿は2週間で、各週の週末は一日休日を設けているんですよね?」
「そうだね。先生の合宿はいつもそうだったよ。シーナは一回だけ参加した事あったね」
「はい。……その時はキツくてあまり覚えてませんけど」
「……あはは、まあ合宿は追い込む事がメインだから。先生がスパルタになるのもわかる気がするけど」
それでもかなりハードだったね、なんて引き笑いの
産まれたての子鹿の様に足をガクガク疲労で震わせていた幼いシーナを思い出す2人。泣き顔で
「……それで、その。休日は皆さん海で遊ぶ事が多いんですよね?」
「そうだね。やっぱり夏休み期間中だから。学生の本分は勉学と元気に遊ぶこと。ウマ娘としてレース人生を駈ける君達でも、羽を伸ばすのは必要だって事だよ」
「……えっと。それでですね。……その、皆さん各々水着を持参してくるじゃないですか……?」
「そうだねみんな持ってきて……シーナ?」
「水着、一緒に買いに行きませんか……?」
「水着〜、水着〜」
「ヴィブロス、他のお客さんもいるだから騒いじゃダメだよ」
「分かってるよ〜。あ、シュヴァちこれこの前の雑誌に載ってたやつじゃない?」
「あ、あわっ。そ、そんな布面積少ないヤツ見せないでっ」
「これぐらい普通でしょ?ほらほらーっ」
「うわぁぁぁっ」
「……と、言うわけで、水着を買いに来たわけだけど、俺要らなくない?」
「……ふーん」
「っ」
夏休み前ともあって、水着を販売している店はかなり多く、どの店にも多くの女性が入り浸っている。
そんな中に、男である
言わずもがな、ジェンティルとシーナがその両脇を固めており、片や面白くなさそうに。片や対抗心を燃やし。二つの異なる雰囲気に場違い感と居心地の悪さに拍車がかかって、
「……まさか、ヴィルシーナさんがこのような提案をされるとは思いませんでしたわ」
「わ、私だって一介の学生ですっ。こういう遊びに興味を持つのは当たり前だと言い訳させていただきます」
「……それに俺がここにいる理由とは結びつかないよね?ここ女性用水着を売ってる店だよ?」
今にも泣き出しそうな表情で立ち尽くす
「……お兄様、今日の目的をお忘れですか?」
「……買い物でしょ?もう済ませたよ?」
「では無く。当初の私との買い物予定の話ですわ」
「……ふ、服選びと、……みず、ぎ……っ」
「はいっ。では、この場にお兄様が居らっしゃるのは当然ですわね?」
「っ!?と、トレーナーさんっ。そ、そんな約束をっ!?」
「……いやまあ妹の服選びだから、そこまでいったァああっ!?」
「……ふんっ」
ウマ娘の握力、しかもジェンティルの握力でかなり強く皮膚を摘まれた
「……拒否権、ありませんよね?」
「……じ、ジェンティルは分かる。わかるが………シーナ?君はどうして俺の腕を?」
「……っ、わ、私もっ、と、トトトレーナーさんに選んで欲しくてっ」
「……いや。俺に選んでって……、シーナの着たい水着でいいんじゃないのか?」
「わ、私は水着色々持ってますけど、やっぱりトレーナー……違う、だ、男性の意見を取り入れて見ようかなってそう思って!!」
「ど、同年代……は無理か。俺君らとかなり年の差あるけど俺の意見でいいの?」
「約十歳なんて誤差では?最近年の差婚なんて当たり前の世の中でしてよ?」
「いやまあそう言われるとそうなんだけどさ……。……なんで結婚の話出てきたの?」
「わ、私はトレーナーさんに選んでもらいたいです……。だめ、ですか……?」
腕をギュッと抱きしめ、
「……まぁ、俺の趣味趣向で良ければ、君をコーディネートしようか。まぁジェンティルにもよく付き合わされるから、多分大丈夫だとおもうけど……、気に入らなかったらごめんよ?」
「だ、大丈夫です。トレーナーさんに選んでもらうってだけでも満足ですからっ」
そう言うと、シーナは反対側に立つジェンティルに睨みを効かせる。それに気が付くジェンティルは、軽くあしらうように鼻で笑って余裕の笑みを浮かべる。
2人の雰囲気はゴゴゴッと得も言えないおどろおどろしいオーラが湧き上がっている。背後には獅子と龍の2体が互いに睨み合う様な姿が。
「……まあいいでしょう。そちらはそちらでお兄様に選んで頂ければ。私は選ばずとも、自ずと目に留まりますので」
「え、……分かりました。ではトレーナーさん。よろしくお願いします」
「……期待が重いよ」
腕を離したジェンティルは、そのままスタスタとその場を去っていった。
「とは言え、水着って言っても色々あるでしょ?ワンピースとかビキニとか。あまりこういう事に慣れてないから、よく分かんないんだよね」
「……女性水着詳しく知っている殿方は少し怖いと思いますが?」
「……そりゃそうだ」
その度にシーナの顔は真っ赤に染まり、羞恥心で倒れそうになっているのは別の話。
「……ん〜、どれもシーナに似合うな。シーナはどんな水着を着てみたいとかある?俺が選んだやつ、とかじゃなくて」
「……そうですね。あまり、その。露出が多いのは少し……。貸切とはいえ、周りの目を気にするのは少し気疲れしますから……」
「水着を着る時点で露出は切っても切り離せないとは思うが……。」
「じゃあこれとか。モノキニ……だっけ?」
胸元まで生地で隠されたモノキニタイプ。胸元は黒地のレースが広がり、ひし形に切り抜かれた生地の下から横腹とお臍が見えるが、そこまで露出は無い。モノキニとオフショルダー、ついでにハイネックを合わせた様な水着だ。
「ほら、こういう少し露出があるけど、うん。色も青いけどそこまで激しい色合いしてるんけじゃないし、……うん。シーナの雰囲気もちょっと大人に見える。こんなこと言うのもあれだけど、年相応以上にかなり発育がいい方だと思うから、シーナの綺麗なボディラインもはっきり見えていいと思うよ。……あ、目立っちゃダメなんだっけ?」
「……そ、そう言われると恥ずかしいですね」
「……でも、シーナはどうしても周りの目から見られると思うな。綺麗だし。露出減らすとなるとやっぱりスク水とかなのかな。上からパーカーとか羽織って貰うとしても……難しいね」
「いえ、そんなっ。ろ、露出は全然してもいいですっ!!トレーナーさんが似合うと思う水着を選んでいただければっ」
「そ、そう?なら、さっき見つけたこれとか」
それから
高校生とはいえ、ウマ娘である彼女達は美形中の美形。
しかし、シーナは内心バクバクに焦っていた。どれもこれも確かにいいとは思う。思うが、
つまりどういうことか。
━━━━━こ、こんな水着トレーナーさんの前でなんて着れないわよぉぉぉ!!
可愛い。確かに可愛い。似合う人にはとても似合うと思う。
しかし、シーナの頭の中では大半が羞恥心で占めている。ついで喜びで埋まっている。大好きな人にこんな水着を着て目の前に現れたらなんて言われるのか。
━━━━━やっぱり、シーナに似合うと思ってたんだ。綺麗だよ。
頭が沸騰しそうだった。熱い言葉で心がどうにかなりそうだった。自然と心拍数が上がる。顔の火照りもより高くなる。羞恥心で身悶える。
そんなシチュエーションを考えてしまう辺り、シーナは
浜辺で出会う2人。彼からかけられる水着の感想。そして言われる、君だから美しい━━━━━。
シーナの頭が沸騰手前。耳としっぽがピンッと逆立った。最早シーナにはどれを着ても同じに思えてしまう。どれを着ても絶対に褒められる。アレも、コレも、ソレも。
「……えっと、シーナ?どうかした?」
そんな表情を見て、
「……ごめん。やっぱり俺が選ぶのは辞めよう。シーナにはシーナの好みがあるわけだし、俺の好みを押し付けるのは違うよね。元に戻すよ、忘れて」
「……え、あっ、いえっ。ちがっ、違うんですっ!!」
水着を元の場所に戻そうとした
「……ごめんなさい、そのっ。ど、どれも素敵で選べないなって、そう思って……。決して、トレーナーさんの選んだ水着が気に入らなかったとかじゃなくて……。本当に、本当です。だから、この中から選ばせて下さいっ」
「……シーナ。いや、いいんだ。そう言うなら、良かったら選んで欲しいな。どれも、きっとシーナに似合うと思うから」
「はいっ。……でも、本当にどうしましょう……」
冷静になってみればどれでも褒めて貰えるだろうが、ここから1着を選ばなければならないと言うこと。そうなると、どれを選べばいいのか非常に悩む事になる。
色合いも落ち着いた色であるから、どれもシーナは気に入っている。落ち着きのある青を好むシーナは、そこまで目立つ事に興味が無い。水着もそこまでチャレンジする様な事でもないとは思っているが、
このままではまた先程の様にトリップをしてしまうかもしれないと思ったシーナは、どうとでもなれという気持ちで目を伏せて無造作に水着を掴んだ。
掴んだのはパレオ付きのクロスビキニ。紺色のビキニに透き通る白い薄手のパレオが夏の涼しさを魅せるセクシーな水着だ。
「これにする?」
「う、……は、はいっ」
選んだのだから仕方ない。素直にこれを着よう。ウマ娘達は常に走る為、ヒトミミの女性達のような体型や腰周りにつらつらとコンプレックスを抱く事は少ない。シーナも年相応とは思えないくびれを持つため、ダイエットしなきゃ等と焦る必要はない。あるのは、恥ずかしい穴があったら入りたいという羞恥心のみである。
シーナは一度試着室に走り込んで着替えてみる。鏡に映る自分のいつもと違う姿に、顔の熱が治まらない。
一応と、カーテン越しから
シーナは着替えて試着室から外に出る。勢いよく開かれたカーテンに、
「どれにする?」
「さ、最初に私がとったこの水着で……」
「じゃあこれを買おうか」
自然と選ばれなかった水着を戻し、購入する水着を手に取る
「え、と、トレーナーさんがお支払いをっ?」
「まあ俺が選んだものだし、日頃の感謝を込めてプレゼントだよ。ここは、大人の俺の顔立ててくれない?」
「……トレーナーさんっ」
スパダリの所以。シーナは興奮で口から好きが漏れそうだった。きっと、
歳上故にそういう事は当たり前だと思っているだろうがシーナからすれば、ヤバっカッコいい、となる。依怙贔屓フィルターで、普段の何倍にもイケメンに見える
「じゃあ他の3人とも合流しようか。この後お昼食べよう」
「はい。ありがとうございます、トレーナーさん」
「いいんだ。それに、この水着を着たら、いの一番に俺に見せてくれよ?」
「はいっ、勿論です」
試着で一度見せて貰えると思っていた
しかし、シーナはこう捉える。
━━━━━その水着姿を最初に褒めるのは俺だ。他の誰かに見せて何か言われるなんて俺が許さない。絶対に一番最初に俺に美しい君の姿を見せて欲しい。
しゅき……。シーナの口から漏れ出す好き。
「ヴィブロスとシュヴァルももういいのか?結構案外早く終わったみたいだけど」
「ん〜?気になるの〜?気になっちゃう〜?」
「……まあ気になるけど。当日見せてもらえばいいかな。はい、籠の中に入れて」
「え?お会計は別でいいですよ?」
「いいのいいの。俺からのプレゼント。合宿のやる気を出してもらうための胡麻擂りさ。合宿を頑張れば行けるが褒美なんだから、そのご褒美を用意するのも俺の仕事って訳。ささ、早く買い物済ませるよ」
「あ、ありがとうございます、トレーナーさん」
「トレっちやっさし〜♡」
すぐ近くにいたシュヴァルとヴィブロスは買い物かごに買う水着を入れていく。
後はジェンティルだけとなったが、何処にも見当たらない。ジェンティルは今日普段とは違う髪型をしている為、パッと見何処にいるのか分からない。特徴的なドーナツ型の結びは今日は息を潜めているため、多くの女性がいる店内から見つけるのは至難の業だ。
「あ、居た。会計に向かってる」
やはりというか、いの一番に見つけたのは
「おーい、ジェンティル〜。水着選んだか〜?」
その姿は、まるで見つかってしまったと言わんばかりの姿だ。
「……あら、お兄様。そちらもご購入を?」
「ああ。君の分も会計するから、カゴに入れてくれ」
「……いえ、不要ですわ。お兄様に買って頂くのはまたの機会に」
シーナはその姿に思わず首を傾げる。いつものジェンティルらしくない。
こちらを振り向くことなく会計待ちに進むジェンティル。
「……シーナ。ジェンティルの持ってる水着、見てきてくれる?」
「……え?構いませんが。どうして?」
「……なんだか、ものすんごい嫌な予感がする。形容出来ない、不安と恐怖がひしひしと俺の背筋と胃袋を突っついてくるんだ……」
「きょ、恐怖って……。水着でそんな感想が出るなんて……。でも、分かりました。少々お待ちください」
シーナはジェンティルに近付いた。前に回り込んで、ジェンティルの進路を断つ。
「ジェンティルさん。貴方の選んだ水着、一度拝見させて頂きます」
「……何故?必要性を感じませんわね」
「トレーナーさんが物凄い嫌な予感を察知してます。どうか、見せてもらうだけでいいんです」
「……力強くでは奪いませんのね」
「貴方に力で適うはずもありません。それに、素直に見せてくだされば貴方の疑いも晴れるというもの」
「そんな疑われるようなこと、しておりませんが?」
「では、見せて貰ってま構いませんよね?」
「………」
ジェンティルはおずおずと、仕方なさそうにシーナに手の中にある水着を差し出した。
シーナはそれを手に取り、広げる。瞬間、シーナの顔は真っ赤に染まった。
「じぇ、ジェンティルさんっ!?こ、これぇっ!?」
「シーナっ、な、なにかやっぱり嫌な予感がっ」
「あああっ、トレーナーさん来ちゃダメです!!」
「えぇっ!?なんでぇ!?」
「シュヴァルっ、ヴィブロスっ!!トレーナーさんを押えてっ!!」
「はいはーいっ、トレっちお縄につけぇーっ」
「ご、ごめんなさいトレーナーさんっ。な、なんだかよく分からないけどっ、し、失礼しますっ」
シュヴァルとヴィブロスに両腕を抱き締められる
シーナはわなわなと震えながら、ジェンティルと手の中の水着を交互に見て驚愕している。
広げた水着は紐、と言っても過言では無い程の極小の布生地。大事な部分が隠れるだけの布面積。かなりエグい角度のハイレグ。黒色の生地は鼠径部からV字で胸の先端を隠し、首後ろで両端を結ぶだけ。
所謂、スリングショット。水着の中でも最も露出が高い水着が多い水着の一種である。露出が高過ぎて、場所によってはNGを食らう程の刺激が強い水着だ。ジェンティルは、そんな水着を手に持っていた。シーナが震えるのも無理は無い。
「ジェンティルさん……?これは、一体……?」
「水着ですが?何か問題でも?」
「もっ、大ありですよっ!!な、なんてハレンチな格好をしようとしてるのか分かってますか!?」
「ええ。私のこの美しい身体にはピッタリでしょう?」
「ピッ、……タリでしょうけどもっ。こ、こんな刺激的な水着、学生である我々が着ちゃいけません!!」
「別に見せつける訳でもないのですから、いいでしょう?誰も、今度の合宿で着るなど一言も言ってませんが?」
「え……?た、確かに……。じゃ、じゃあなんで……?」
「……ふふっ。
その言葉に、シーナは背筋に雷が落ちたような衝撃を受ける。
つまり、ジェンティルはハナからこの水着は一人の前でしか着ないということ。その相手が誰か、なんて考えるまでもなかった。
「だ、駄目です!!そんなのダメ!!ハレンチですっ、私達にはまだ早すぎますっ!!」
「貴方に言われるまでもありませんわよ?プライベートで何をしようが、他人にどうこう言われる必要はありませんよね?」
「そ、そりゃそうですけど……っ。でも、だからって」
「……いいではありませんか。貴方も買えば」
「……は?」
ジェンティルはシーナの手を引くと、店の端まで連れて行く。そこには、ジェンティルが購入しようとしているような、破廉恥極まりない水着がずらりと並んでいた。
シーナは思わず口を開けて驚く。
「ほら、こちらとかまだ私が買うものよりかは控えめでしてよ?」
ジェンティルが手に取った水着を見る。
一般的なクロスビキニよりもマイクロビキニに近い細い紐が目立つ水着。下もかなり際どいクロッチ部分のみで、後ろはTバック。腰を回る紐はかなり細い。ジェンティルの持つ水着よりかは際どくないが、それでもかなりの露出がある水着だ。
「……勝負水着で如何です?パーカーの下に来て、いざその時が来た時にパーカーを少し脱ぐのです。現れるのはこのような魅惑の水着姿。そんな姿を前にして、殿方は果たして己の欲望を我慢出来るのでしょうかね?」
「……よく、ぼうっ。が、がまん……っ」
「試しに、こちらは私が購入してお渡しします。いえいえ、代金はこちらが持ちますわ、当然です。ですが、分かってますわよね?」
「……わ、私を買収するつもり?」
「買収なんて人聞きの悪い。私は、ただ買ってあげようとしているだけですわ。それをどう感じどう思うかは貴方の勝手です。私は、誠意で買ってあげようとしているのですわ」
「……お兄様の事、好き、なんですものね?」
「っ、ど、どうして………っ」
「見てれば分かりますわ。勿論、私も負ける気はサラサラありませんが、同じ好意を向けている方に塩を贈るもの敬意を払っての事。同じ志を持つ者同士、頑張りましょう……とね?」
「……っ」
随分と余裕な表情だ。シーナは奥歯を噛み締めてジェンティルをキリッと睨む。ジェンティルはそんな姿にも余裕そうに笑みを浮かべ、シーナの肩を抱いて耳元でそっと囁くのだった。
「……さぁ、どうします?このまま元の場所に戻すか、私がこのまま購入するか。まあ私が勝手に買えばいい話ではありますが、せっかくのところですし、ねぇ?」
「……ぐっ、なんて人なの貴方……っ」
「あらあら?何を悩んでいらっしゃるの?ヴィルシーナさん、ただ貴方は戻す、それだけでいいではありませんか。何を戸惑っていらっしゃるの?」
そうだ。シーナがそのまま戻せばいいだけの話だ。しかし、シーナはそれが出来ない。内心物凄い悩んでいるのだ。正直欲しい。これを着れば、唐変木な
シーナの葛藤に、ジェンティルはどんどん追い込んでくる。
「……では、私は自分のだけ、買いに行きますわ。ヴィルシーナさんには申し訳ないですが、こちらの水着は元に戻させて頂きますわね」
「……っ」
「そんなに睨まないで。睨まなくとも、買って欲しいと、この水着が欲しいという気持ちを私に示してくだされば、私は一緒に買いますのよ?さぁ、どうします?」
「…………ですっ」
「……はい?何とおっしゃいましたか?」
「……ほし、いですっ」
「ふふっ、宜しいのですね?」
「……ぐっ、はいっ、よろしく……、お願いします……っ」
「ほほほっ、承りましたわ。では、お兄様への辻褄合わせ、宜しくお願いしますわね?」
そう言って、明らかに上機嫌で会計に向かうジェンティル。そんな後ろ姿を見ながら、シーナは欲望に負けたと片膝をつきたい気持ちであった。
シーナは
「……ほほほっ、良かったですわね?」
「……別に。買って頂き、ありがとうございます」
「あら、そこは素直なのですね」
「人様に購入してもらったのだから当然ですっ」
シーナは包装された袋を取り出して、手提げカバンの中に無理やり押し込んだ。ジェンティルは真っ赤に顔を染めるシーナのことを可愛らしいと思い、ついつい笑みを浮かべるのだった。
昼ごはんを終え、トレーナー室に荷物を下ろしに戻り解散となったその日、シーナは学生寮に戻って、ジェンティルから買ってもらった水着そっと出して広げてみる。
しかし、そこにあったものは。
「━━━━━はっ!?な、なんでジェンティルさんの水着がっ!?」
広げた先にあったのは、ジェンティルが購入したであろう布面積が少ないスリングショット。ジェンティルがシーナに見せていたあの水着では無く、ジェンティルが購入しようとしていた水着、その色違いの白色がそこに鎮座していた。
声にならない叫びを上げたシーナは、急いでその水着を畳んで下着が仕舞われた棚の奥底にしまい込む。
誰にも見つからないよう、誰にもこんな水着持ってるなんてバレないよう。
一先ず、明日は朝一番にジェンティルに問いただそうと躍起になるシーナであった。
くっそえっちぃ水着きてくれよォ……。2人ともぉ……。
それだけでオイラは白米一升は余裕でさぁ……。
みんなもスリングショットジェンティルを思い浮かべてみよう。大丈夫、思い浮かべるだけだから公式様のガイドラインには触れない!!はず!!