ダンまちinがらんの画眉丸   作:創作初心者

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ダンまちin画眉丸ってinの使い方あってるのかな?
間違えてそう、逆な気する。
まぁ、いいか。

解釈不一致は許してね。
名前の通り初心者なんです。


第壱話

忍としての生まれ、その人生。

 

最愛の妻との出会いで色を持ち始めた普通の日常。

 

帰るべき場所に至るために限界まで命を燃やし尽くした神怪の島。

 

押し寄せる困難を乗り越えて、罪人も処刑人も不思議な縁に恵まれて、やっと手にできた普通の日常。

 

 

そして

 

 

死後に、摩訶不思議な現象に巻き込まれて転じたこの命。

迷い込んだ世界(そこ)での出会いと別れ。

 

そうして至った今、ワシはとある日常の節目に立ち会っていた。

 

「画眉丸よ、ベルのことを頼みたい。」

 

世話になった老神は、去り際にワシにそう告げた。

森と田畑と、小村と小さな古民家……それ以外に何も無い普通だった日常の終わり際に、そう言い放った。

 

()()で最愛の妻から()()に生きることの大切さを教わった。

 

天の気まぐれか、神の気まぐれか、老神が言うには混沌(カオス)のくしゃみというやつらしいが……死の果てに彷徨い入ったこの世界で次は、様々な普通の()を知った。

酒場に募る男児どもの()()、迷宮に入る冒険者たちの()()、社会を構成する数多の職業人の()()……かく言うワシもこの世界で新たな()()の形を手に入れることができた。

 

妻がいないことに悲しみはした、今でも彼女のことを忘れたつもりもないが、それでも前へ進んだ。

 

迷うことこそ人道と見つけたり――迷わない人間などいないのだ、人の在り方は中道にこそある……友人の在り方を思い出したからだ。

なれば、悲しみに負け立ち止まることはすべきではなかった。

 

「去る気……いや送還される(死ぬ)気か。」

「――そうじゃ、そうで無いとあの子は前に進めそうに無いからの。」

 

この翁は神であった、そしてワシの主神でもある。

転生を果たし、彷徨うワシを拾ってくれた雷神の派閥(ゼウス・ファミリア)の主神であった。

10年以上も前に、終末たる黒き厄災に挑み……女神の派閥(ヘラ・ファミリア)と共に無惨にも敗れ去った。

 

かの黒竜は、天仙にも勝る威容であった。

天仙は神族や超人的な何か……神秘性を秘めた怪物だとしたら、あれは大災害そのもの、天や星の怒りの具現、人智では計り知れぬ破滅の波濤そのもの。あそこまでの為す術の無さ(どうしようも無さ)は、真仙・(リエン)を彷彿とさせる程だった。

 

「あの子には荷が重すぎる。」

「いや、ベルだからこそ為せるのだ。あの純粋な白き輝きは、最後の英雄(ラスト・ヒーロー)に至り得る。」

 

意見の相違。

 

父神とワシの意見は交わらない、平行線。

終末と相対した故に父神の考えを否定するワシの意見、どこまでも世界を知る神故に…始まりの英雄(えいゆう)を見出した神故にベルを英雄の道へ歩ませようとする父神の意見。

 

「あの子の()()を壊す気か。」

「人は変わる、あの子は英雄を目指しているのだ。あの子の()()もまた、お前と同じように移ろい新生する。」

 

普通は変わり得る。

 

忍の普通、世間一般的な普通、冒険者としての普通――3つを経験したワシには確かにそれが理解できる。

だからこそ、その言葉をワシは否定できない。

 

「なに、気にするな。あいつはゼウスとヘラ(おれたち)の子だ。そう簡単には折れはせん。」

「………………そういうものか。」

 

「そういうものだ、人間(こども)たちの人生なんてものは。」

 

父神は身を翻し、日の沈む空と真反対に歩み始めた。

広がるのは闇が蠢く深き森、夜間に深部まで進めば普段は身を潜めているモンスターどもと遭遇することもあろう。

いや、それが目的なのだろう。

 

「――父神よ。」

 

ワシはその背中を見届けて、上半身を折る。

 

「最後の言葉しかと受け取った。恩ある父神の願いならば、ワシの命にかけても遂げて見せよう。かの黒き竜王が相手になるとしても、あの白き明星を守ってみせる。」

 

「おう、頼んだぞ。」

 

そう言い残して父神は去った。

その日の晩、ワシの背中から神の恩恵(ファルナ)が消えた。

 

 

 

 

 

 

sideベル・クラネル(12歳)

 

「かはっ……はっはっはっ……!」

 

「立て、ベル。」

 

稽古……そんな生易しい言葉では表せない修行、鍛錬、訓練。

半年前、僕が12歳を迎えた頃……おじいちゃんが森のモンスターの手にかかって亡くなってしまった頃から始まった()()()さんの稽古。

 

画眉丸さんは、物心着く頃には亡くなっていた父の友人……おじいちゃんの知り合いでもあって幼い僕に色んな芸や物を見せてくれた人……そんな人の稽古で僕は今こうして――――

 

「うぐっ!……」

「鈍い、精度が甘い。」

 

毎日のようにぶん殴られている。

 

「おヌシの攻撃は軽い。(タオ)を集中させ部位ごとに込めろ、一度に使い過ぎろと言っているわけでもないぞ。」

「ふぅ――ふぅ――っ、はいっ!」

 

氣……タオ……っ!

 

手加減はしてもらえているのだけれど、それでも身体に命中すれば焼けるように痛む画眉丸さんの攻撃を極力避けながら指摘されたことを行う。

一流の冒険者たちが扱う戦闘技術……(タオ)。これは今から10年以上前に流行し始めたものだそうで、使いこなせば神様から神の恩恵(ファルナ)を受けずとも強靭な身体能力を得ることができるというもの。

当然、(タオ)を使いこなした上で神の恩恵(ファルナ)まで得たなら、さらに強くなることができる。

 

「似たような攻撃ばかりするなっ!常に相手の裏をかき、相手が嫌がることをし続けろ!」

 

僕は神の恩恵(ファルナ)はまだ受け取っていないけれど、画眉丸さんも今は神の恩恵(ファルナ)を受けていないそうで、なのに本人曰く全力ならLv3〜4くらいの芸当はできるらしい。聞けば、画眉丸さんはあの英雄の街(オラリオ)でも随一の(タオ)使いだったという。

そんな人に稽古をつけてもらえる僕はきっと恵まれているんだろうけれど――っ!!

 

「ぶへ……っ!!」

 

容赦なく殴って来るから、僕の体は度々宙を舞うのだ。

「寸止めでもいいんじゃ無いか」と訴えたことはあるが、「英雄になるならば痛みには今のうちから慣れておけ」とのこと。

当然食べたものは吐きそうになるし、連日身体中が痛いのだ。

 

午前中はずっと組手、あとは体捌きや()()()()という技の練習。

午後からはいずれ向かうことになるオラリオや迷宮についての基礎的な座学、それが終われば川や森の中で実践的なモンスター討伐や環境利用の戦術を教わる。画眉丸さん曰く、オラリオに向かうまでに少なくともLv1最上位くらいの強さに僕を鍛え上げる予定らしい。

 

僕も相当強くなったはずなのだけれど、それでもLv1とかオラリオの冒険者はどうなっているんだろう切実に。

 

日が落ちれば鍛錬はようやく終わる。

待ちに待った夕食の時間がやって来る。

 

「できる限り早く食え、迷宮の中では時間が物を言う。早く物を食らう習慣は今のうちから無意識にやっておけ。」

 

そうは言うけれど、嬉しいことに食事の時は結構判定が甘い。

疲れでボーってしてたり、フラフラすることもあるからそこら辺を配慮してくれているのだと思う。

 

関係ないけど、画眉丸さんが作ってくれる料理は彼の友人からもらったレシピだそうでとにかく美味しい。

()()()さんだったかな……?おじいちゃんとも知り合いらしいけれど会ってみたいなぁ、と思っていたりもする。

どこかで()()()?みたいなことをしているそうだけれど。

 

とりあえず、

 

これが僕の日常。

英雄願望と、少しばかりの都合のいい妄想を抱いた12歳のベル・クラネルの日常。

画眉丸さんとの約束で……オラリオに向かうのは14歳、その誕生日以降ということになっている。

 

「あと一年と半年……頑張ろうっ、頑張れ僕っ!」

 

来る出会いと、英雄への道のり……それに向けて僕はこの一年と半年を駆け抜けるのだ。

それがきっと、未来の成功につながるのだと夢見て。

 

まだ見ぬ迷宮(ダンジョン)に出会いを求めて、明日もまた………………………………

 

 

 

「もう寝たか、やらせているワシが言うのもなんだが……忍でも無い12の男児が頑張るものだな。今度好物でも作ってやるか?」

 

 

 

 




元の世界・画眉丸死

ダンまち世界へ転生(15年以上前・ゼウスヘラの時期)
一応カオスのくしゃみのバグ的なことで罪人時期の年齢と言う設定、あと年とらない。

ゼウスに入って氣を広める(冒険者全体強化)

黒竜敗北

色々あって闇派閥は暴れたが、ザルドアルフィアは暴れておらず竜の谷で隠居。画眉丸はゼウスとベルと田舎で隠居。
(エレボスをどう扱うかは今後また決めます。)

ヒロインは今んとこ作らない予定。
画眉丸は転生しようと絶対に結さん固定だと思うんです。
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