1週間も半ば、いや、終盤に差し掛かった
今夜も皆で家族のような過ごし方をしていたら来客が来た。
石崎達だ
「お前らか、何の用だ?」
「さ、裁判だけどよ...ホントに勝てるのか?」
俺はため息を吐いて石崎達を上げる
正直この部屋に上げたくなかったが立ち話もなんだし
時間もかかる
「お前ら、言った通りに敬語、先生、目上への態度をしっかりしてればいい。あとは俺がやる」
「でも嘘がバレたら」
「ああ、終わりだろうな」
カチャリとカップの音が響く。アリスちゃんは黙って聞いている
「だったら「じゃ聞くが」?」
「裁判で最もしてはいけない事はなんだ?」
「え、えっと...」
「虚偽の証言...ですね?」
沈黙を貫いていたアリスちゃんが口を開く、石崎達が答えられないだろうと恐らく答えたのかと
「そ、石崎達は既に呼び出されて殴られたという嘘の証言を作ってしまった。ならホンモノにすればいい」
「ホンモノに?」
「呼び出された。ここまでは虚偽の証言として使う、だが暴行されたという部分だけ使う。幸いにも特別棟に監視カメラはなかったのを俺も確認したからな」
そう言って取り出す写真、そこにはどこにも監視カメラなるものは映ってなかった
更には
「もちろんお前たちは正当防衛としてやられたからやり返す、という点を使え。だけど敵わずボロボロにされた。そう言うだけだ」
「は、はぁ...」
それにと言い
「嘘を本当の事にしてしまえばなんてことはない」
こうして裁判当日になり始まった
「ではこれより、先週起こった暴力事件について、審議を執り行います。Dクラス側からは2人、Cクラス側からは1人、弁護を認めます。進行は生徒会書記、橘が努めさせてもらいます」
まさか先生だけじゃなく生徒会、しかも生徒会長までもいるとはな...が、やることは変わらない
「双方、どちらの主張が正しいか見極めさせて貰います」
「よろしいでしょうか?」
「始めてくれ」
「小宮以下3名は特別棟に呼び出され殴られたと主張していますが、須藤はこれを否定、逆に自分が呼び出されたと主張。双方の主張が食い違っています。確実とされる事実は1つのみです。被害者は小宮、近藤、石崎の3名」
「殴ったのは俺でも、仕掛けてきたのはコイツらだ!お前ら俺がレギュラーになったからって嫉妬したんだろ!」
俺は心の中でため息を吐く、これ、俺がいなくても相手側の自滅で勝てるんじゃないか?とはいえアリスちゃんが一目瞭然置いている綾小路清隆がいるのは一番の想定外、というかヤバい。ジョーカーがここに来てるとは
「静粛にお願いします」
黙る須藤。その際舌打ちしていた。えっ、生徒会長の前でそんな暴挙に出ます?
「新たな証拠がなければこのまま進めます」
「議論するまでもなかったな」
橘書記が淡々と話していく中、突如として奇声?が上がった。あの堀北鈴音のだ
そういやこういうシーンあったな
あまりに溶け込み過ぎて原作とか言うのをブレイクしてた
「失礼しました...私から質問してもよろしいでしょうか?」
「会長」
「許可する」
「貴方達はどんな経緯で須藤くんに呼び出されたんですか?」
はい、来た予想通りの内容
「僕と近藤が部活終わりに特別棟に来いと言われて行きました。その際、怖かったので石崎くんを呼んで須藤くんの牽制にとしましたが...」
小宮が言う。それでいい。石崎がいる理由を聞かれたら一番危ない。この中で俺を除いたら被害者側でバスケをしてないのに怪我を負ってる理由にはならないからだ。ではなぜ石崎がいて怪我を負ったのかという話の論点ずらしで追求されかねん
それに裏で櫛田が動いてくれたおかげもある
「なるほど、分かりました。では石崎くん。石崎くんは中学時代、喧嘩に明け暮れていたそうですね」
「俺は...夢原に出会って心を入れ替えたんです...夢原の紳士的な態度、献身的な行為。それを見て俺も変わらないとって。ですので友達を守るために特別棟へ向かいました」
「発言、よろしいでしょうか?」
手を挙げて許可を求める
「許可する」
「確かにこの学園に来た時、石崎くん達はいい生徒とは呼べませんでした。暴力的...そう捉えられてもおかしくありません。ですが今のCクラス全体はまとまり、落ち着いてます。みんなが優しく、広い心で"一致団結"して上へと目指すために...それに、生徒会長。これを」
渡したのはメモリーカード。それを生徒会長に
「これは?」
「証拠のメモリーカードです。一部始終入っています」
「「「「なっ!?」」」」
誰の驚きか、もちろんこれは前、過去問を頼んだ先輩がくれたものだ。ポイントは支払っている
「橘」
「はい」
暗くなり映像が映し出される
そこには声は聞こえず、ただ暴力を振るった須藤、それに対して殴ろうとしたが須藤に攻撃され立てなくなっていた小宮、後ろから止めようとした近藤を肘打ちで攻撃し倒して最後に石崎に一撃入れた。そして去っていく...そこで映像は止まった。いや、止めた。ここから先は3人が痛みを堪えながらも喜ぶ様が入っていたので切り取った
「これを見るに生徒会側はどう判断するでしょうか?」
「これは由々しき事態だな。明らかに須藤は暴力沙汰を起こし、更には暴力での抵抗ではない3人に怪我をさせた。この結果が見て取れた。ならば結論は出た。須藤は停学、クラスポイントも減るだろう。追って学校側から連絡する」
「待ってください」
「まだなにかあるのか?夢原」
「いえ、自分ではなく坂上先生が茶柱先生にと」
「ほう?」
そう言って出したのが契約書
それは前に頼んでおいた話だ。紙で書いてくれたのは契約破棄が出来ないこのシステムを使うためだろう
「なるほど、お前たちはどう思う?」
「なっ、こんなの呑めるかよ!!」
「ではこの契約はなしになり、あなた方のクラスポイントは今の数値だと恐らく全部没収、加えて須藤くんは停学となるでしょうね」
アンタそれでも教師かと言うぐらい生徒の傷抉るな
「...サインします」
「...」
結局綾小路は動かなかったな。はてさて、まだなにか企んでいるのか。それとも....
「生徒会長、これを」
「受理した。ではこれをもってこの件を終了する。直ちに帰るように...ああ、夢原。お前は残れ」
「分かりました。お前たちまた怪我負わないように気をつけろよ?」
「「「はい!!!」」」
返事だけはいっちょ前なんだから...堀北鈴音は...唇を噛み締めていたな。そういや証人として佐倉愛理が出てこなかったが俺のメモリーカードのせいで出せばまずいと出さなかったのか...まぁどちらにせよ勝ちは勝ちだ
「それで、生徒会長。話があるんですか?」
「ああ...夢原。生徒会に入る気はないか」
「すみませんがお断りします。自分の時間も惜しい状況、アリスちゃんのためにだけ動くと決めてますので」
「えぇ!?生徒会長の誘いを断るんですか!?」
「...ではなぜ今回動いた?」
「アリスちゃんが喜ぶから...とだけ...ではこれで失礼します。もし個人的な要件でしたら可能な限り聞きますのでこの連絡先にお願いします」
それだけ言うと生徒会室を後にした
「夢原優弥...面白い男だ」
「はい、あんな献身的な人だから坂柳さんも気を許せてるんですね」
「いや、俺が言ってるのはその事ではない...場を制圧したことだ。奴は大モノになるぞ...」
アリスちゃんに勝利宣言したあと奮発して高い肉を買って帰った
翌日、クラスは動き、俺たちに50入って、Dクラスは50減っていた。龍園は大層満足だったようで
でも怪我した石崎達大変だと思うのは俺だけなのかね
オリ主から見た堀北学
「なにあの完璧超人!?」
次回、アリスちゃんと櫛田のイチャイチャタイム(俺もいるんだけどな)
誤字脱字が酷いとの事で、ストックを貯めて見直しながら長い期間かけてズラすか
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数日に1回
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これまで通りのペース
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誤字脱字は任せろ!だから書いてくれ
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ストック貯めて長い目で書こう
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ゆっくり