食材の買い物が済み、俺たち一行は自室前まで戻ると
「あ、坂柳と変態」
「こんばんは。真澄さん」
もう俺のあだ名は変態で定着してるのね
「もう新しく1人侍らせて学校生活満喫してるじゃない」
「俺はそんなつもりないんだがなぁ」
そういうと鍵を開けてみんなで中に入っていく
食材は分担して持ってるため預かって冷蔵庫にしまう
「伊吹さんや、スカートの中見えてるぞ」
「...どうせアンタは興奮なんかしないでしょ」
分かってらっしゃる。けど世間の目が許してくれませんよ
頼むから外ではやめてくださいよね
「何色でしたか?」
「言うとお思いで?」
アリスちゃんに伝えて料理を始める。手洗いを済ませ、エプロンを付けると椎名さんが手伝うと言ってきたため断る理由もなく予備のエプロンを渡す
「可愛らしいエプロンですね」
「手作りだからな」
「裁縫が趣味なのですか?」
「まぁね」
「そういやアンタの....坂柳のベッドの上にある人形、あれ手作り?」
神室が尋ねてきたがそう、アリスちゃんが名の通り不思議の国のアリスを取った存在だと認識してそれらしい動物を編んでみたのだ
「私はいいと言ったのですが趣味の範囲との事で、そこまで私は口出しするつもりはありません。それに、私も満更でもありませんし」
「まるで不思議の国のアリスのアリスね」
誰が言ったか、的を得たそのセリフはきっと今のアリスちゃんに最適な言葉なんだろう
アリスちゃんも否定しない
「お茶会もよく開いてるし確かに不思議の国のアリスだね」
「無駄話は置いておいて本題に入りましょう」
本題、それによって空気は重くなる
「まずCクラスですが龍園くんに任せましょう」
「なんで龍園なんかに」
バツが悪そうに言う伊吹、そりゃそうだ。興味のない男に任せるのは気に食わないだろう
「ですが統治制は彼が一番最適解ですよ?」
「それだったら坂柳が仕切った方がいいんじゃないの?」
「私は裏方の方が好きなので、何より危険な行動は優弥くんに止められてますので」
一斉に俺を見る皆さん。俺は悪くない
話を続けると
「Dクラスを陥落する事から始めようと思います」
「陥落ってどうやってするのよ」
神室の考えも最もだ。Aクラスは一筋縄では行かない。故に何か考えがあるのだろう
「櫛田桔梗」
ニヒルな笑みを浮かべ、怖気が走るそれは皆引いた
その一言で俺は固まった。他は挨拶にきた少女と認知してる程度だった。神室は何がなんやら知らないが
「彼女は仮面を被ってる様子でした。人は皆、表の面と裏の面。ふたつを持っているものです。その中で彼女は裏の面に大きく負の感情が出ていました」
ここまで読み取れるものなのか。坂柳有栖という存在ってすげぇ。3人とも唖然としている
「こう見えても大人との腹の探り合いは得意ですよ?」
自慢になるのか?と思うが放っておこう
「連絡先知ってるから呼び出そうか?」
「そうですね....裏の顔を焚き付けて交渉しましょう。そこから彼女との話し合いを決めてDクラスをどうするかですね。ただの駒になるか、お友達になるか」
そう話して料理を作る事にしたが
「私たちは駒とかじゃないのよね?」
「はい、大切なお友達ですよ」
笑顔で言っているが説得力がない
「お友達と言って駒じゃないでしょうね」
「そんなことはありません。お手伝いしてもらえればいいので」
チラチラと端末の画面を見せながら顔を隠すアリスちゃん
「ッッッ!それが脅しって言うんじゃない!」
「はい、アリスちゃんもそこまで、神室。手伝ってくれるか?それとも俺たちの事、嫌いか?」
ヒョイっと取り上げて頼み込む。すると
「別に...まぁ仕方なくだけど....Aクラスだけよ」
よし、受けてくれた
「これが俗に言うつんでれ、と言うものですね!私初めて見ました!優弥くんはこれを狙って「ないわ!」そうなのですか...」
「けどBクラスは難しいと思いますよ」
「そうなのか?椎名さん」
「はい。Bクラスは団結力が強いので」
困ったな...
「そこも考えてありますので。さ、ご飯の準備をしてください」
「嫁の尻に敷かれる旦那...」
聞こえてるぞ...とはいえ虚しい
石崎達から見たオリ主
「ズルい野郎」
坂柳達から見たらオリ主へ対する好感度
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純愛
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メンヘラ
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ヤンデレ