交流試合:前編
ある晴れた昼下がり。日差しが打ち捨てられたコンクリートの隙間から差し込むとある廃墟の中で、探索者は椅子に縛り上げられていた。
「ふぁ〜……」
静かな室内に、緊張感の欠片もないどデカい欠伸が響き渡る。
「緊張感無さすぎじゃないっすか?」
あまりにも堂々とした態度に呆れ果てたような声をかけたのは、黒セーラー服に『正義実現委員会』の腕章を巻いた少女──仲正イチカだった。
彼女は特徴的な糸目を細め、首をすこし傾げながら、目の前でだらしなく拘束されている探索者を覗き込む。
「そりゃ、これがガチの監禁ならもう少し緊張感持ってますけど、暇な人質役ですよ? 欠伸も出ます」
探索者は手首を縛るロープの感触を確かめるでもなく、退屈そうに肩をすくめてみせた。
「人質役って……一応これ、正義実現委員会と風紀委員会の合同訓練のシナリオっすよ? もう少しこう『助けてくれ〜!』とかリアクションしてくれないと、助けに来る側も調子狂うと思うんすけど」
「風紀委員会はだいたい私に少なからず私怨を抱いている連中が多いですからね。多分拳が飛んできますよ」
「私怨って……風紀委員会に一体何したんすか……」
「色々と因縁がありましてね…こっちとしては最善の手を尽くしたつもりなのですが……まぁ救出っていう名目で、絶対私に一発ぶち込む気満々で突っ込んできますからね」
イチカは「うわぁ」と肩をすくめ、自分を縛るロープの結び目をぽんぽんと叩く探索者に視線を戻した。
「…しかし、大胆なことしますねぇ先生も『エデン条約が締結したからゲヘナとトリニティで交流試合しよう』だなんて言い出した時には狂ったのかと思いましたわ」
そう、この拘束はゲヘナとトリニティの親睦を深める交流試合であり、ある種のサバイバルゲーム的な訓練の一環だった。
ゲームの内容はサバゲーで言う所の「フラッグ戦」。各チームに一人捕らわれた仲間を救うというシナリオであり、どちらかのチームが相手陣地にいる人質をセーフゾーンへ連れ帰るか、相手チームを全滅させれば勝利となる。
つまり現在、トリニティ側の人質を務めているのが先生。そしてゲヘナ側の人質として、探索者がこの廃墟に拘束されていた。
「……で、なんでその『奪い合われるフラッグ』が私たちなんですかね。もっとこう、ぬいぐるみとかフラッグ用の旗とかあったでしょうに」
「まぁ、『リアリティを持たせたい』という名目ですが…先生に好意的な目を向けている娘達からすれば「人質となった先生にいいとこ見せられるチャンス!」と思ってるっすね」
「そうですよねぇ……だから先生人質にしたほうが圧倒的に不利なんですよねぇ…」
「 先生が人質だったら、士気が跳ね上がって、本気の総力戦でこの建物ごと跡形もなく吹き飛ばされてたっすよ……まあ、こっちの人質でも、向こうは別の意味で殺気立ってるっぽいっすけど」
イチカは困ったような、けれどどこか楽しげな笑みを浮かべながら、外の喧騒に耳を傾けた。
「勘弁してほしいですねぇ…そう言えば戦いに出なくていいんですが?」
「監視役は必要っすから」
「皆やりたがらないですからねぇ…暇ですから」
「まあ、そうっすね」とイチカは軽やかに肩をすくめた。
「サバゲーともなれば前線でハッスルしたい子たちが大半っすから。人質の番なんて地味な役目、押し付け合いになるに決まってるじゃないっすか」
「いつもよりも痛くないペイント弾なら尚更ですね。「交流試合」と銘打ってますが、遊びの割合は大きそうですし」
「……なんでこの人、人質なのにこんなに落ち着いてるっすか?」
思わず本音が漏れ出たイチカの問いに、探索者は拘束された手首を少しひねりながら、心底楽しそうに言葉を返した。
「まぁ……拘束されることなんて日常でしたし…むしろこうロープで縛られることは結構新鮮で面白いですよ。大抵手錠が結束バンドだったので」
「日常って……普通の人間の日常に『拘束』なんて単語入ってこないっすよ。過去、どんだけ過酷なんすか……」
「まぁ半分は自業自得でしたけどね。もう半分は起きたら縛られていたが多かった『起きたら亀甲縛りされていた』とかもありましたねぇ…懐かしい」
「……いや、それはもう『日常』じゃなくて事件っすよ?」
「そうですか?」
「そうっすよ!なんでそんな遠い目してるんすか!?」
「…警察は…無能でしたから…」
遥か遠くを見るような、深すぎる哀愁を帯びた眼差しでボソリと呟く探索者。そのあまりにも悲哀に満ちた横顔に(これもうツッコまないほうが良い奴だ)とイチカの苦労人センサーが反応する。
「……あー、うん。色々大変だったんすね。それ以上は触れないでおくっす……」
引きつった笑顔でそっと視線を逸らしたイチカは、これ以上深掘りすると自分の精神衛生に関わると察し、あからさまに話題を切り替えるように愛用の銃をカチャリと構え直した。
「…足音、しかも複数人っすね……aにいる人員。yの扉前に敵勢力、後ろに援護を。挟むっすよ」
イチカは無線機に指示をいれると、『正義実現委員会の精鋭』としての鋭い顔つきに切り替わった。先ほどまでの呆れ顔が嘘のように、糸目の奥から静かな緊張感が漂う。
「了解っす。こちら人質保管エリア、軽く前進、迎撃に入ります」
淡々と無線を切ると、イチカはチラリと探索者に視線を向けた。
「どうぞどうぞ。こっちは動けませんから」
探索者はパイプ椅子に縛られた手足を少しだけ動かして見せ、他人事のようにけらけらと笑った。
「言われなくても、しっかりお留守番しててもらうっすよ」
イチカは軽く息を吐くと、探索者の座るパイプ椅子から離れ、絶妙に相手の射線を遮る位置へと滑り込んだ。
次の瞬間ドドンッ!!と音が響き渡る
頑丈なはずの廃墟のドアが、凄まじい爆音と共に内側へ吹き飛ぶ。
(それにしても…暇やなぁ…やることねぇ……)
ペイントが飛び交う戦火の真っ只中にいながら、探索者は心底退屈そうに天井のコンクリートの亀裂を数えていた。
探索者からは確認できないが、その音でイチカが鋭い身のこなしでペイント弾の嵐を掻い潜り、突入してきた生徒たちを次々と捌いていることは容易に予想できる。撃ち出された塗料が壁や床に散らばり、廃墟の中は一瞬でカラフルな大惨事へと変貌を遂げていた。
「人質を渡しなさい!」「正義実現委員会の防衛線を突破するぞー!」
ギャーギャーと叫び合いながら必死に銃を乱射する少女たち。
普通なら恐怖で身をすくめるか、命からがら逃げ惑う場面である。
(まあ、実弾じゃないだけマシだねぇ……)
(……せやなぁ…そろそろやるかぁ)
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「ふー…」
そう息をついたイチカは目の前の死屍累々…ではなくカラフルとなった風紀委員会を見つめる。
(こちらにはそこまで被害は出ていない。だけど、結構強いっすねぇ…少し評価を改めたほうが良さそうっす)
手に持った愛銃の熱を感じながら、イチカは散乱するペイント弾の跡と、塗料まみれになって倒れる生徒たちを見渡した。
「ふう、ひとまず第一波は凌いだっすね……さて、流れ弾当たってませんかね?無事っすか?」
そう言いながら、何気なく振り返ったイチカの思考がピタリと止まる。
「……え?」
そこには、パイプ椅子の手すりにだらりと垂れ下がった一本のロープと、パイプ椅子にちょこんと座っているかなり大きなクマのぬいぐるみ、そして、その下にはある紙が挟まっていた。
「…マジっすかっ!」
イチカは急いで周囲を観察する。この廃墟は逃走ルートが限られており、さらに廊下側にはたった今撃退したばかりの風紀委員会の面々が倒れている。窓枠にも人が通り抜けたような足跡や痕跡は一切残っていない。
(……足音がしなかった? いや、それどころか気配すら消えてたっすよ!? 部屋の中で戦闘が続いてたとはいえ、一体いつの間に……!?)
鳥肌が立つのを感じながら、イチカは慎重に周囲へ警戒を払い、パイプ椅子へと近づいた。
鎮座するクマのぬいぐるみは、どこか煽るような絶妙にとぼけた表情を浮かべている。その下から覗く一枚の紙をイチカが引っ張り出すと、殴り書きのような字で一言だけ添えられていた。
『そのクマは私と身長が同じぐらいです。歩きはしませんが、人質の代わりにはなるでしょう』
「歩くわけないじゃないっすか……! なんなんすかこの人質……!」
戦闘の混乱に紛れて影すら残さず消え失せ、それどころか、どこから調達したかもわからない巨大なクマのぬいぐるみを身代わりに残していくなど、常人の発想ではない。
イチカが頭を抱えていると、突如として腰の無線機から、ノイズを切り裂くような高らかなアナウンスが響き渡った。
『交流試合をしているゲヘナ、トリニティの皆さん!速報です!このフィールド内に新たな第三勢力、「Die惨陣営」が登場しました!この陣営はフィールド内にいる全ての殲滅と生存が目標であり、無差別に攻撃してきます!なお、この陣営は一人だけであるという情報です!!』
「……ハァ〜〜〜っ、あの人ほんっと……!!」
イチカは頭を抱え、天井を仰ぎ見ながら深々と溜息を吐き出した。
「人質役が飽きたからって、たった一人で第三勢力を立ち上げて全員敵に回すバカがどこにいるんすか……!」
『Die惨陣営』という酷すぎるネーミングセンスといい、単身でゲヘナとトリニティの部隊を相手取ろうという正気とは思えない行動力。
間違いない。第三陣営は探索者だ
「……あー、こちらイチカ。全ユニットへ連絡っす」
イチカは無線機のスイッチを入れると、呆れと諦め、そしてほんの少しの苦笑を交えて指示を出した。
「第三陣営は探索者。ほぼ間違いないっす。それにより、人質が等身大のクマのぬいぐるみへと置き換わりました。多分、イベントとして用意されているっぽいっすね。人質移動の際は注意してくださいっす」
軽く情報共有をするとイチカは、探索者が殴り書いた紙の裏に何か書かれていることに気づく
『小さいぬいぐるみじゃ、誰が人質を持ってるのか分からなくなるでしょう。セーフゾーンまでの護送を阻止するゲームなのに、それじゃゲヘナ側が有利すぎますのでボブを使ってください』
「ボブって名付けられてるっすよ、このクマ……」
脱力感の混じったツッコミを入れつつ、イチカはその巨大なぬいぐるみをしげしげと見つめた。
確かに、小さなフラッグや小物ならポケットに隠してこっそり運べてしまう。だが、探索者とほぼ同じ背丈を持つこの『ボブ』ならば、両手でしっかり抱え込むか背負うしかない。隠蔽は不可能。誰が人質を護送しているかが一目で分かり、否応なしに集中砲火を浴びる設計というわけだ。
「……変なところでゲームバランスに気が利くのが、最高にウザいっすね」
「…まぁ、ツルギ委員長かゲヘナの風紀委員長に潰されて終わりでしょうが」
イチカは溜息混じりにボブの頭をもう一度ぽんと叩くと、通信機を切って静かに溜め息をついた。暴走した探索者がいくら変幻自在の立ち回りを見せようと、両委員会が誇る絶対的な暴力──剣先ツルギと空崎ヒナという規格外の狂騒にぶち当たれば、一溜まりもなく圧殺されるはずだ。
そう、普通ならば
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「ふふふ〜ん♪久しぶりに得意を押し付けられるぞ〜」
そう語る探索者は、廃墟の屋上からフィールド全体を見下ろし、実にご満悦な様子で鼻歌を口ずさんでいた。
手にはどこから調達したのか、ペイント弾を装填したゴテゴテにカスタムされたSR仕様の、モシンナガン。そしてその隣には無骨なグレネードランチャーと、煙幕弾の束。
「正当な銃撃戦? チームワーク? 青春の交流戦? ……そんな甘っちょろいルールに付き合ってやる筋合いはないからねぇ。モ神様の餌食になってもらおう」
探索者は口角を不敵に吊り上げると、愛用の熱を捉える赤外線スコープ──サーマルスコープの付いたモシンを引き寄せ、慣れた手つきで屋上のコンクリート床に伏せた。
「最強の戦術で荒らしてやるよ」
探索者が語る最強の戦術。それは──
「一発目の超遠距離からの狙撃」
それは単なる攻撃ではない。
姿も見えぬ彼方から突然飛来する一撃は、ペイント弾だと分かっていても、撃たれる側に「死」を錯覚させるほどの圧力を持っている。
「……まずは、元気いっぱいな風紀委員会の皆さんに挨拶といきましょうか」
レンズの向こう側、遥か遠方の廃墟入り口付近で警戒に当たる風紀委員の生徒たちが、米粒ほどの大きさで視界に収まる。レンジファインダーで測った所距離にしておよそ500メートル。サバイバルゲームというより、もはや別の競技だ。
弾丸もこの日のためにエンジニア部へ無理を言って作り込ませた特別製。皆が使っているものではなく、風の抵抗を最小限に抑え、弾道予測を可能にする特注のペイント弾である。
「狙うは〜…やっぱ隊長クラスだよねぇ〜♪」
スコープのレティクルが、周囲にテキパキと指示を出している部隊長らしき少女の額にピタリと吸い付く。
「はい。こんにちわ〜」
引き金が、ゆっくりと絞られた。
──パァァァァン!!
静寂を突く乾いた銃声と共に、特注ペイント弾が500メートルの虚空を駆け抜ける。
直後、スコープの向こうで―部隊長の胸に、血のように鮮やかな赤の塗料が見事な大輪を咲かせた。
「ワンダウン〜♪早めにイオリとか、ハスミとかは片付けとかないと気づくだろうから報告入れられる前に殺らないとなぁ〜♪」
その語りには軽さがあるものの淡々と獲物を狙う目は本物の狩人のそれだった。
「さあて、次はどちらのお客様にいたずらしましょうかねぇ」
探索者は一切の躊躇なくモシンのボルトを操作し、排莢された小さな音とともに次の特注弾を薬室へと送り込んだ。
普通なら、この距離から一度でも撃たれれば、敵はすぐさま物陰へ身を隠す。だが、500メートルという距離は、それだけで探索者に圧倒的な情報差を与えていた。
特注のサプレッサーによって銃声は遠くまで届かず、着弾位置から射撃地点を逆算するにも、手掛かりが少なすぎる。
どこから撃たれたかすら分からず、見えない場所から、一方的に飛んでくるペイント弾
姿なき暗殺者の恐怖に呑まれた生徒たちは、右往左往しながら手近な壁の影へと逃げ惑う。
だが、射線がどこから通っているのかすら分からない状態での回避行動は、自ら射線上に躍り出るようなものだった。
「逃げる方向が逆だねぇ。そこからだと丸見え」
探索者はスコープ越しに、混乱のあまり完全に射線へと飛び出してきた二人目の標的――銀髪をなびかせて俊敏に駆け抜けるイオリの姿を捉えた。
「気づかれる前にさっさと処理処理。はい、ご苦労様」
静かに息を吐き出し、引き金を引く
──パァァァァン!!
二度目の乾いた銃声。
風を切って飛翔した特注ペイント弾は、イオリの付近へと着弾する。
「チッ…やっぱペイント弾は風に持ってかれるなぁ…」
着弾位置が逸れたことでイオリは、警戒を最大級に高めながら物陰に潜んだ。一筋縄ではいかない実力者らしい、見事な危機回避だ。
「……まあ、そう簡単に全滅させられたら面白くないですからね」
探索者は悔しがる素振りも見せず、むしろ楽しそうに笑いながらモシンのボルトを引いた。
「次は正実殴りますかなぁ…マシロのカウンタースナイプも警戒しながら〜♪」
カチャン、と薬室から甲高い音を立てて空薬莢が跳ね出され、新たな特注ペイント弾が装填される。
狙撃を外したことへの悔しさなど微塵も見せず、探索者は楽しそうに口角を吊り上げた。
一度射撃位置を晒せば、トリニティが誇る正義実現委員会の精鋭たちが黙っているはずがない。特に、あの巨大な対物ライフルを構えた少女──静山マシロの存在は、狙撃手として無視できない脅威だ。こちらの位置が割れた瞬間、正確無比なカウンタースナイプが飛んでくるだろう。
「だが、この程度の音でこの場所を気づけるほど、イカれてはないでしょう」
──パァァァァン!!
探索者は躊躇なく、間髪入れずに三度目の引き金を引いた。
風を切る特注ペイント弾。二発目の着弾位置と風向きを頭の中で照らし合わせ、ほんの僅かに照準を修正する。
「良し。ツーダウン。移動だな」
着弾を確認した探索者は、余韻に浸る間もなくモシン・ナガンを抱えて、その場から滑らかに転がり退いた。
スコープの向こうでは、完全に無警戒の正義実現委員会の胸元に鮮やかな赤塗料を咲かせて絶句している。
「ふふふ、パニックパニック♪ 狙撃の恐怖をたっぷり味わうといいね」
探索者は低姿勢のまま、あらかじめ確保しておいた退避ルートへと影のように潜り込む。一箇所にとどまり続ける愚かさは持ち合わせていない。
ズドォォンッ!!
直後、彼がほんの数秒前まで伏せていたコンクリートの床が、凄まじい風切り音と共に豪快に削り取られた。遅れて響く、腹に響くような大口径の重低音。
「おっと……あっぶね。さすがだな、着弾点の角度だけで大体の射線を出してたか」
煙を上げる着弾痕を横目で確認しつつも、探索者の表情には焦りどころか愉悦の笑みが浮かんでいた。
「だが甘い! もうそこには誰もいませんよ〜だ!」
モシン・ナガンを背負い、次は無骨なグレネードランチャーと煙幕弾の束を手に取り直す。
「さーて、狙撃手の位置もだいたい割れたことですしカウンタースナイプ狙いますか」
ニヤリと口角を吊り上げ、次の獲物が待つ潜伏地点へと滑り込んでいった。
狙撃は最強の戦術ではある。だか、その最強が続くのはたった一度の射撃のみ。
一度銃声が響き、存在が知れ渡れば、戦場は一気に「潜む暗殺者」を炙り出す狩り場へと変貌する。位置を特定されたスナイパーなど、ただの動かない的に過ぎない。
だからこそ、探索者は一箇所に留まらず、狙撃を続ける。
一箇所に留まり連射する愚は侵さない。射撃、撃破、即座に陣地転換。この鉄則を徹底して叩き込んでいるからこそ探索者はこれまで生き残れていたのかも知れない。