Fate/stay night―Innocent   作:Saika

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自分が知る聖杯戦争と違ったなかイレギュラーの連発の中で主人公たちは何を思うのか?


◆〈プロローグ1〉

聖杯――それはあらゆる願いを叶えることができる願望器。万能の器。

聖杯はここ冬木市で行われるある『戦い』を勝ち抜いた者に与えられる。

それは『聖杯戦争』と呼ばれ、聖杯を求めし者たちはサーヴァントとと呼ばれる英霊を召喚し、七人七騎で戦うバトルロワイヤルを行い最後まで生き残った、またはすべてのサーヴァントを打倒した者に与えられる。

 

冬木市では第五次聖杯戦争が行われようとしていた――

 

◆〈プロローグ〉

 

冬木市――界斗邸そこの地下ではある儀式が行われていた。

 

「素に銀と鉄。 礎に石と契約の大公。 祖には我が大師シュバインオーグ。

  降り立つ風には壁を。 四方の門は閉じ、王冠より出で、王国に至る三叉路は循環せよ」

 

   みたせ   みたせ   みたせ   みたせ   みたせ

 「閉じよ。閉じよ。閉じよ。閉じよ。閉じよ。

  繰り返すつどに五度。

  ただ、満たされる刻を破却する」

 

暗い地下空間に響くのは凛とした詠唱。

 

そこには歳にして16、17歳の少女が自分が今から戦うためのパートナーを召喚するために集中して召喚詠唱を詠っていた。

 

「――――Anfang(セット)

「――――告げる」

「汝の身は我がもとに、我が運命は汝が剣に。聖杯のよるべに従いこの意この理に従うならば応えよ」

 

今夜から私――界斗 弥音が参加することになる聖杯戦争という名の殺し合い、それに勝ち残るためにはパートナー――サーヴァントと言う使い魔を最高の形で呼び出さなければならない。

 

最高のサーヴァント、それは全サーヴァント中最もバランスが取れた『剣士(セイバー)』をよびだしたい。

 

「誓いを此処に。

我は常世総ての善と成る者、我は常世総ての悪を敷く者。」

これで最後の一節、最大の魔力を込めて叫んだ――

 

「汝三大の言霊を纏う七天、抑止の輪より来たれ、天秤の守り手よ――!」

 

地に描いていた魔法陣から膨大な光が立ち上り――その瞬間、建物が震える。物理的な被害があった理由ではない、しかし召喚された者の密度に対し建物の強度が低すぎたのだ。

 

段々と光が収まって行く中、召喚された私のパートナーはこちらに目を向けて口を開いた――

 

「・・・召喚とはこうい事か、成程。ではとおう、あなたが私のマスターか?」

 

光が完全に収まって、そこに居たのは私より少し年上というぐらいの少年と青年の間ぐらいの男だった。

背は見た目では177cmぐらいで、黒髪。顔は少し長い前髪で少ししか見えないが精悍な方だといえる、ただ一つ目立つのは前髪に隠れていてもわかる真紅の瞳だった。

 

何のサーヴァントかはわからないが腰元を縛った軍服のような長い服を着ている。

 

「・・?きこえてるか?俺を呼び出しならあなたが俺のマスターなんだろ?」

と、そこで思考を現実へと戻した。

 

「…ええ、私が貴方のマスター…よ。え…?」

 

返事を返した途端、視界がぐらつき意識が薄れていく。

 

「う…やば、魔…りょ、くが」

 

意識がどんどん沈んでブラックアウトしていく。

そして、意識が完全に消えかけたとき――

 

「おいおい、そんなんで大丈夫かマスター?」

 

そんなこえが聞こえ私の視界は完全に黒く染まっていった――




どうでしたか?〈プロローグ2〉をお楽しみに。
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