宵闇奇譚   作:シュウ2026

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第6話

東方Project二次創作

宵闇奇譚  

 

「第6話 夜雀襲来」

 

 

霊夢と都は紅魔館へと向かっていた

都は一応、ルーミアから飛行用の妖術も習っているが、飛ぶのは苦手だ

特に空中戦は壊滅的にセンスが無いと師であるルーミアから言われている

しかしそれはしょうがない事

都の基本的なスタイルは指弾&体術

打撃技がメインなのだ

打撃技は地面に足が着いている事で威力が発揮される事が多い

空中戦は踏み込みの強さを打撃に乗せる事ができないのだ

打撃技とは本来、身体全体を効率良く使う技術である

柔拳だろうと剛拳だろうと打撃の基本は踏み込みの強さと速さだ

某世界的ヤサイ人の空中戦を否定している訳ではない

あれは一撃一撃の威力が下がってる分、手数で補っているのだろう

 

閑話休題

 

紅魔館に向かう道の途中「誰かー!助けてーー!!」と言う声が聞こえてきた

霊夢と都は身構えて背中合わせになり、周りを警戒している

 

「れっ!・・・霊夢ー!!助けてよーー!!」

 

現れたのはミスティア・ローレライ

夜雀の妖怪だ

独特な形をしたロングスカート身につけている

霊夢目掛けて一目散に飛んでくる

よほど切羽詰まっているのだろう

 

「霊夢〜!見た事ない夜雀達が仲間になれ、ならなきゃ消すって襲って来るんだよ~」

 

「夜雀?あんた意外にも存在してるの?」

 

「見た事ないよ~

でもいきなり夜雀なら自分達に従えとか襲ってきたの~」

 

ミスティアは霊夢に抱きつくとワンワン泣き出した

 

「助けよ~先週の呑み代のツケ、少しまけてあげるからさ~」

 

霊夢はため息をつくと「呑み代はちゃんと払うから、都ちゃんミスティアをお願いね」と、抱きついていたミスティアを都に押し付ける

 

「み!都!?えーい!この際都でもいいよ~助けて~」

 

「みすちーさんはルーミアさんのお友達ですしね」

 

都はミスティアを庇うように立つと、「キター!あいつらだよ!!」とミスティアが空を指をさす

そこには槍と盾で武装した男の夜雀が5人?それとも5羽?がこちらに飛んでくる

霊夢達の前に降りてきた男の夜雀達の1人が「そこの夜雀を渡せば見逃してやるぞ?人間」と威圧してくる

霊夢はしれっとした顔で威圧を受け流している

さすがは博麗の巫女って事だろう

霊夢が受けてたとうとした刹那!話しかけてきた夜雀がいきなり後ろに吹き飛んだ

都が指弾を放ったのだ

電光石火で問答無用の判断だ

吹き飛んだ夜雀は気を失っている

 

「貴様ら!何をした!!」

 

叫んだ夜雀がまた吹き飛んだ

どちらも眉間にビー玉がクリーンヒットしている

残りの夜雀達が身構える

しかし都は夜雀達の槍を持つ手を狙撃、槍を次々と弾き飛ばした

夜雀達は都が何をしたのかさえ理解していないだろう

ただ何かが飛んできて武器を弾き飛ばされた

誰が何をどうやって飛ばしたのか?全く理解できないでいる

驚愕の表情を浮かべ都達を見る

それを確認した都は全くの無表情で前に出る

ゆっくり1歩1歩、夜雀に近づいて行くと夜雀達はジリジリと下がっていく

ヤニァ~と都が笑うと、「引け!」夜雀の一人が叫んだ

それに従うように3羽の夜雀は飛び去った

飛び去った方を黙って見ている都

夜雀達の姿が見えなくなった途端に振り返り「はぁ~怖かったぁ~」と一息つく

 

「嘘つけ!あんたの方がよっぽど怖いわー!!」とミスティアが叫ぶ

 

「同感だわ・・・」

 

霊夢がやれやれと言った仕草をする

 

「ルーミアさんから、言葉での脅しはナンセンスだ

本気で相手を脅したいなら無言で殴れ、それが1番怖い

相手が引いたら笑顔を忘れるなと言われてまして、実践してみただけですよ~

内心ビクビクでした」

 

「それも夜陰流戦闘術?」

 

「いいえ、将来彼氏や旦那が浮気した時の対処法と言ってました」と都が笑うと「絶対にやるんじゃないわよ」と霊夢が釘を刺す

 

「さすが宵闇ちゃんだね」

 

ミスティアは苦笑いだ

霊夢はその宵闇ちゃんと言う言葉に反応した

 

「ミスティア、あんたもあの大人ルーミアを知っているのね」

 

「うん!ルーミアが屋台で飲み過ぎて潰れると出てきて、ちゃんと支払いしてくれるからさ

あと都も知ってるよ?

昔都の修行を手伝わされたしね」

 

「修行を手伝ったの?」

 

都は印を結び、拘束の妖術を使い気絶している夜雀を拘束している

 

「手伝ったよ~

指弾だっけ?あれで狙撃されるのを飛んで逃げ回ったの

1回も当たらなかったんだ!えっへん」

 

ミスティアは胸を張る

 

「一度も当たらなかったのね・・・

都ちゃん、ホント?」

 

「あっ!はい

当てないようにギリギリで撃てとルーミアさんから言われてましたし、みすちーさんはホント早いので」

 

「宵闇ちゃん昔は大妖怪だったみたいだよ?

あの幽香が引き分けるのがやっとだったと言ってたし」

 

風見幽香は幻想郷最強の妖怪の一角と言われるくらい強い妖怪だ

その風見幽香が引き分けるのがやっとだった言うほどの実力とは一体どんな強さだったのだろうか

 

「そんな大妖怪を宵闇ちゃんってあんたねぇ」

 

「最初は宵闇さんと言ってたんだけど宵闇ちゃん自身が、チビがミスティアの事を友達だと思っている

私もそうだ

友達からさん付けはなんかおちつかない

せめて宵闇ちゃんくらいしといてくれって言われたんだよ」

 

風見幽香も呼び捨てで構わないと言っているので、妖怪とは呼び方には拘りが無いのかもしれない

 

「で、都ちゃんそいつらどうする気?」

 

霊夢が都に問いかける

都は妖術を使い2羽の夜雀を持ち上げている

 

「尋問して情報を引き出します

夜の明けない異変、幻想郷では見た事のない夜雀達、なんらかの関係がありそうですし」

 

確かに怪しいが、簡単に口を割るだろうか?

 

「できれば別々に隔離したいんですけど、どこかで部屋を貸して貰えたらいいんですけどね」

 

 

「紅魔館で交渉してあげるわ」

 

 

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