編成は次の通りである
旗艦・金剛
随伴艦・電・高波・長良・高雄・漣 の計六隻編成である。それぞれ「個性」を有しており、そのつど適材適所で対処をしている。
電「司令官さん、目標海域に到着しました。」
「了解、総員戦闘配備!」
この一声で鎮守府内の空気が一斉に緊張が高まりCIC[戦闘指揮所]に警戒アラートが響き渡り、明かりが赤灯に切り替わった。
「村上、瀬戸内海の拡大図を」
「はっ!」
すると近くの棚から海図とコマと艦隊編成シートを取り出し説明しだした。
「現在、我が艦隊は見近島を抜け、大島沖を通過中、我が艦隊の針路速度変わらずとして、このまま行けば残り135分で敵艦隊と鉢合わせします」
「敵の位置は?」
大淀「E-2Cの情報によると、中島沖に軽巡2隻、駆逐艦2隻を確認。針路・速度変わらず北に航行中。」
そこに村上が西部に素朴な疑問を問いかける。
「司令、敵の狙いは、呉でしょうか?」
「おそらく、敵の目的は工場とドッグ内の船を破壊し、混乱させる目的だろな。村上、もし敵が今の針路・速度変わらず北上したら、呉までどれぐらいかかる?」
村上は少し考えた後、コマとシートを動かし説明した。
「現在、敵がいるのはだいたいこの位置。敵艦隊がこのまま北上するとして呉までの距離約33,000km、約1時間半で呉の街は火の海になるでしょう。」
それを聞いた西部がわかったと言わんばかりの顔をし、無線を持ち命令を下した。
「達する。敵は現在呉基地に向かっているものと思われる。艦隊は、速力を最大にし、これを撃滅せよ。一匹も逃がすな!」
一同「了!!」
この時、艦隊一同が一息のみ空気がガラッと変わった。普段の彼女らから想像もできない鋭い顔になった。するとその直後金剛が、
「最大戦速!艦隊単縦陣!対水上戦闘ヨーイ!」と高らかに号令がかかった。
作戦はこうである。北上している敵艦隊よりも早く先回りし、呉の航路を横網で塞ぐように待ち構え叩く作戦である。だが悪魔で表向きの作戦であり裏目では2隻を別に単独行動させ、全滅させる作戦である。なので逃しても奥で待ち構えてる本部隊が叩く[2段階攻撃]になっている。
村上「司令、2隻だけで大丈夫なのでしょうか?」
「なぁに今更言ってんだよ。普段はあんなに可愛くて優しい娘たちが、いざ何かあれば風のように現れ鬼のように暴れ回る。いつもの光景じゃないか?」
村上「ですが、今回の敵は以前とは違い謎の赤いオーラをまとっています。恐らく強化された敵と予想されます。」
西部「だが、たかが新物だ。まともに使いこなせていない奴らに負ける娘たちじゃないさ。」
一方艦隊は敵との距離10000まで近づいていた。ここで09艦隊は二手に別れた。金剛率いる本部隊と長良・漣の奇襲部隊である。2隻が選ばれた理由として、ステルス性に優れている点と機動性に優れている点で選ばれた。
奇襲部隊の任は一つである。「見つけ次第撃沈せよ」要するに、[本部隊の所まで敵を近けるな。何があろうと殺れ。]と言う意味である。
金剛「サザミン!ナガラ!そっちはマかせマース☆」
長良「OK!任せといて!」
漣「相変わらず軽いですなぁ〜」
「漣!いっくよー!」
「アイ・アイ・サー!!」
20分後、奇襲部隊は戦闘海域に到着。敵との距離は肉眼で見えるところまで接近していた。ステルスのお陰で敵のレーダーには写っていないため、どんどん距離が近くなっていく。すると長良が漣に対しハンドサインをし、それに対し頷いて、スピードを徐々に上げていく。
次の瞬間、漣が敵軽巡の口を塞ぎ耳元に銃口を突きつけ低い声で、
「ざんねーん。」と囁いた。