また今週より主の高校が始まりましたので週1投稿ができなくなるかもしれません。できる限り早めに投稿していきますので時折見に来てくだされば幸いです
話の都合上今回少し短めです
長くなりましだが第15話、どうぞ
「明石、間宮!おめーらにやられるタマじゃねぇんだこっちはー!!」
志摩が叫ぶ。その時
「志摩砲術長!落ち着け!あと晴風乗員伏せろ!!」
と海域一帯に声がし、それに反応して晴風乗組員が伏せる
ドンドン!
付近にした、声を気にすることなく志摩がトリガーを引き、機銃から弾が発射される
「まぁそうなるか。ならば─“倉本流抜刀術”」
「「「!?」」」
さっきの声の先には刀を振る1人の青年─結城がいた
カンカンカンッ
そして志摩が撃った機銃の弾をどんどん刀で落としていく
「あー撃っちゃったねぇ…」
「なんてことしてくれたんだぁ!」
晴風艦橋では芽依やましろが志摩の明石、間宮への砲撃で絶望したり怒ったりしていた。そして機銃の残弾がなくなったことに気がついた志摩は他の銃座へ動こうとする。その時
「このド阿呆のド間抜けがー!!」
ミーナがそう叫び志摩を投げる。しかしそこは海、しかも波が高くなっているとても危ないものだった
「しまった!」
とミーナが叫び
「タマちゃーん!」
「立石さーん!」
と他の乗員も叫び志摩を探す。その時大きな波が船体にぶつかり、それによってたった飛沫から志摩が飛び出てきた
「戻ってきた!?」
「大丈夫ですかー!?」
砲雷科メンバーや艦橋メンバーが驚き、そして心配する中、
「よくぞ、ド無事で…」
とミーナは言い、
「それを言うならご無事だってば…」
と芽依が突っ込んでいた
「あ、あなたそんなところにいたの…」
と、言う幸子の目線の先には志摩のスカートのポッケの中から半身を乗り出しぐったりとした動物だった
「タマちゃーん、大丈夫ー?」
明乃がブルマーの哨戒艇の先から声をかける
「うぃ」
短く返す志摩に
「あれ、いつもの調子に戻ってる」
と芽依が言う
「聞いて!補給艦の皆は助けに来てくれたんだよー」
「!?」
明乃の言葉に気がついたましろは明石の艦橋に掲げられた信号旗を見ていた
─翌朝
「こちら、海上安全整備局安全監督室情報調査隊の平賀二等監察官」
晴風前甲板で明乃がましろに紹介する
「誠に申し訳ございませんでした!」
唐突に豹変し、抑えきれなかったとは言え当時の艦にいた最高責任者は副長であるましろのため、紹介された後倫子すぐに謝罪する
「あの、姉さん…いや、宗谷真霜がいる部署の方ですか…?」
そしてそのまま続けて質問する
「ええ、私は宗谷一等監督官の命令であなた方に接触したんです」
「シロちゃんのお姉さんってブルーマーメイドだったんだ!?」
倫子の返事に驚きすぐに返す明乃。それにましろは頷く
「海上安全整備局はさるしまの報告を鵜呑みに晴風が反乱したという情報を流しています。ですが我々安全監督室の見解は異なっています」
「え!?」
「先ほど、艦長の岬さんからも聞きましたが、晴風は自衛のためにやむを得ず攻撃したんですよね?」
「はい、その通りです」
倫子の質問にましろは毅然とした態度で答える
「そうでないと…うちらや」
「私達が」
「「晴風を守ることはないと思うよ(ばい)」」
「「「「「え!?」」」」」
唐突な言葉に明乃、ましろ、倫子だけでなく明石艦長の杉本珊瑚や間宮艦長の藤田優衣は振り返る。そこには軍服を着こなした結城と米海軍のサービスドレスブルーににた艦長服を着こなしたユウカがいた
「平賀二等監察官よな?昨日は妹が飛んだ失礼を。厳しく叱っておきましたので…あ、必要であれば謝罪もさせます」
と結城が言うと
「とんでもない!倉本中将!こちらの方が階級が下なんですから!!」
と焦ったように倫子が返す
「そ、そうかい?」
「こちらも失礼しました。副長達が銃を向けたらしく…」
「いえ、大丈夫よ。当時はそちらからしたら私達は晴風を捕らえに来たと思われても仕方ないのだから…」
ユウカの方の謝罪にも丁寧に返す倫子
「そうだ…今回攻撃した生徒は?」
思い出したように倫子は明乃へ質問する
「とりあえず拘束しています。すみません。普段は大人しくてあんな攻撃をする子じゃないんだけど…」
「また戦闘になると思って気が動転したのかもしれないわね」
明乃の返答に倫子も推測する
「本当に教官艦が攻撃してきたの?」
珊瑚が質問する
「うん」
と短く明乃が返すと珊瑚と優衣は顔を見合わせる
「我々は演習が終わった後に合流する予定だったから…状況がよく分からなかったの…」
「あの…じゃあどうして私達に補給を?」
優衣の言葉に疑問を持った明乃が質問する
「校長先生の指示で」
「お母さ…校長の?」
優衣の返答に今度はましろが反応する
「我々も宗谷校長に依頼を受けたの。海上安全整備局の見解と違って校長は晴風がさるしまや潜水艦を攻撃したとは思えないと主張しているわ。さるしまの艦長、古庄教官の意識がやっと戻ったみたいだから、これで何が起こったのかを解明できると思う。後ほど、発砲した生徒には聴取を行います。それでは。あとは頼んだわね2人とも」
「「はい!」」
その言葉を聞くと倫子は歩いていく
「ありがとう」
「なぜ私に?」
倫子が去ったあと、唐突にお礼を言った明乃にましろは質問を返す
「だって…シロちゃんのお母さんが私達を信じてくれたから疑いが晴れたんだもん」
笑顔で答える明乃にましろは恥ずかしそうに返す
「うちの母は自分の信念を貫く人だから…」
「それでこそブルマーだよね!」
「ぶ、ブルマー!?」
明乃から唐突に出てきた言葉に疑問を呈すましろ
「うん、みんなブルーマーメイドのこと、こう呼んでるよ?」
「ブルーマーメイドを略すなぁ!!…!?」
ましろが叫ぶが…すぐに何かを見つけたのか我に返る
「う、うぇ!?へ!?な、なぜ猫が増えてる!?」
「あぁ。うちと明石の猫よ。あとは…?」
「平八。うちの猫や」
「お、そうなんだぁ!」
優衣や結城のましろの驚きに対する答えに嬉しそうに返す明乃
「補給艦はネズミが発生しやすいんで飼ってるの」
そう言っている間にも4匹の猫はましろに近づいていく
「来るな…来るな…来るなぁ…くるなぁ!!」
その叫び声で後甲板の方へ逃げていくましろ。しかし猫も負けじと追いかける
「シロちゃんって…猫に好かれていいなぁー」
「いい…のかいね?」
明乃の言葉に結城は疑問を溢すのだった
『艦長乗員共、おかしな点はありませんでした』
「そう…ありがとう」
横須賀女子海洋学校の校長室で真霜からの報告を受けていた真雪は少し安堵したような声で返していた
『海上安全整備局にも報告を上げたけど…まだ晴風に危険分子が乗船しているのではないかと疑っているわ。学校に戻る前に全員拘束すべきではないかという意見もあるの。これ以上晴風に何かあるとお母さんの立場も危うくなるかも』
「私の心配はしなくていいわ。でも…何か異常事態が発生している…あなたはその解明を急いで」
娘の心配も気にせず返す真雪
「そうだ。さっき結城大将から連絡を受けたわ。晴風はこちらでしっかり送るから安心してくれ…とのことよ」
『兄さんから!?そう言えば確かに副長─いえ、柚希少将から連絡を受けましたね。納得です』
「ヨーソロー!ヨーソロー!」
晴風では物資の補給や主砲の換装が行われていた。そして医務室では幸子が美波に話していた
「結局飼い主が見つからなくて…ここで預かってもらえますかね…?」
「
「じゃあ…なんですかね…?」
「調べてみる」
そう言う不気味(?)な会話が繰り広げられていた後甲板では
「明石に長10cm砲のストックがあったんだって」
明乃やましろ、幸子と砲術員3名が新しくなった主砲を見ながら言う
「凄い!前の主砲より射程が伸びて発射速度も初速も向上しています!」
幸子がタブレットを見ながら早口で話す
「もう戦闘にはならないと思うが、安心だな」
ましろも満足そうに腕を組み話す
「晴風艦長」
珊瑚が明乃を呼びながら歩いてくる
「ここに修理した箇所は記載しておいた」
「ありがとう」
そう言いながらUSBを明乃に渡す
「それじゃあ我々はこれから武蔵の補給に向かう」
「武蔵!?」
珊瑚の口から出た言葉に思わず驚く明乃
「武蔵も、ビーコン切ってて位置がわからないんで調査を兼ねてなんだけど…」
「武蔵も…」
先程の明るい顔と違って凄く暗く、沈んだ顔になる明乃だった………
ピピピピ
教官艦あおつきがあるところからの報告を受け取った
「教頭先生、哨戒船から入電です。発、五分隊二号船、宛、旗艦あおつき。武蔵発見。北緯19度41分、東経145度0分にて巡航中。無線で呼びかけるも応答なし。ビーコンの反応も切れてますしおそらく無線も含め電装系の故障だと思われます」
報告を受けた東舞鶴男子海洋学校の教頭が答える
「武蔵の位置を横須賀女子海洋に連絡しよう。ま、見つかってよかった。随分と心配しているだろうな。生徒の安全確保は最重要だというのに。複数同時に実習艦が行方不明になるとは…」
「幸い伊二〇一に乗艦していた我が校の生徒達は全員無事に救出できましたが…」
「晴風は教員艦とも戦闘になったというし…いったい何が……いや、何が起きたにせよ直ちに武蔵の保護に向かおう。哨戒船を呼び戻せ!」
今回も読んでくださりありがとうございました!
読んでくださった方に最大級の感謝を
お気に入り登録をしてくださっている方、やっと名前が見れました(主がどこにあるか分からなかっただけ)
登録してくださっている方本当にありがとうございます!
次回、第16話、武蔵と晴風の絆(仮)
明日へ向けて、ヨーソロー!