流石に連続投稿すぎるかな...?
#1 入学式からピンチ!?
ドゥルルルル...
会場に向かう一つのスキッパー。そのスキッパーに乗っている少女、岬明乃はスキッパーを走らせ横須賀女子海洋学校に向かっていた。海洋学校のある猿島フロートの桟橋に着くとバナナを食べながら会場へと歩きだした。猫を見つけ注意散漫になっていた彼女は段差につまずいてしまい、その拍子に食べていたバナナの皮を落としてしまった。そして転んだ拍子にぶつかった少女がバナナの皮で滑り、海に落ちてしまった
「大丈夫?つかまって」
「いい、着衣泳は得意だ」
「うぁ〜ずぶ濡れだね。」
「これからん入学式なのに〜」
「ついてないね」
「お前が言うな!」
濡れてしまった制服などを洗って乾燥している間に海に落ちた少女はシャワー室で体を洗い髪を乾かしていた
「下着とかここに置いとくねプレスもしておいたから」
そう言いながら渡すと少女は明乃を睨んだ
「着替えるから出ていってくれないか」
「あっ、ごめん」
一旦扉を閉じたと思ったらもう一回扉が開き
「折角同じ学校だからこれからよろしくね」
一言声をかけてから会場の武蔵に行った
ー入学式会場、超大型直接教育艦“武蔵”にて
「モカちゃーん」
入学式で人が家族連れも多い中、明乃の声に気づいて振り返り、もえかは手を振っていた
「モカちゃん、お待たせ」
「ミケちゃん、もう間に合わないかと思っちゃったよ」
なかなか来ない親友に少しもえかは心配していた様子
「クラス発表は最後らしいよ」
「モカちゃんと同じ船だといいなぁ」
「うん、そうだね」
そう喋っていると
『まもなく入学式を開始いたします、新入生は整列して待機』
と入学式のアナウンスが流れ、新入生全員が整列する。武蔵のマストにブルーマーメイド旗が掲げられ入学式がはじまった
「では、宗谷校長よりご挨拶です」
校長の宗谷真雪が壇上に上がった
「皆さん、入学おめでとうございます。校長の宗谷です。皆さんは座学、実技で優秀な成績を収め、この横須賀女子海洋学校に晴れて入学しました。すぐに海洋実習が始まりますが、あらゆる困難を乗り越えて立派なブルーマーメイドになってください。」
なにごともなく入学式が終わりクラス分けの表を見に行く途中
「モカちゃんは乗りたい船とかある?」
「うーん、どうだろう・・・あまり考えたことないかも」
「ミケちゃんはあるの?」
「うーん、私もないかも」
「でもやっぱりモカちゃんと同じ船に乗りたいな。」
そうこう話しているとクラス分けの貼っているところの前に立った
「じゃあ『せーの』で見ようか」
「うん」
「「せーの」」
そう言うと自分の名前を見開いて探した
と言って一斉に自分の名前を探しているとまず最初に
“超大型直接教育艦 武蔵 艦長 知名 もえか”
と、書かれていた
「すごいよモカちゃん‼︎武蔵だよ‼︎いいなぁ〜私も武蔵に乗りたかったなぁ〜。」
「ミケちゃんもすごいよ、ほら。」
そう言って指を刺した先には
“陽炎型航洋直接教育艦 晴風 艦長 岬 明乃”
と書かれていた
「でも正確には晴風は航洋艦だから正確には艦長じゃないらしいよ」
「でも艦長は艦長だよ、小さい艦の方が隅々まで目が行き届いて、いいんじゃないかな?」
「そっかぁ、一クラスの人数は武蔵でも晴風でも一緒だもんね、ある程度自動化されているとはいえ大きい艦は大変だね」
と言いながらそれぞれの艦に関して感想を述べていた
「でも・・・大丈夫かなぁ・・・・・艦長なんて受験勉強だけでまだやった事ないのに」
「大丈夫だよ・・・ミケちゃんはきっといい艦長になれるよ・・・・ほらあれが晴風だよ」
そう言って指を差した先にあった艦を見た
「なんか、かわいい」
「ヘェ〜、あれが新しい家になるのか」
そう思ってじっと晴風を見ていた
「やっと会えたのに・・・また離れ離れだね・・・」
「大丈夫だよ、艦は違っても同じ海の上にいるんだから」
少し悲しくなってしまったもえかを明乃は同じ場所にいるのだからと励ました
「ミケちゃん・・・」
「それに私は晴風の仲間、モカちゃんには武蔵の仲間ができるし。」
そう言って
「それにあの人も言ったしね」
「うんっ!」
「『海は人の夢のように広く私達をどこまでも連れてってくれる。そしてその旅路でともにする仲間、サポートしてくれる人、それはみんな“家族だ”』そして“海に生き、海を守り、海を往く———それがブルーマーメイド!!”」
「ブルーマーメイドの標語だー!私達も小さい頃にやったよね〜」
その言葉で恥ずかしくなる2人。そのあと、
「じゃあね」
と言って2人はそれぞれの場所へと歩いていった
ー晴風 艦内
「はぁ、なんで晴風なんだろう、これじゃあ落ちこぼれだ」
机の上に倒れ込んだ一人の少女。彼女に勇気づけるように洋美が声をかける
「宗谷さん、久しぶりだね、元気出して、宗谷さんが艦長じゃないなんて、何かの間違いだよ、成績ならトップクラスなのに。」
「んっ!」
「あぁ!、一緒の艦なんだ〜。」
その声の主を探すと
「ついてない」
と倒れ込んだ少女が言う。そう、先程ぶつかってきたあの少女─明乃だった
「縁があるのかな?」
「絶対ない!」
「えへっ・・・、あっ、私?私は岬明乃2人は?」
「宗谷さん、お知り合い?」
「知らない、知らないったら、知らない」
「宗谷さん?じゃあ、あなたが副長の宗谷ましろさんだよね。あなたは?」
「私は、機関助手の。」
「黒木洋美さん」
「あっ、うん」
「よろしくね」
しばらくして女性が一人入ってきた
「晴風クラス、全員揃ったか?」
そう言いながらクラスを見渡し確認すると
「艦長!」
「はい!」
「起立!」
「指導教官の古庄です。今日からあなたたちは、高校生となって、海洋実習に出る事になります。辛いこともあるでしょうが、穏やかな海は、良い船乗りを育てないという言葉があります。仲間と助け合い、厳しい天候にも耐え、荒い波を超えたときに、貴方達は一段と成長するはずです。また陸に戻った時、立派な船乗りになって会える事を楽しみにしています。では各自、出港準備!」
そう古庄教官は述べると教室出ていった。それを追いかけるように明乃も続く
「あの!古庄教官!」
「なぁに?岬さん」
「あの、どうして私が艦長なんでしょう?その...私は艦長になれる成績では......」
明乃がそう言うと教官は逆に質問で返してきた
「では聞くけど、貴方の理想の艦長とは?」
急に言われると少し詰まる。でも言うに越したことは無いから言うことにした
「えっ?それは...船の中の、お父さんみたいな、あの、船の仲間は家族なので」
そう。これは“あの人”が言っていた言葉、そしてモカちゃんが言っていてことと少し似ている。“海の仲間は家族みたいなんだ”......
「んっ、ではそうなればいいわ。この晴風にふさわしい艦長に。不安でも誰かがきっと助けてくれる」
そう言いうと古庄教官は離れていった...
ー晴風艦橋
「あれ、五十六?」
よく見るとそこには一匹の猫が。この猫は横須賀女子海洋学校の生徒から“五十六”と呼ばれている野良猫だった
「ね、こ」
「かわいい」
後ろにいる2人がそのまま続けて話す。そして
「うわぁ!また...おま・・、艦長が連れて来たんですか?」
ましろは猫が苦手なのか少し腰を引いて尋ねる
「勝手に乗り込んだみたい」
そういって降ろすかどうするかを悩んでいると出航を知らせるベルがなった
「あっ、出航準備しないと」
「この猫、どうするんだ」
「もう降ろせないですし、ネズミ対策になりますから、いいんじゃないですか?」
「そんな!、猫と一緒に航海するのか!?」
ましろが驚いたように返す。やはり猫が苦手のようだった
「じゃあ大艦長ということで。」
「しかも私よりも階級が上......」
この言葉でましろは艦長の判断とはいえ、自分よりも上の階級になったことにがっかりしていた
「あっ!私、岬明乃です。よろしくね!」
「副長の宗谷ましろだ」
「私は書記の納沙幸子です」
「水雷委員の西崎芽衣よ」
その直後、はあはあと息を切らして1人の少女が駆け込んできた
「すいません!遅れました、ごめんなさい......はぁ、はぁ、わ、私、こ、航海長の知床鈴です。」
「貴方は?」
その先には白い髪の萎縮した少女の姿が
「ほう...ほう......」
「砲術委員の立石志摩さんだよね。」
「うん」
各部の長の自己紹介が終わると明乃が帽子をしっかりと被り、指示を出した
「よぉしみんな、定位置について。出港準備、前部員、錨鎖詰め方、出港用意!錨をあげ〜」
するとあまりいい音とは言えないラッパが鳴り響いた
「両舷、前進微速150度ヨーソロー、晴風出港!」
タービンが起動しスクリューが回り始める。そしてゆっくりと進み始めた
「航海長操艦」
「「「航海長操艦」」」
艦橋のみんなが復唱する
「両舷前進原速、赤黒なし、針路150度」
「いただきました航海長。両舷前進原速、赤黒なし、針路150度」
その後前を見ると武蔵が航行していた。何を隠そう、それはもえかの乗る艦だった
「あっ!モカちゃーん!」
よく見るともえかは士官服に着替えてる。大和型の艦長として、着替えて防空指揮所へと登り、帽子を振っていたのだった
「モカちゃ〜ん」
明乃はもう一回親友の名前を言って目的地の西之島新島へと向かって行った
このときは誰もこのあとの航海が波乱に満ち溢れた航海になるなど思ってもいなかった...
5話まではすでに下書きができているので連続投稿できると思います
次回、第2話、米国からピンチ(仮)
会話文の前後の行間を1行空けるかどうするか
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見にくいから空けるべき
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このままでいい