──の子孫 皐月鷹 推して参る! 『夢』
憎悪の感情を目の前の人物にぶつける。湖の騎士と呼ばれた親友に向けて。
これは夢だ。何百回、何千回も見た夢。
彼が王妃を助けるべく駆けつけ、双方の無事を知ったときは、自分のことのように歓喜をした。
しかし、その内容を聞くまでだが。
彼はあろうことか、弟達を殺してまで彼女を助けたのだ。
正直悩んだ。親友取るべきか弟達のあだ討ちを取るべきか。
そして取ったのは、弟達だった。
復讐心が強い俺は、騎士団同士の戦いを止めるべく、あいつの提案である和議を王へと進言することで、受け入れないようにした。
これは愚策だとわかっている。だが、受け入れることが出来ないのだ。弟達を殺したあいつを。
だからこそ、一騎打ちを申し込んだ。
最初は、自分の異能の力で押すことが出来た。が、あいつは長期戦を挑んできた。
当たらない攻撃。それに比例して時間が過ぎていく。
異能の力が切れた瞬間だった。あいつは形勢逆転といわんばかりに攻めてきて──致命傷を受けた。
あいつはいう「戦えるようになればまた相手する」と。
俺に情けをかけたのだ。
今思えば、あれは俺を殺したくはなかったのだろう。
回復した俺はまた戦いを望む。だが、結果は同じだった。
そして、時一瞬で過ぎ去っていく。
目の前には、王とそっくりの人物が剣を握っている。王がもっとも信頼した、王の甥。俺の弟だ。
王妃とあいつが密会現場をしていた場を取り押さえ、この戦いをせざる得ない状況にした人物。
頭がクラクラする。未だに傷が回復していない。時間稼ぎをするべく、弟に何故このようなことをしたのかを問いただした。
すると、弟はこう言う。
俺は王の器で無いらしい。どれだけ努力しても王からは愛してもらえない。と。
確かに弟は騎士団の中でも末席だ。そして、もっとも敬愛する王に言われた言葉を間違えて取ってしまったのだろう。
涙を流しながら剣を振ってくる弟。俺は混乱していた。
もしかしたら、俺もあいつのことを誤解しているのではないだろうか。
騎士団の中でももっとも力を有する人物。王のことを敬愛している人物。
それは、あいつだったのではないだろうか。
もしかしたら、自分のことを捨ててまで王を。国を守ろうとしたのではないだろうか。
そういう思考が巡り巡っていたときだった。目の前に剣が迫ってくる。
真剣勝負は最初に気を抜いた奴が負け。損なのは常識だった。腹部に熱い感覚が襲い掛かる。
これは、生きることは出来ないだろう。己の命を捨てて戦えば倒せるだろう。
しかし、俺はやることがある。死を決意しながら、馬で王の下へと走っていく。
王の下についたときには、目がかすんでいた。立っていることすら厳しい状況だ。
王の腕に抱かれた俺は、親友に向けて最後の力を振り絞り手紙を書く。
親友よ。王を。この国を守ってくれないか。
そうして、俺の人生は終わった。
自分勝手な夢だとは理解している。が、これは最後に消せない過去である。
俺の先祖の記憶。何故見ているのかはわからない。
自分の強情でなった戦いへの罪滅ぼしなのだろうか。家訓なのだろうか。
人々は彼のことを英雄という。力があって、人々を救ったから。
それは本当に正しかったのか? 本当に英雄としての姿だったのか?
彼は本当に英雄になりたかったのか。
そんなことは、俺は知る術もない。が、俺はこういうことを繰り返したくはない。
だからこそ──
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はい、投稿は終わりだ終わりだ詐欺をしていた私です。
今回の没内容。理由としては、無駄に長いということでした。
伏線を引きまくっているにもかかわらず、このような長い伏線を引いてもよいのかと、悩みに悩んだ結果。データとして残った内容です。
奥底においておいたら可愛そうでしたので、投稿させていただきました。
さて、最後にプロットはどのようにして作っているかを紹介して終わろうかと思います。
──Mr.J流 プロット作成法──
私のプロット作成はいたって簡単です。
自分では、『するには法』と名づけております。
では、この『俺の英雄像は間違いだらけだ』のプロットを紹介しますね。
まず、最後の結末を考えます。今回のは『英雄像は間違いだらけだ』ですね。
英雄像は間違いだらけだ 『にするには?(以下->)』 英雄の子孫であることである。
ここで、英雄の子孫である人物。自分の好きなガウェインにしました。
ガウェインの英雄像の間違いだらけ -> 騎士らしくないようにする
騎士らしくないよう -> だらける
だらけて、尚且つ英雄像を語るよう -> 尚且つ力を隠しながら徐々に開放。だらけているクローン。弁慶との絡みを入れる。
力を隠しながら徐々に開放 -> 序盤は一般人のように振る舞い百代を倒す。
序盤は一般人のように振舞うよう -> 東西交流戦で焔の砲撃で倒れるふりをする。
弁慶と百代をからめるよう -> 若獅子タッグトーナメントマッチ
これで、弁慶を軸とした内容に決定して、尚且つ大まかな内容を決めました。
それで、ここから肉付けしていきます。
英雄を語りながら、東西交流戦での気絶から始める。
クローンの紹介。それとなく弁慶との交流を望む。
交流をするには、だらけ部。
若獅子タッグトーナメントでの戦う相手、燕との交流。
体育祭で、オリ主の伏線。つまり、水の妖精の加護を受けているのを公開。弁慶と絡める。
若獅子タッグトーナメントに出場すべく、弁慶との絡み。
若獅子タッグトーナメント。伝承の合成の伏線。クー・フーリン。
燕との戦い。クー・フーリン伏線回収。
決勝。自分の過去のようにしたくないので、義経と一騎打ち。
百代との戦い。先祖伏線回収。
だからこそ、俺の英雄像は間違いだらけだ。
後は内容をちょちょいと執筆していくにつれて追加することで、今作品が完成しました。
プロットなんて、正直に言いますと大まかな内容です。今回はストレートに行きましたが、大抵途中でプロットは変わります。
二次創作を執筆したいけど、どうすればいいのかを悩んでいる人はこういう感じでプロットを軽く組んではどうでしょうか?
そうすれば、書きたいと思えるかと思います。
ちなみに、活動報告で小さいながらアンケートを設けさせていただきます。
参加よろしくお願いします!