吾輩が人間になって十数年、吾輩は雄英高校の校門前に居た。理由は省かせてもらうが吾輩はあることがきっかけでヒーローを目指すことにしたのだ!今日はその雄英高校 一般入試実技試験日である!今日という日のために吾輩は『個性』と呼ばれる力の鍛錬をしてきた。吾輩頑張っちゃうぞー!おー!ん?あれは…
「おーい!力雄!」
「切島君!と…うわ…」
「ちょっとリッキー!女子をみてうわ…はないでしょ!」
「…はい…ごめんね…?三奈ちゃん」
「謝るのならよーし!許す!」
切島君と三奈ちゃん、この2人は吾輩と同じ中学…え~と、人間は学校って所で勉学…まぁ鍛錬?みたいなことを数年間やる施設で1日の3分の1くらいを過ごすんだ。この2人は吾輩と同じ所で一緒に過ごした…友達だ!
「力雄、筋肉の調子は大丈夫か?」
「全然いけるよ!実技試験頑張ろうね!切島君、三奈ちゃん!」
「もちろん!頑張るぞー!えいえいおー!」
「「おおーー!!!」」
「はいはい、受験生は並んで。適当でいいから早くな。時間の無駄だ」
吾輩達が仲良く談笑してると何だか小汚い風貌の男性が並ぶように指示を出したので、吾輩達は移動し列に並んだ。列になった吾輩達は実技試験を説明する会場に向かったのだが…試験官を見た吾輩は…いや吾輩達は…
「今日は俺のライヴにようこそーー! エヴェイバディセイヘイ!」
………シーン………
どう…反応すればいいのか分からない…今まで対応してきたお客様でああいうタイプの人に会ったことがないからわからない…会場もシーンとしてるし…何か…やった方がいいのかな…?えー…と…取り敢えず叫ぼう!
「…すぅ…よ…Yokoso―――!!」
ああ…!みんなに注目されてるぅ…恥ずかしい!やっぱりやらない方が良かったかも…うぅ…
「あの人、プレゼントマイクに反応してる…!僕もやった方がいいかな…?」
「イイねイイね!!!そこの筋肉モリモリマッチョマン!もしかして俺のラジオのリスナー?っとと、話が脱線しちまうところだったぜ!この話はまたあとで、取り敢えず会場を温めてくれてサンキュー!!!」
これ…顔覚えられたよね?吾輩ちょっと後悔してるかも…
「OK!OK!それじゃ受験生のリスナー達!実技試験の概要をサクッとプレゼンするぜ!!アーユーレディ!?YEAHHHHH!!」
………シーン………
ま、またシーンってなってる…だ、誰か吾輩の代わりに反応し…みんな吾輩をみてる…切島君と三奈ちゃん、助け…2人も吾輩をみてる…………ええい、ままよ!
「…YEAHHHHH!!!」
「い、イェーイ……!」
…?!今聞こえた!誰かイェーイっていった!どこ?!何処にいるの!!
「FOOO!!!やっぱり最高だぜ!そこのムキムキきんにくん!一瞬シーンってなったけどそれは喉を温めてたんだろ?大丈夫、俺はちゃ〜んと分かってるから!そこの縮れ毛の君が勇気を出してイェーイって言ってくれたのももちろんわかってる!サンキューな!」
「…!はわわ…プレゼントマイクに反応してもらえた!う、嬉しい!!!」
あの子だったのか!ちょっと気弱そうに見えるけどあの子も試験に合格してくれると嬉しいな!へへっ!
「さてと、俺のバイブスが上がってきた所で実技試験の概要をプレゼンするぜ!!まず、入試要項通りリスナー達にはこの後!10分間の『模擬市街地演習』を行ってもらう!」
市街地演習…街の中でヒーローみたいなことをすればいいのだろうか?この紙に書かれてる敵を倒したり救助活動をすればいいのかな?
「持ち込みは自由!プレゼン後は各自指定の演習会場へ向かってくれよな!!」
「なぁ力雄」
「切島君?どうしたの?」
「俺たちの演習会場は別々なんだな」
「あ、ほんとだ!う〜ん…なんだろ、席替えで仲のいい友達と距離が離れたみたいでもやもやする…」
「同じ出身校同士で協力させないようにしてるのかな?それか部下に敵を集めさせてリーダーがそれを一網打尽にしてポイントの総なめとかの行為をさせないためとか?」
「成る程、けどそんな事するのは男らしくないな!」
「ね〜。会場は別々だけどみんな合格出来るように頑張ろ!はい!グータッチ!」
「おう!」「うん!」
「質問よろしいでしょうか?!」キ~ン!
…びっくりした…さっきの吾輩と同じくらい大きな声だね…あの眼鏡を掛けた子何が聞きたいんだろ…?
「このプリントには4種の敵が記載されております!先程試験官は3種の仮想敵と申し上げましたがこれが誤載であるのならば日本最高峰たる雄英において恥ずべき痴態!我々受験者は規範となるヒーローのご指導を求めてこの場に座しているのです!!!」
…確かにプリントには4体の仮想敵の写真がある。この4枚目の敵はなんなんだろう…
「それとそこの縮れ毛の君と筋骨隆々の君!」
え?吾輩?
「先程からボソボソと気が散る…!物見遊山のつもりなら即刻雄英から去りたまえ!」
「…すみません…」
「それと君はここが何処なのか理解しているのか?!雄英高校の神聖な試験会場だぞ!そんな場所で大きな声でイェーイだなどと調子に乗った発言をして恥ずかしくないのか?!「いや、それは試験官の俺にも刺さ」遊びに来たのならば君も即刻立ちさりたまえ!!!」
「えっと…ごめん…なさい…」
怒られちゃった…一応吾輩は君より長く生きているから歳下の子に怒られるとなんか…凹むね…
「大丈夫?リッキー…気にしなくていいよあんなの…場の空気を盛り上げようとしてくれてたのにあの言い方はないじゃん…!なんなのあいつ!」
「ああ…少なくとも俺はリッキーを尊敬してるぜ?だから気にすんな!な!」
「…うん…ありがとう…」
「あー…受験番号7111くんナイスなお便りサンキューな…4種目の敵なんだがそれは0ポイント、そいつはいわば妨害キャラだ。えっと…スーパーマリオブラザーズやったことある?レトロゲームの…あれのドッスンみたいなもんだ」
あ、プレゼントマイクもダメージ受けてる…心なしか会場が湿気てる気がするなぁ…
「各会場に一体、所狭しと大暴れしている『ギミック』さ。だからもし撃破したとしてもポイントはもらえない。OK…?」
「有難うございます!失礼しました!!!」
「他に質問ある奴は居ないか?…ないなら俺からは以上だ!最後にリスナー達に我が校の校訓をプレゼントしよう!」
あ、もう立ち直ったのか。早いな…吾輩まだ引きずってるのだが…
「かの英雄ナポレオン・ボナパルトは言った!『真の英雄とは人生の不幸を乗り越えていく者』と!!!」
「更に向こうへ!Plus Ultra!!!」
「………!」
「それでは皆 良い受難を!!!」
主人公
剛腕怪 力雄(ごうわんかい りきお)
個性 次回発表
誕生日 11月29日 (いい肉)
血液型 B型
好きな物 マラサダ
身長 222cm ※一般カイリキー 160cm
出身地 千葉県