個性把握テスト最下位は除籍、この言葉により先程まで個性を使っての体力テストに面白そうだと、そう浮き足立っていた雰囲気は霧散した。
僕は未だに0か100でしか『OFA』を使うことができない。個性を使わなければ先ず間違いなく僕が除籍、かと言ってここで使ってしまえばこの後の種目に影響が大きく出る…僕は迷う。どうすればいいんだろう…
入学初日の大試練、個性把握テストを乗り越えるには…そうだ!幸いにも僕の苗字は普通の出席番号なら後半側にある『み』から始まる、だから僕の順番が来るのは結構後のはず…!他の人達の個性を観察、特に『OFA』みたいな超パワーの増強系個性の人を観察すれば…!
「次、口田と剛腕怪は位置につけ」
…!あの人!多分だけどオールマイトの話に出てきた僕と同じ0P敵を壊したって人だよね?プレゼントマイクに反応してたイメージが強いけど、あの体格にオールマイトから聞いた話だと変身して増強する個性のはず…変身しないってことは何かしらのデメリットがあるのかな?それとも単に変身しない方が速く走れるとか?何はともあれ参考になるかもしれない!しっかりと観察しないと!
「よーい…!」
ム゛キッ!…なんかあの人の足から凄い音がなった気がする…気のせいかな?心なしか身体が大きくなった気がするけど…ん?もしかしてコレが個性なのかな?ああ、観察しないと!同じ増強系の可能性が高くなったし参考にできるはず!
「スタート!」
「ヴオォォオ!!」ドシドシドシ!!!
なんか『じならし』起きてるけど…あの人が一歩走るたびに地面が揺れているんだけれど…なに?地面を踏む力が強すぎて揺れてるのコレ?えー…
「剛腕怪6.01、口田7.54か。よし、次!砂藤と障子、位置につけ」
6.01秒…一般的な高校生の50メートル走の平均が約7.5秒だと言うことを考えればかなり速い。個性を使っ…いや、彼が元から足が速い可能性もあるかな?一応中学生の時の記録を聞こうかな?
「ふ〜…」
「あの…ちょっといいかな…?」
「ん?どうしたの?あれ、きみは…」
なんか僕の顔をじっと見てるけど何か付いてるかな?ああ、今は聞かないと僕の番が来ちゃう!
「君が中学生の時の記録って何秒だった?」
「吾輩の?そうだね…確か、6秒台なのは覚えてるよ」
元から足が速い人だったか、でも足から多分凄まじい筋肉の音がなった気がするし個性は使ったはず…彼の個性は一体…?
「君の個性は何なのか教えてもらえないかな?」
「吾輩の個性?…正直な所どう呼べばいいのかが分かっていない個性なのだよ。一応は『モンスター』という名前ではあるが…」
『モンスター』?ドラグーンヒーロー、リューキュウの『ドラゴン』みたいな感じかな?でも走った時モンスターって感じの見た目にはならなかったよね?ということは…
「もしかしてだけど…個性使わないで走った?」
「いや?使ってるよ」
使ってるんか〜い…でも…
「でも見た目は変わってないよね?本当に使ったの?」
「使ってるとも。今の吾輩の身体は筋骨隆々でしょ?これはいわば個性を10%に抑えた状態の姿って感じ。個性を解放、使おうとすれば…モンスターって感じになるよ。ふふ…」
成る程、個性を抑えてる状態で使ってるから見た目は人のままなんだ。個性を抑えてる状態で…ん?個性を抑えてる?!
「ねえッ!!!」
「うぉっ…びっくりしたなぁ…急に大きな声を出さないでよぉ〜吾輩そういうのに弱いんだから」
「あ、ごめんなさい…」
「いいよ」
「軽い…」
「それでどうしたの?何か他にも聞きたいことができたんでしょ?遠慮なく聞いて!」
「あ、うん!それなんだけど個性を…」
「次、緑谷と峯田は位置につけ」
あ…順番が来ちゃった…まだ聞けてないのに!
「吾輩待ってるから行っておいで。それと…頑張れ!まだ名前を知らないけど除籍されたら吾輩悲しいからさ。ね?だから頑張れとしか言えないけど頑張れ!」
「あ…あぁぁ、うん!頑張るよ!」
優しい人だな…なんか、その…なんていえばいいんだろう?何処となく雰囲気がおじいちゃんみたいなというか…同級生なのに歳下みたいな接し方をされた気がする。寂しがり屋…っぽいのもなんか
そういえば言ってなかった設定
力雄(リッキー)
前世、享年96歳
生まれた時から筋トレをし、5歳の時にカイリキーへと進化、そこからさらに2年の鍛錬と免許取得のために教習所に通い、7歳からカイリキーライドとして働き始める。
因みに何故かUBに何故か襲われる事が多い。特に赤い蚊。
除籍するつもりはないので21人になる訳ですがA組だけ21人にする訳には行かないですよね?というわけでB組にオリキャラ入れようと思ってます。どれがいいですか?登場は結構先ですけど…
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ドMのラプラス
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一途なルージュラ
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寂しがり屋のミミッキュ