「Fate セカンドクラス」
素に銀と鉄。 礎に石と契約の大公。
降り立つ風には壁を。四方の門は閉じ、王冠より出で、王国に至る三叉路は循環せよ。
閉じよ、みたせ。閉じよ、みたせ。閉じよ、みたせ。閉じよ、みたせ。閉じよ、みたせ。
繰り返すつどに五度。
ただ、満たされる刻を破却する――告げる。
汝の身は我が下に、我が命運は汝の剣に。
大小混在せし聖杯の寄るべに従い、この意、この理に従うならば応えよ……誓いを此処に。
我は常世総ての善と成る者、我は常世総ての悪を敷く者。
我こそ破壊と万象、死生反転を受け入れる者也。
汝三大の言霊を纏う七天、抑止の輪より来たれ、天秤の守り手よ
プロローグ
「よし、これで準備はバッチリね。時間も丁度いいし……始めましょう」
聖遺物はナシ、魔法陣の生成や必要魔力も滞りなく、時間も寝静まった深夜二時に差し掛かる頃合いだ。
「失敗は許されないわよ、杏」
閉ざされた部屋、目前には青白い月明かりが暗闇との境界を曖昧にしている。
不思議と肩の力は抜け、一呼吸――
「素に銀と鉄。礎に石と契約の大公……」
――魔力の流れが全身から滲み出るように、そして円を描くように周囲は赤く満たされていった。
「ただ、満たされる刻を破却する――っく……告げる」
腕の痛み、いや痺れに近いソレは終わりへ向かうほど、密閉空間全体を揺るがしていた。
「汝の身は我が下に、我が命運は汝の剣に。大小混在せし聖杯の寄るべに従い、この意、この理に従うならば応えよ……」
サウナに浸かったように全身が熱い、汗が止めどなく噴き出て。
大量に魔力が放出されている証拠――意識が飛びそうになる。
「我は常世総ての善と成る者、我は常世総ての悪を敷く者。我こそ破壊と万象、死生反転を受け入れる者也!」
視界を染める純白の光は魔法陣の中央部に集約し、粘土のように固まりカタチを形成して――
「汝三大の言霊を纏う七天、抑止の輪より来たれ、天秤の守り手よ!」
――風圧は伝播し、周囲をひしめきながら顕現していた。
「……娘よ、問おう……」
ソレは全身黒の甲冑を厳かに纏い、右手の槍は圧倒的な存在感を出している。
「アナタが私の正当なマスターか?」
その佇まいは、まさに英雄そのものであった。
練習用で書いたものを載せていますので、完成度にはあまり期待しないで下さい。途中で、というかほぼ確実に投稿が止まると思います。
なお、実験的に書いている節もあるので誤字脱字や多少のグダリも出てくると思いますが、温かい目で見て下されば。