バンザイナイツ〈明日突撃〉 作:匿名のカタリナ飛行艇
カズデル方面軍
・司令部守備隊
・カズデル飛行基地
ウルサス方面軍
・レユニオン駐屯地
・要塞守備隊(旧鉱山跡)
・関 東 軍
南 洋 庁(イベリア)
艦隊司令部
・第一戦隊
・第二戦隊
・第一水雷戦隊
沿岸守備隊
・沿岸警備艦隊
・海軍陸戦隊
NATO派遣人員枠
・憲 兵 隊
野営地から更に北へ数キロの場所に、その丘はある。
『203高地監視基地』
頂上を監視隊の観測所としたその場所からは、廃棄された移動都市の望むことができた。
丘の上から見える移動都市は、廃棄されてからしばらく発つ古い都市だ。
すでに人が住んでいた頃の痕跡すら風化した巨大建造物は、多くの機能と区画を喪失しこの凍る北原に佇んでいる。
そんな場所に、まさか敵の攻撃がくるなどおもってもいなかった現場指揮官は、壕の中で盛大に悪態をついた。
「*ウルサススラング*!!なんで南の日本軍がこんなところにいるんだよ!?」
いつものように哨戒をサボり部下たちと壕の中で酒を飲んでいると、静かだった丘の頂上を切り裂く砲弾が降り注いだのだ。
慌てて外を覗いてみれば、何と丘の麓には南部の悪名高い日本軍が大砲を引っ提げて攻めたてているではないか。
麓からはラッパの合図と共に、バイオネットの縦列を並べ立て迫ってくる。
「行け!!頂上は近いぞ!!」
山頂に駐屯していた監視隊は、すぐに迎撃の配置に着いた。
山を駆け上がってくる日本兵たちに対して、アーツや矢を雨霰のように撃ちだす。
「矢を避けヨッ__(絶命)」
「オミゴォト」
日本兵も負けじと小銃を撃つ。
大砲もまばらではあるが山頂に降り、壕の一部を吹き飛ばした。
「陣地を確保せよ!」
「突撃ィィ!!」
「(喇叭の音)」
「この野郎舐めやがって!?」
「背の低いチビ共が、叩き殺してやる!!」
「*なんかすごい罵倒*!!」
やがて日本兵たちは被害を出しながらも山頂へと到達、壕の中で監視隊との激しい白兵戦が巻き起こった。
日本兵の主武装とする三八式歩兵銃は銃剣も含めれば1.6mの長さとなり、近接戦時には槍としての側面をもつ。
また士官は拳銃を好まず軍刀、あるいは持参した日本刀などを持つ者もいる。
対して監視隊の近接武器は大剣や棍棒、鋼鉄ハンマーなどだ。
あるいは弓兵や術師などはスコップ或いはグーで応戦する。
「うわ!?やられた―」
「畜生!痛えよぉ...痛えよぉ...」
「もう戦争なんか止めてくれええ!!!」
数でいえば日本兵たちの方が勝っていた。
だが、テラの住人と地球人(?)では、腕力も体力も致命的に差があった。
そもそも日本兵たちは地球人のなかでも背が高い方ではなかったので、大柄の監視隊と組み合う姿はさながら大熊と子供。
山頂まで走って昇ってきた日本兵側の疲労も考えれば、白兵戦では監視隊が圧倒的に優位だ。
「こいつら、威勢の割に弱ぇ...」
「なんだったんだコイツら」
「シタダ、ソコニヤツラガイルゾ」
「死ねアメ公!!」
「っ?!なんで同じ顔の奴が!!」
「鉄砲隊まえェーーー」
「バーン!!☆」
だが日本兵側もただ殴られている訳ではない。
相手が100倍のパンチを繰り出すなら、こっちは100回殴るまで。
死んではリスポーンと脳死突撃を繰り返し山頂に波状攻撃を仕掛ける。
途中から銃のスポーンが滞り始め銃は二人で一丁の赤軍体制になったが、壕内では血みどろの殴り合いなのでヨシ!された。
また麓からは継続して支援砲撃が行われた。
いくらかの砲弾は日本兵を地面の染みにしたが、どうせすぐリスポーンするからと本兵隊は敵味方入り乱れる壕内に直接撃ちこんだ。
「
「ちがーう」「馬鹿野郎」「句にもなりませぬ...」
「
男子
by.のっぎー☆ 」
「だっ誰だ?!」
「......や山本五十六長官」
「いえ、より強力なアトランタ型かと」
「これでルーズベルト大統領も交渉の席に着くだろう(曇りなき眼)」
いくら屈強なウルサス人監視隊とはいえ、20分とこの状況が続き遂に山頂に動くものは無くなった。
『こちら203高地、頂上』
「そこから旅順港は見えるか!?」
『見えます、丸見えであ”り”ま”す”!各艦、一望の下に納めることができ”ま”ぁ”す”!』
『あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”(発狂)』
この丘...203高地は日本軍によって奪取された。
それは、この丘とは反対側の麓にある廃移動都市を砲撃する為の観測所を設置する為であった。
「大隊から小隊長へ、今後の砲撃援助はできません」
「ばかやろーーー」「駄目だ!」「中断せよ中断せよ」
「で き ま せ ん」
『伝令!28サンチ各砲台は、直ちに!港内の艦隊を、砲撃せよー!』
「アイオワだな、米国の力の象徴だ。しかし我々の敵ではない、奴らの誇りと共に海底に沈めてやれ」
「いえ、より強力なアトランタ型かと」
「なんだと?(困惑)」
日本軍は丘に反斜面陣地を形成し、そこへ移動させた重砲を以て移動都市への砲撃を実施した。
二十八
日露戦争において旅順攻略の際に第三軍によって用いられた本砲は、217キログラムにも及ぶ砲弾を撃ちだすことができた。
しかしテラの移動都市はとても頑丈に作られている。
それこそパリ砲の直射にも耐えられるだろう。
それは廃墟になった移動都市も同じことで、この重砲では移動都市を破壊することは不可能だ。
「だんちゃ―――く...今!」
だが、監視隊の拠点になっている上部構造物を破壊するのには、十分な威力を発揮した。
「消火班、そっちはもういい!それよりも武器庫に引火したらまずいぞ!」
「F区の都市砲が沈黙!!D区も被害甚大です!!」
「どこだ!?どこから砲撃されている!?」
「分かりません...ですが、1時間前から丘の監視所との連絡が...」
「すぐに伝令を走らせろ!この砲撃を行っている感染者共の居場所をさっさと見つけ出して、砲弾を撃ち返すんだ!!」
廃移動都市に駐屯していた監視隊の拠点は、蜂の巣を突いたように混乱した。
丘の監視所からの定期報告が途絶えたかと思ったら、拠点に重砲弾が降ってきたのだ。
しかも都市の固定砲で砲撃し返そうにも、敵の砲撃場所が都市からでは見えない。
というかそもそも敵が分からないのだ。
監視隊の指揮官の頭の中にはふと『遊撃隊』の三文字が浮かぶ。
それは、この北凍原の鉱山施設を解放してまわっているという、ウルサスの生ける伝説の噂。
もし仮にそうだとすれば、この都市に籠っている監視隊では勝ち目がない。
「司令官、敵の地上部隊に取り憑かれました!」
「なッ....」
指揮官は絶句した。
もうそこまで敵は来ている、それは即ちこちら側の砲台は悉く潰され、この動く事のできない移動都市は丸裸も同然ということだ。
もはや勝ち目は無い――――退却、退却だ!
「司令官ッ?!今外に出ては」
指揮官は一人逃げ出した。
だが.....
「ん?なんだコイツは」
「また会ったな」「やぁ戦友!」「あ、どうも」
「ソコニヤツラガイルゾ!」
指揮官が指揮所の閉鎖扉から飛び出そうとすると、ドアの向こうがで扉を爆破しようとしていた日本兵たちと目があった。
「」
「「しっ、指令ーーーーー!!??」」
指揮官は白目を向いてその場に倒れ、指揮所に監視隊の声が響いた。
「戦って勝は下策...戦わずして勝が上策よ」
「何を弛んどるんだ貴様は!」
「何がともあれ、今やハワイには旭日旗が翻った。日本の勝利である。」
こうして駐屯していた監視隊の指揮所が占拠されたことにより、廃棄された移動都市は陥落した。
その知らせと共に重機を工具を携えた工兵部隊が現地入りし、都市の移動に必要な源石炉と動力部の修復に取り掛かった。
『
「できません」
『
「で き ま せ ん ☆」
『
そこからわずかに2週間と数日あまり。
途中、南部の開拓地から救難信号をキャッチした気がしたが、たぶん気のせいなので無視した。*1
日夜に渡る工兵たちの汗と努力とデスマーチの末に、移動都市は中心以外のほぼ全ての区画を切り離して、超低速ではあるがなんとか自力航行可能な程度に修復された。
「行軍行軍...自衛隊ってほんっと行軍好きだよな」
「普通科なんて入るんじゃなかった」
「俺が思うによ...大本営はキチg「レイヴン!!」すまん!悪かった」
「よぉ赤いの」
「今や聯合艦隊も我が大日本帝国陸軍の一部となった」
「いや状況を理解されていないようですが、既に「構わん!
「俺たちは海軍だと思うか?」
「いや、嵐の雷鳴だろう。俺たちがここにいることは、誰も知らない筈だ」
素晴らしき帝国陸軍。
鋼鉄の意志を持つ大日本帝国陸軍。
連戦連勝、陸軍の栄光は留まるところを知らない!
「当艦は、のちのモレスビー港上陸において上陸援護を行う重要な空母である。祥鳳を敵の攻撃から守り、安全な海域まで護送せよ!」
△
「返してきなさい」
「イヤダアアアアアアアアアアアアアアアアアア」
「却下する」
「駄目だ!!」
1087/◾︎◾︎/◾︎◾︎
AM 22:00
ウルサス帝国領 北東氷原 遊撃隊野営地
天候:曇り
雪が降り積もる静かな森林に、クソでかい人工物が佇んでいる。ここが国立公園なら行政がブチギレる案件だが、生憎とここに居る全員が反政府勢力である。
日本兵たちは、誇らしげに野営地へ移動都市を持ち帰ってきた。移動都市といっても一区画しかなく、しかもボロボロで天災に遭えば一度でバラバラになるようなボロ船であったが、それでもその移動都市の巨体はレユニオンとスノーデビルの隊員たちを大いに沸かせた。
かつて移動都市に住んでいて者は懐かし気に、辺境の村で生まれ育った者は興味深そうに、移動都市の乗船しては様々な施設や区画を見て回った。
だが、パトリオット以下遊撃隊は、この光景を苦い目で見つめていた。
「なぜ ここに 持って きた これでは 野営地の 位置が 敵に 見つかって しまう」
「なんてことだ」
「我々の負けではないか?!」
「バカヤロー」
今まで、遊撃隊の拠点は監視隊に秘匿されていた。だが日本兵たちが移動都市で野営地に乗り付けた結果、その位置が露見してしまったのだ。これでこの野営地は使えなくなってしまった。
「考えなし 者共には 誅を 下す 他 ないようだ な」
「ヤメロー!俺は味方だー」
「しにたくなーい」
「ゴメンネ」
取り敢えず、移動都市をここまで持ってくるよう指示を出した日本兵士官たちは、パトリオットによって念入りに大地の染みにされた。念を込めて撲殺したので、リスポーンするのに多少の時間が掛かるだろう。
「やはり 北に残された 感染者たちが 心残りだ... それに 移動都市を 南部へ移動 させるのは 難しい」
「確かに...レユニオンの拠点が監視隊に露見するのは避けたい」
「どうするタルラ、せっかく手に入った移動都市を置いていくのか?」
「うぅむ....」
実は皇帝の利刃によって野営地と要塞の場所は割れているのだが、タルラ達は知る由もない。
そもそもの話、レユニオンには自給自足可能な開拓地と堅牢な鉱山要塞があるので、そこまで移動都市を必要とはしていなかった。
だがしかし、移動都市を捨てるという選択も選びずらい。ウルサスでは鉱石病感染者は移動都市を追い出される、だからこそレユニオンが移動都市を有しているという事実は感染者達にとって強い意味をもつ。それに移動都市があれば、万が一レユニオンの拠点を失った場合の保険にもなる。
「では、こういうのはどうだ?」
悩んだ末、タルラは一つの答えを出した。
△
「総員、帽振れェ!」
「*喇叭の音*」
「お前ら元気でなぁ!!」
「風邪ひくんじゃねぇぞ!日本兵が風邪ひくのかは知らんが」
移動都市が汽笛(?)を鳴らす中、レユニオンと遊撃部隊の一団は移動都市を離れていく。一部の隊員たちは移動都市へ向けて手を振っていた。
移動都市を持ってきて野営地を露見させた日本兵たちは罰として、移動都市と共に北東氷原に残って助けを待っている感染者たちを救う任務についた。移動都市であれば、氷原の隅々まで渡り感染者を収容できる為だ。パトリオットは最後まで難色を示していたが、娘と部下たちに説得され遂に首を縦に振った。
今後は、遊撃隊に変わり日本兵と移動都市がウルサス北東を闊歩する事になる。名前も騎兵連隊から正式に『関東軍』と名前を変える事になった。この決断が、後に日本兵たちとレユニオンにどのような影響を与えるのかは、未だ未知数である。
ともかく、これでレユニオンは当初の目標であった戦力増強を成し遂げる事ができた。英雄パトリオットと新たな戦力も加わり、レユニオン・ムーブメントの影響力は今や東ウルサス全体へと拡大するだろう。
「日本の勝利である」
「酒を振舞ぇーーー!!」
「「「「ばんざああああいいいい!!」」」」
アークナイツTir表
アトランタ型 >>> アイオア = 移動都市 ≧ 山本五十六 = ルーズベルト大統領
やはりアトランタ型...アトランタ型は全てを解決s((((突然の摩耶
今後の方針(原作準拠、エーギル編、魔王生存ルート、アリーナ生存ルート)
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本土決戦こそ、我が陸軍の本望なり
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艦隊決戦こそ、我が海軍の本望なり
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朕自ら近衛師団を率いこれが鎮定に当たらん
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コシチェイ侯爵爆殺事件