僕、『晴宮 サク』は、姉である『晴宮 ユミ』から逃れるため、シャーレの先生の背中に隠れている。
[ひいいいいい!!!!!来ないでぇぇ!!!]
「むー...なんでそんな逃げるのさー?別にいいじゃん!ハグくらい!」
「"ハグをしてたらそのままキスをしようとするからダメなんじゃないかな..."」
[まず高三にもなって高一の弟とハグをする事がおかしいからね?!]
「えっ?おかしいの??」
「"えっ?おかしいの??"」
[えっおかしい事じゃないの...???]
「"ユミからはキヴォトスでは姉弟がスキンシップとしてハグすることは普通の事って言われてるけど..."」
「えっ違うの?」
えっ...そうだったの...???????
「"まぁサクがそう言うならそうなのかな..."」
「ちょっと?!なんでそんな話を信じちゃうの?!」
「"いつも通りユミのブラコンによる嘘なんじゃないかなと"」
「信用が無さすぎる!!」
[そりゃそうでしょ普段からブラコン全開なんだから!!]
「サクにブラコンって言って貰えた...私の思いがしっかり届いてる証拠だね!」
思わず頭を抱えた。
僕は転生者だ。
前世は両親からの虐待に耐えきれず...と言った感じで終えている。前世の姉さんは元気にやっているだろうか...
今世の姉さんは何故かめちゃくちゃなブラコンで、しょっちゅうハグ等のスキンシップをしてくる。...あとよくセクハラ発言をしてくる。どこぞの正義実現委員会のエリートに見つかったら即■刑レベルで。
正直顔はとんでもなく好みなので僕の社会的地位の為にも何とかして欲しい。
先生の後ろに隠れている今でも、姉さんは獲物を見る目でこちらを見てくる。うっすら何かドロリとしたものも見える。見なかったことにしよう。
「うがー!先生!サクを私に返して!私のものだよ?!」
「"返してって言われても...サクの方から隠れに来てるんだし"」
[そりゃいきなり姉にハグされそうになったら恥ずかしさとか色々で逃げたくなるよ...]
「...それってつまりお姉ちゃんの体に興ふ[全然違う]...あれれれ?顔真っ赤だよ??もしかしてもしかしちゃう??」
[だから違うって!そんなんじゃない!!撃つよ?!]
「照れ隠しかな?かわ」
バァン!!!
自分の武器である対物ライフルをぶっぱなしてやる。が、姉さんは何事も無かったかのように直立不動のままだ。
[相変わらず身体強いな...]
「そりゃあサクを守らないといけないからね!対物ライフルの5発や10発くらい簡単に耐えられないと!」
「"その守る相手に撃たれてるんだけど?"」
「サクからの愛の弾丸だからセーフ!」
[違うからね?]
姉さんはめちゃくちゃ強い。ヒナ委員長に勝てるなんて噂があるくらいには。
実際二人が戦った所は見たことがないが、どっちの方が強いんだろう?流石にヒナ委員長だよな...
ちなみに、姉さんは僕と同じく対物ライフルを使っている。でも実際に銃を撃っているところは一度も見たことが無い。脅しとかにしか使っていないようで、前に僕が不良に絡まれた時には素手で制圧していた。
なんで銃を使わないのだろう...
まぁ、色々と謎の多い姉である。
続きは作りたくなったら作ります