なんかうちの姉がおかしい   作:マリ餅

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息抜きに書きたかったものを書こうとしました。

時間がない時もパパッと読める!()


おまけ
あるかもあったかもしれない世界


 

 

 

「"っ…?!なんでサクに使えないの?!"」

 

激闘の末かなりボロボロになったアトラ・ハシースの中、私は最後にサクを脱出させようとしていた。

何度も、何度も何度も何度も、サクに向けて脱出シーケンスを使おうとした。

でも、何回やっても何十回やっても何百回やっても、何故か起動しなかった。

もう時間がないのに…どうして…

 

[…先生、その一回はあなたが使ってください。]

 

…彼は何を言っているんだ?

 

「"そんなことできる筈が無いよ!待ってて、今使えるように…"」

 

[いいんです。皆から好かれている大人気な先生とただの一般男子高生、どっちが生き残るべきかなんてそりゃ先生に決まってるでしょう?アロナさん、お願いします。]

 

途端、脱出シーケンスが私に使用される。

 

「"なっ…?!"」

 

『ごめんなさい、先生…ごめんなさい、ごめんなさいっ!!』

 

「"アロナ!?待って!!止めて!!!"」

 

[さようなら梔子さん。姉さんによろしく言っといてください。出来れば早めに僕の事は忘れてくださいよ?]

 

「"いやだぁっ!!!止めてよ!!アロナぁ!!お願いだから!!!止めっ───"」

 

 

 

 

私は、サクを置いて箱舟から脱出した。

 

 

 

 

 

その後サクがどうなったかだなんて説明しなくても分かるだろう。彼は死亡…行方不明と化した。

私は帰還してから、生徒たちの前でみっともなく大泣きしてしまった。でもしょうがないよね?キヴォトスに来てからずっと一緒だった、他の子たちよりも一層大切だった生徒を失くしたのだから。

その知らせを受けた皆もとても悲しんでいた。ゲヘナの子たちに至っては失神する子も…

 

それでも、たった一人だけ、涙一滴も流さず、少しも悲しまなかった子がいた。

 

「アハハ!面白い冗談だね!サクはまだ生きてるよ?」

 

由美だった。

それを聞いた時、私はユミが狂ったのだと確信した。

普通に考えてあのブラコンのユミなら、サクが居なくなったと知った瞬間泣くか怒るかのどっちかな筈。まるで何事も無いかのように笑うなんて狂っていないとあり得ない。

 

「ユミ…確かに受け入れ難いことかもしれないけど、これは事実なのよ。実際、宇宙で箱舟に取り残されて生きて帰ってこれる訳が無い。」

 

ヒナは涙を流しながらも、なんとかユミに説明する。

 

「いやー、サクがその程度で死ぬと思う?」

 

…ユミは本当に壊れてしまったらしい。明るいユミをここまで酷くしてしまって、サクには本当に顔向けできない。

 

ここまで皆に辛い思いをさせるサクは、罪な男だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

[どーしよ…あんなカッコつけたのに奇跡的に生き残ってさらにみんなの前に出るタイミング見失った…というか、なんで姉さんは僕が生きてること分かってたの?]

 

「そりゃあ私はサクのお姉ちゃんだからね!お姉ちゃんパワーを舐めないでよ?…あっでも私の○○[待て待て待てやめなさいやめなさい]」

 

「むー…あぁそれと、早く先生たちに顔出しに行きなー。いつ自責の念で退職するかわかんないからね!」

 

[善処します…]

 

 

 

 




私はハピエン厨です。

アビドスの次が思い付かなかったのでとりあえずこのif話でお茶を濁しました。
どんなifかというと…先生がシッテムの箱を使って宇宙から生身で地球に帰ろうとしても確実に生き残れないくらい身体が脆かった世界です。
当然先生はキヴォトスに必要不可欠な存在なので、たった生徒一人を救うためだけに先生の命を捨てるのは割に合わないとアロナは判断出来てしまったんですね


あっ解釈違いだと言う人はこのお話を見なかったことにしてください
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