みなさんも触れる情報にはきをつけましょう!!←
今日は、戦車道全国大会の抽選会だ!途轍もなく広いホールに、全国の戦車道強豪校が終結する。聖グロリアーナにプラウダ高校...サンダースや黒森峰は勿論、継続、アンツィオ高校も参加している。
み「なんだか緊張するね...」
「ですねー!(←緊張してない)」
受付で学生証を提示し、中に入れてもらう。普通、一校あたり10人前後で来ているが、みほさんと俺は二人きりなので、少々心細いようだ。
?「あれどこの高校かしら...」
?「大洗?聞いたことなくて草」
?「一回戦で当たったらシードみたいな感じ?笑」
あちらこちらから好奇の視線を感じる。
み「うぅ....」
「ちょ、みほさん大丈夫ですか?!」
みほさんは緊張からお腹を壊してしまい、俺が抽選券を引くことになった。
「(ステージ右側の階段で待機....あっここか)」スタスタ
?「あら?お見掛けしない顔ですわね」
「あ、はじめまして。大洗の井波です。飛行機のってます」
ダ「あら、自ら名乗るとは素敵な殿方ですこと...私はダージリンと申しますわ。以後お見知りおきを」
「なるほど。あ、この前の練習試合はお世話になりました!」
ダ「いえいえ、とても楽しい試合でしたわ。今後もぜひお願いしますわね。では、これで」
とても気品あふれる優雅な女性であった。五十鈴さんと違う点があるとすれば、自信に満ち溢れていて少し高圧的な点である。まぁ、そんなことはどうでもいい...くじを引きに行こう!
箱に手を突っ込んで、指先に触れたものを勢いよく引き抜いてやった。8番くじだぞ!
「「「「やったああぁぁぁ!!!」」」」
会場の一角で歓声が沸き起こる。なるほど、うちと試合ができてそんなに嬉しいのか?
なら俺も嬉しいぞ!
ステージを降りたところですぐに報道陣に囲まれてしまった。
記者A「久しぶりの参戦、一回戦はサンダースですが、今はどのようなお気持ちで?」
「そんなことより早く帰って飛行訓練がしたい」
記者B「!?...そ、それはサンダースが眼中に無い!という事でしょうか?」
「いえ、決して馬鹿にしているわけではなくてですね」
記者A「しかしながら、サンダースの席の方からは、歓声が上がっていましたよね?『勝った!』と聞こえてきましたが?」
「それ本当か?」
記者C「はい!『弱小校で助かった!』とも申していましたが?」
「....なるほど、では教育してやるか」
記者A・B・C「「「おおぉぉー!」」」カキカキ
記者達は、俺が教科書を忘れたときの如くペンを走らせている。さっきのインタビューで、何をそんなに書くことがあるのだろう?
み「あ、井波くーん!」ノシ
「帰りましょうか!」
み「さっき何話してたの?」
「俺なりの意気込みを語ってきました。それより、サンダース戦頑張りましょうね!」
み「さ、さんだーす?!」
【大洗女子学園】
みほさんとの遊覧飛行を終えて、学園に戻る。さっそく生徒会室で戦術会議が開かれている。
つまり、我々隊長に続く一般生徒は、作戦を迅速に遂行できるよう、訓練に明け暮れよ!という事だ!
では行くとしよう。飛べば飛ぶほど、技術は向上し、勝利は近づき、最新鋭機が配備されるのだ!
梓「今日も飛んでるねー」
優「ほんと黒森峰でどんな特訓したんだろうね~?」
あ「もしかして、私たちも短期転校すれば戦車道上達しちゃう感じ!?」
山「はは!そんなわけないじゃーん!....ないよね?」
梓「みほさんからこの前聞いたけど、井波くんってば黒森峰で授業サボってまで訓練飛行してたらしいよ?」
山「そ、そりゃぁ上達するわけよね....」
あ「私たちもそろそろ訓練しよっか!」
梓「うん!」
目下の戦車たちも動き始めた。訓練に明け暮れるのも中々にいいが、今日は少し気温が高い。つまり脱水症状には気を付けなければならない。
後で優しい麦茶を振舞ってあげよう。
【次の日】
学校に登校してみると、掲示板の前で人混みができていた。
何かあったのか?と尋ねれば、張本人だ!と一斉に驚かれる。
「何の張本人なんだ?」
沙「あー!いた!ちょっとこれ見てよ!」
「沙織さんおざっす!どれどれ....」
『大洗の井波、サンダースに対し「教育してやるか」と強気発言!!』
「What is this....?」
恐らく昨日の記者だろうが、こんな書き方はよくない。誇張し過ぎだ!
そして忘れてはならないのが、勝った勝ったと強気に豪語していたのは向こうであるという事だ。
華「ほ、本当にこんな事仰ったんですか?」
秋「きっとサンダースは怒り心頭で私達を潰しにきますよ!....」
俺は本当の事を先輩方に話した。いわゆるこれは、エンターテインメントで、あえて大袈裟に書いているのだと理解してもらった。
沙「もうびっくりしちゃったよ~...」
華「まったくです。記者の方々とお話しする際は、きちんと断りを入れておかなければなりませんね、!」
み「(私がお腹壊している間にそんな事があったんだ...)」
「でもこれって、校内新聞じゃないですよね?」
秋「全国新聞....購読...サンダース......」
「「「「「あっ...(察し」」」」」
先方もお顔真っ赤に違いないな、これは...
【サンダース学園艦】
ア「Shit!!なんなのよこれ!?」
ナ「アリサ、どうかしたのか?」
ア「どうしたもこうしたもないわよ!この前黒森峰にいた逆ガル野郎が大洗に転校したかと思ったら、こんな事抜かしてるのよ!?」バッ!
ナ「どれどれ...ふっ、ははは!これは傑作だな!航空隊の皆にも見せてやろう」
ア「私たち舐められてるわよ!...でも、これで勝ったら逆にかっこいいかも?そしたらタカシももしかして.....」フフフ
ナ「かもしれないな。実力と物量は確実にこちらが上だから安心しろ」
ア「今から楽しみになってきたわー!」メラメラ...
学園長「ふーん...随分とおもしろいジョークじゃないか。そう思わんかね?ケイ」
ケ「そうね。でも、黒森峰から帰ってきたところで、無名校の生徒に逆戻りよ。必ずFair playで正々堂々負けを認めさせるから安心して頂戴!」
学「君がそういうなら安心だな。」
ケ「もっちろん!」
学「しかしながら、もし負けるようなことがあったりしたら....」
ケ「したら.....?」ゴクリ
学「反省会は避けられないと思うべきだ」
ケ「つ、伝えておくわ!それじゃ!」バタン!
学「.......あんな型落ち機で活躍できるのも今のうちだけだ。必ず我々が叩き落してやる...!!」グシャッ
後日、戦車道連盟より直々に、「あのような発言は慎むように」とお叱りを受けに出向いた。名前は忘れてしまったが、お偉いさんに説教を食らう。折角秘書さんから頂いたお茶も、これでは不味くて仕方がない。
途中から、俺ではなくスツーカと急降下爆撃への否定に話が進み始めたため、
「私はスツーカである。しかしスツーカは私ではない」
と、吐き捨てて部屋から出た。俺は悪くとも、我が愛機と取りうる戦法に非はないのだ。
まったく、訓練する時間を”こんなこと”に浪費してしまったぞ!
スカウトの時間も確保しなければならないというのに...
─────よし、明日こそ何が何でも後部機銃手と、B型に乗る選ばれしもうワンペアを連れてこよう。
ちょうどPCゲームの話題で馬が合う幾人を、俺は知っている。
口は災いの元、はっきりわかんだね。
この時代、公の場での発言には注意した方がよさそうですね...←
次回は、驚愕の事実がユキオを襲います。それは一体なんなのか?
乞うご期待です!^^