もしガルパンに航空機があったら()   作:田舎の異音

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さて、今回は無事入試をくぐり抜け、大洗女子学園に入学したユキオくん。
いっぱい友達つくって、楽しい学校生活にするんだぞっ♪




『大洗入学、俺の決意』

 

「やべ!昨日の夜にWar〇hunderなんてするんじゃなかったな」タタタッ

 

登校日初日に遅刻する。それ即ち友人が創り難くなる、である。

 

そうなると不味いのである...俺はハンディキャップを跳ね返せるほどコミュ力がないのだ!走れ、ユキオ!

 

 

 

「よかった、まだ登校中の生徒もいるようだ...」ゼェゼェ

 

どうやら俺の心配は杞憂に終わったようだ。

こんなのでは先が思いやられてしまう。今日からは熟眠を心がける事とした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

正門をくぐり、パンフレットを頼りに教室へたどり着く。中からは賑やかな声が聞こえてきて、思ったより楽しそうだ。

 

「(入学式ではホールが暗いのもあって男子生徒は見えなかったが...恐らくこの心配も杞憂に終わるに違いないな)」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

午前の授業が終わった。とてつもなく疲れている。

 

いや、高校の授業にではなく、原因はいつもその環境にある。

 

 

「(クラスメートがAll Girlsってマ??)」

 

現実が受け入れられなかった俺は、ただっぴろい食堂の角で昼食をとる。

...狭い教室で沢山の女子に囲まれて一人で食べるよりは気晴らしになった。

途中、先輩三人組から絡まれてしまった。

 

『お、君が井波くんだね~よろしくね~』

 

干し芋を一つくれた。...俺はイモ類が大好きなので、ちょっと元気でた。

 

 

 

先「では、ここの問題を井波くん。答えて頂戴。」

 

「(何ッ?!奴は鬼かッ?!)」

 

眠い五時間目の教科は歴史である。

 

先生は無情にも教科書を忘れ、ペンをフル稼働させて全てをメモっている俺を指名したのだ!

 

「...」スッ

 

「分かりません」キリッ

 

先「次からは教科書を忘れないでね?」

 

俺は恥をかいた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

チャイムが鳴り、授業の終わりを伝える。やっとSHRで下校だ。

 

まったく、色々と苦労したぞ!

 

?「あ、あの...」

 

「...は、はい!」

 

梓「よかったらこれ、どうぞ!」

 

そう言って教科書を渡してくれた人がいた。若干茶色がかったショート・ヘアスタイルなクラスの女子。多分初めてクラスメートと喋ったよな、今。

 

「あ、ありがとう!すぐ写させてもらうから待っててくれ」カキカキ

 

そういえば、教科書に書き込む欄があったのを忘れていた。提出課題にされれば、成績は急降下だ!

 

「ありがとう助かった!えーっと...」

 

梓「あ、私は澤梓(さわ あずさ)っていいます!よろしくね♪」

 

「俺は井波(いは)ユキオ、こちらこそよろしくな!」

 

梓「そういえば井波くんはどこを履修するの?」

 

「俺は航k『全校生徒に告ぐ、体育館に集合せよ。体育館に集合せよ。』

 

梓「いきなりなんだね...」クス

 

「だな(クス 行くか!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

全校生徒が集められた体育館は春にも関わらず蒸し暑かった。

 

そこで戦車道を履修するよう勧めるプレゼンテーションが行われたのだが、あろうことか前で話しているのは、昼食帰りに干し芋をくれた女子3人組ではないか!

 

静まり返った体育館に、砲撃音がどぉーん、と響く。スピーカーからとはいえ凄い迫力だ。

 

あ、寝てたそこの女子がむくりと起きた...でもまた寝たようだ、いい夢を。

 

 

 

映像が終わった後は、戦車道を履修する大きなメリットを宣伝している。そしてあまりに露骨な科目選択用紙...戦車道の欄が紙の2分の1じゃん。

 

 

おや?単位数の話になった途端さっきの女子がガバッ!っと起きた。

 

分かるぞ、その気持ち。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

体育館から教室に帰ってくると、さっきの紙が渡された。

 

?「ねーねー!選択科目どれにする?!」

 

?「私は戦車道かなっ!いい奥さんになりたいし♪」

 

?「まずは彼氏作ることからだね(笑)」

 

?「もー優季ちゃんったらー!」

 

...なんと微笑ましい会話だろう。俺も入りたい!

 

梓「あ、井波くんはどれにするんだっけ?」

 

澤さんが話しかけてくれた。ナイスゥ!

 

「俺は戦車道の航空科に入りたいな。その為にこの学校に来たんだ。」

 

?「航空科ー?なぁにそれー?」

 

梓「確か新しくできた科目だったよね?えーっと...飛行機で戦うんだっけ?」

 

「そそ!そんな感じ。あ、俺は井波ユキオ。よろしくっ」

 

優「私は宇津木優季(うつぎ ゆうき)っていうの。よろしくね~」

 

あ「わたし大野あや!なんかおもしろいストラップとかあったら教えてねー!」

 

梓「あ、それと先帰っちゃったけど、山郷あゆみっていう子は中学から一緒なんだ♪」

 

「もう友達めっちゃできてるんだな。羨ましい笑」

 

優「落ち込んでちゃだめだよぉ?」

 

あ「そうそう!私たちもう友達だもんね♪」

 

「えへへ、なんか照れるな」

 

優「それとも~?もうちょっと先に進んじゃう...?」

 

「そ、それってどういう...!?」

 

梓「ちょっと、井波くん困ってるじゃないの!ごめんね?」

 

「いや、大丈夫大丈夫。むしろ嬉しいかも」

 

「「「えっ」」」

 

「そういう意味じゃないやい!」

 

あ「井波くん可愛い!」

 

梓「もー!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なんだかんだで下校する。

 

 果たして大洗女子高校で俺はやっていけるだろうか?

 

  友だちは一応できた、のか...?

  

   勉強はついていけるのか...?

 

 

    まだまだ不安ばかりである。

  

 

 

 

 まぁいい...

 

 

 

 

 

 

 

 今は一生懸命色々とやってみようじゃないか。

 

 

 

 

 

 

 大洗女子学園、悪くないかもしれないな!

 




お読みいただきありがとうございました!新学期ってけっこう緊張しますよね~
僕も高2の時知り合いゼロのクラスに放り込まれて割と詰んでました!笑

それでは、次回も乞うご期待です!
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