もしガルパンに航空機があったら()   作:田舎の異音

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どうも、最近惑星ドイツの最多RB撃墜数が大砲鳥になってしまった田舎の異音です!

今回は2回戦、対アンツィオ高校戦のお話です。
皆様には、雑木林で遭遇戦に参加しているつもりで読んで頂ければと思います。!
それでは第30話、動きます。



『戦車ゲリラ戦!』

今回の試合会場は、前回同様に木々が生い茂っている。

秋山さんのビデオによると、アンツィオ高校の主戦力をになっている戦車は、他校に比べて格段にその規模が小さい。

つまるところ、こういった木々の生い茂る戦場では身を潜めつつ攻撃されれば「どこから攻撃されているのか」すら把握出来ないという事だ。

 

み『アリクイさんチームは、十字路から南東の場所で偵察をお願いします』

 

この試合会場んはもう1つ大きな特徴がある。

それが西住さんの言う〝十字路〟で、ここを戦術的に用いいらない手はないだろう。しかし迂闊な行動...無理に包囲をしようとすれば逆包囲される。

 

そんな重要な場所の偵察を任されたのは、我々アリクイさんチームと、専属保健員の搭乗するウサギさんチームだ。

 

梓さんも俺と同じく、心の底からみほさんを慕っている生徒の1人である。

重要な任務を託された喜びを噛み締めつつ〝我々〟は意気揚々と目的地まで戦車を走らせた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

目的地に到着してから幾分か経過する。依然として状況に変化は見られない...

 

梓『...!こちらウサギさんチームから各車へ!十字路中心より400m北東の地点にCV33を4両発見しました!』

 

思わず目を疑ってしまった。その数にではなく、その隠密性に富む行動にだ!

同様に北西の地点にもCV33を数両確認した。

 

「みほさん、攻撃しますか?」

 

み「まだ待ってください!既にその数が配置されてるってことは、十字路はもう包囲されてるかもしれないです、バレないように撤退してください!」

 

やむを得ず撤退を行う。

今は落ち込むべきときではない。むしろ、十字路の方位が完成していることを発見できたことで、他チームを弾丸の嵐から救ったと捉えられれば、胸がスゥッと晴れていく気がした。

 

次に我々は、十字路から西を大きく迂回して本隊と合流すべく行動する。

引き続き緑のカーテンが覆い被さるような場所を通らざるを得ない!

 

「ほんっと、小さい戦車は神出鬼没だから困るな!」

 

梓『そうだよね...いきなり茂みから出てきたらどうしよう...』

 

嫌な予感というのは案外的中するもので、大概それはいきなり姿を現す。

十字路からかなりの距離を取って迂回していたのにも関わらず、彼女らはそこにいたのだ!しかもまた5両も!!

 

実はこれで3度目である。

 

「これはいけない。どうする、十字路を基点にして東西で戦線を敷いているぞ」

 

戦線がもう完成しているのか、行く先いく先で出会う幾多ものCV33たち。

しかし、みほさん達の本隊は恐らく早い段階で戦線を超えて向こう側に到達している。

この東西に伸びた戦線の下に取り残されたのは、いよいよ我々だけとなってしまったのだ!

 

「こちら偵察小隊!迂回しようとしましたが、東西にかけてこちらの倍以上の戦力が配置されていて合流できません!」

 

み『分かりました。私達は後方から突破を狙います。現在位置を教えて下さい』

 

「えーっと...ねこにゃーさん頼みます!」ホイッ

 

ね「こちらの現在位置は十字路より西南西5km地点のS20A5にゃー」

 

「あ、ありがとう。助かりましたよ。」

 

ね「いつか来るであろう出番に備えて、位置情報その他諸々は確認済み...!」

 

「それは頼もしい!」

 

ぴ・も「(隊長が現在地知らないでどうするぴよ(もも))」

 

我々も突破をするしかないのだろうか?遠距離からであれば確実に撃破は可能だが、距離を詰められればどうなるか分からない。というか簡単に詰める機動力を彼女らは有している。

 

しかし、この危機的状況をやり過ごすには攻撃あるのみ。

少し盛り下がっている場所から砲塔のみを出し、M3と連携して撃破を試みる。

 

この作戦は初撃こそ重要で、M3の主砲副砲で2両、チヌの主砲で1両を仕留め、なんとか同数に持ち込む事を目的とする。

 

しかしなんという事か!我々の砲撃を食らったCV33達は本当に粉々になってしまってしまったのだ!

ものの例えではなく、本当に〝粉々〟になったのだ。

 

ここで我々はある事に気がついた。

 

「デコイだ、あいつら木板の囮を仕掛けてたのか!」

 

梓「じゃぁもう怖くないね!早く本隊と合流しようよ!」

 

「よし行こう、今すぐ突破だ!」

 

先程の一斉砲撃で、4枚が跡形もなく吹き飛んでしまった。運の良い無傷の1枚を、何かに使えるのではないかと考え、エンジンルームの上に乗せ、合流を急ぐ。

 

「まったく、壮絶な騙し合いになったもんだ...」

 

梓「でも吹き飛んじゃった時はびっくりしたよね...まさか!とは思ったけど。」

 

「心配ないよ。特殊なカーボンにハグされてるんだから!」

 

梓「も〜冗談抜かしてると頭撃ち抜かれちゃうよー?」

 

「そ、それは勘弁...」

 

 

 

 

 

 

しばらくしてカバさんチーム、アヒルさんチームと合流した。

 

「やっと会えましたね、エルヴィンさん!」

 

エ「ああ!まるでインパール作戦が成功して日独共同戦線を達成したようだな!」

 

「今度は成功してよかったです!ところで、カメさんチームとあんこうチームはどこへ?」

 

エ「心配するな、彼女らは今P40を探しに行っている。我々も続くぞ!」

 

戦力が三号突撃砲、三式中戦車、M3Lee、八九式中戦車となり、いよいよ敵の各個撃破も可能となった。

 

今更だが、ルールは殲滅戦らしいじゃないか。

さて、反攻に出るとしよう。

 




ここまで読んでくださりありがとうございます!
一応次回かその次でアンツィオ戦は区切りをつけようと思っているのですが、ついつい書く手が止まらなくて困ってます笑

次回も乞うご期待!
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