もしガルパンに航空機があったら()   作:田舎の異音

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こんにちは!某惑星で、G型が両方ともエース化してしまった田舎の異音です!

長い黒森峰戦を戦い抜き、今回からだんだんと日常に戻っていきます( ^^) _旦~~



『ただいま!俺のおおあライフ!』

蝶『大洗女子学園の―――――勝利!!』

 

「聞きましたかぴよたんさん!」

 

ぴ「この耳で聞いちゃっちゃ!!」

 

「ん~.......やったああああ!!!!」

 

ぴ「やったぴよー!!」

 

飛べる!明日も変わらずに飛ぶことができるのだ!!変わらない日常の、なんと幸せなことか!

 

我々は三式中戦車を隠していた場所へ走るのを止めて、その場で抱き合って喜んだ!

ここから観戦会場までは約4キロある。

一通り喜んだあと、我々は飛行の疲れも忘れて再び走り出した!今ならベストタイムが出せそうだ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

沙「....みぽりん!あれ!」

 

み「どうしたの沙織さん...あー!」

 

「ただまですよと」

 

我々が観戦会場に着くころには、すっかり日が傾きかけていた。

そして到着するやいなや、大歓声が我々を迎え入れる!....わけではなかった。

 

梓「ちょっと井波くん!どこ行ってたの!みんな心配してたんだよ!!」

 

優「そうよ~?主に梓ちゃんが」

 

山「ほんとだよー!めっちゃ心配してたんだからね!主に梓が」

 

丸「......おかえり」

 

梓「ちょっともー!みんなも心配だったでしょ!」

 

優「でも~井波くんだし~?」

 

山「走って帰ってくるって思ったよね笑」

 

あ「今日は泣いてないの?」

 

「い、いつも泣いてるわけじゃないやい!」

 

ワイワイガヤガヤ! ハンカチツカッタ? ツカッタ!アシタカエスー! イマ! エチョットソレハ

 

み「あっ.......」

 

沙「...」チラッ

 

麻・華・秋「...」コク

 

麻「あーそういえば西住さんがユキオに言いたいことあるみたいだなー」

 

華「えーなんでしょう、私すごーく気になります」

 

秋「気になりすぎてさっきは体の力が入らなくなっていたでありますー」

 

沙「みぽりんだいじょうぶー?わたしでよければ肩かすよー」

 

「NANI!?」

 

みほさんが俺に言いたいこと?!体に力が入らない?!

それはとても重要だ、同級生ガールズの輪から飛び出して、すぐに急行する。

 

「みほさん!大丈夫ですか!」

 

み「ふ、ふえっ///」

 

「きっと無理がたたったんだと思います、今すぐ僕のスツーカで病院へ!」

 

み「え、えーっと///」

 

「さあ!」

 

ぴ「みほさん困ってるからやめるだっちゃ」ベシ

 

「いて!」

 

ぴよたんさんにシバかれたことで正気を取り戻すことができた。

今かけるべき言葉は、遊覧飛行などではない!

 

「スン....みほさん、守れましたね。俺たちの学校」

 

み「うん、井波くんも...いつも助けにきてくれてありがとう」

 

「僕は一対一になれるようにしただけです。そこで勝利を掴み取ったのはみほさん達ですから」

 

み「んーん、そんなことないよ。黒森峰が森を突っ切ってきた時も、川で追いつかれそうになったときも、本当に心強かったんだよ?」

 

「....俺は、みほさんのことが(先輩として)好きですから。それに、大切なもの(大洗のみんな)を守るためなら、どこへだって、どこからでも降ってやる覚悟です!...って、あれ?」

 

み「.......」

 

「みほさーん?」

 

み「.......」

 

「ミホーシャ?」

 

み「~~っ!////」シュー

 

「まずい、みほさんがショートしたぞ!誰か自動車部を呼んできてくれ!」

 

その後俺は、一連の会話を盗み聞きしていた沙織さん、ぴよたんさん、華さん、麻子さん、そしてなぜか梓さんから、大目玉を食らったのであった。

 

それにしても、事実を事実として告げるのが、なぜクソボケなのだろう。

それが、なぜ非難の口ぶりで語られなければならないのか!

 

杏「いや~.....試合が終わってからの方が大変そうだね笑」

 

「か、会長...」

 

いつものように飄々と笑っているが、かすかに涙を流した痕がある。

言わねばならない。

 

「会長、助けにいけなくて申しわk」

 

杏「......」ギュッ

 

「会長、なにを.....」

 

杏「ごめんね、1人で色々と背負わせちゃって」

 

会長の腕に力が入る。なんと華奢な腕か。

俺も今度は、会長のことをぎゅっと抱きしめ返す。

 

「飛べないことに比べたら、こんなのどーってことないですよ」

 

杏「はは、ありがとうね。〝私たち〟を助けてくれて」

 

我が生徒会長の背後、つまり俺の顔に向かって突き刺さる、殺意のこもった恐るべき眼差し(特に2名)がなければ、このとき号泣してしまっていたに違いない!

 

会長を抱っこから降ろす。これ以上は、お嫁に行く前のお嬢さんとしてよろしくない!

 

 

 

 

 

向こうの方で、まほさんとみほさんが会話しているのが見えた。

俺は今、モーレツに小梅さんと話したい。

しかし、久しぶりの姉妹の再会に水を差していいものかと迷う。

 

...そんな感じでモジモジしていると、それを見かねたまほさんに呼ばれてしまった!

ありがとう、かつての隊長よ!

 

ま「ユキオ、今日はいい試合だった。ありがとう...こっちへ戻ってますます成長したな」

 

「ありがとうございます。まほさんから譲ってくれたスツーカが、俺の期待に応えてくれたんだと思います」

 

ま「ふむ...飛行機乗りはおもしろい考え方をするな。そうだ、小梅はいるか?」

 

小「は、はいっ!」

 

「小梅さん....お久ぶりです!」

 

俺は、小梅さんの手をがっちり握る。するとどうだろうか、黒森峰にいた頃に溢れ出していた母性はおろか、まるで幼い少女のようになっている。

つまるところ、顔が紅潮してしまっているのだ!

 

小「ひ、ひさしぶりだね!井波くん///」

 

「どうしたんですか、顔が真っ赤ですよ?」

 

小「え、いやっ、覚えてないならその....いいんだけど///

 

「...あ、すみません!試合で疲れちゃってますよね。これよかったら!」

 

俺は自販機で買い足した優しい麦茶を小梅さんにプレゼントしてあげた。

 

小「あ、ありがと!いただくね!」ゴクゴク...

 

「それでずっと気になってたんですけど、別れ際の無線でなんて言ってたんですか?」

 

小「ブフーッ!...あ、ごごごめんなさい隊長!」

 

ま「気にするな」フキフキ

 

み「井波くん、無線って何のはなし?」

 

俺は端的に他人にものを説明することが下手なので、黒森峰での一連の感動的な別れについて、みほさんに聞かせてあげた。

 

み「ふーん....そのマフラー、小梅さんの手作りだったんだ」

 

「そうなんですよ!これすっごくあったかくt(ムゴゴゴ!」

 

ま「みほ、お前も何かユキオにプレゼントしてみたらどうだ。こいつは物持ちがいいから、ずっと大切にしてくれるはずだぞ」グググ!

 

み「プレゼント...うん!なにかいい物がないか考えてみるよ!」

 

小「井波くん大丈夫!?」

 

「...もしかしたら隊長さん、まだ俺に着替え見られたこと根に持ってるのかもしれないです」グエ

 

ま「ユキオ。あのスツーカ、今から回収してもいいんだぞ?」

 

「本日は有意義な試合をしていただき幸甚の至りです。また色々と勉強させていただきます、我が隊長」

 

ま「うむっ」

 

その後我々は、各校の集まりへと戻っていった。

小梅さんとはもちろん連絡先を交換した。

 

さっそくGIFが送られてくる...なんだこれは!猫ミームじゃないか!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

杏「さあみんな、大洗へ帰るよ!」

 

「「「「「はーい!!!」」」」」

 

「あ!三式!!」

 

回収車はすでに撤収してしまったので、俺とももがーさんはクロスカントリー走をする羽目になった。やれやれ、体力をつけておいて正解だったな!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【大洗にて】

 

まったく、大洗市民の盛り上がりときたらとてつもない!普段閑静な住宅街も、今や四号戦車にひるがえる優勝旗の熱気にあてられている!

 

我々が学園艦に乗り込む際も、大勢のギャラリーや横断幕が掲げられ、大変な歓迎をうけることになった。

これが優勝パレード!人生で一度は味わってみたかったものだ!

 

冷泉久子さんは、自らが快調であることを示すためにタップダンスをしてみせてくれた。

負けていられない、俺は三式の上でコサックを披露しようとしたが、ぴよたんさんに車内へ引きずり込まれた。

 

あ、あれは秋山さんのご両親じゃないか!

 

父「........」

 

「........」

 

父「.......」ビシッ

 

「......」ビシッ

 

男同士の会話に、言葉はいらないのだ。

 

さて、明日からは我々も普通の生活に戻ることになるな。

いつもの教室、いつもの学校生活...もっとも、俺にとっての普通とは、優しい麦茶を飲んで体操して訓練することだ!

 

やれやれ、試合に勝ててよかったが、早く撃破率120%まではまだ遠い。

 

そうなれば、いま俺がすべきことはただひとつ。

 

いつものベッドで、いつものように熟眠することだ...




お読みいただきありがとうございました!

みほさん、小梅さん、梓さん。自分には到底選べません...!
もっとみんなの高校生らしい一面を書くために、『もっとらぶらぶ作戦です!』を脳神経に焼き付けてこうと思います(*'ω'*)

それは次回も乞うご期待!
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