もしガルパンに航空機があったら()   作:田舎の異音

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こんにちは、田舎の異音です!

今回は、例のハンカチがキッカケで起こったとある事件のお話です!
因みにみなさん、家庭科って得意ですか?
僕は裁縫以外テンでダメでした笑

それでは第48話、動きます!





『家庭科の評定は②!』

決勝戦が終わって数日経った。

ようやく町は落ち着きを取り戻して、我々は高校生として過ごせるようになった。

 

ァァァァァァァァァァァァアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!

 

「起床!やっぱり目覚ましはこれに限るな!」

 

ジェリコのラッパを聞くことで今日も飛べるという幸せを感じることができ、二度寝することなく布団から出られるという秘策である。

 

「小梅さんからのメールは...」パカッ

 

 

件名:おはよう!

本文:

おはよう井波くん!昨日はぐっすり眠れたかな?

筋肉痛とかがあるときは、きちんとロードワークをお休みすること!

井波くんがケガしちゃったら私、悲しいよ~(;_;)

それじゃあ朝練いってきますっ!

起きたら連絡くれると嬉しいなっ♪

小梅

 

「おぉ....!」

 

黒森峰女学園は、今日から朝練を再開するみたいだ。ハルトも今頃走り込んでいるに違いない!

メールに返信したら、俺もさっそく走りこむか!

 

 

件名:あ

本文:

小梅さんおはようございます!

最近は朝でも暑いですね~、夏本番って感じです。

この時期になると、床の上で死んでるって思ったセミが、最後の力を振り絞って暴れてびっくりしたことないですか?

あれ、セミファイナルっていうらしいですよ。華さん(四号の砲手)が言ってました。

おもしろいですよね

熱中症にお気をつけて!

ゆきお。

 

「送信っと。今日も訓練がんばるか!」

 

俺は勢いよく登校した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【学校にて】

 

梓「あ、井波くんおはよ~」

 

「おはよう!一緒に体操しないかい?」

 

梓「う~ん、激しいのじゃないならいいよ!」

 

保健委員が一緒なら、少なくとも熱中症で頭が茹で上がる心配はないな!

我々は、今日という日を充実して過ごすためのストレッチをおこなった。

 

梓「そういえばさ、この前西住隊長に言ってたこと、ほんとなの?」ググ

 

「あ~伸びて気持ちい...言ってたって、なにを?」

 

梓「だからその...大切だとか、そういうのっ!」ググ!

 

「あ~、あれは俺の信条だよ。心の燃料だね」

 

梓「ふ、ふ~ん?じゃあさ、もし私だけが生き残って、周りに戦闘機がウジャウジャいたとしても、き、来てくれたりするの?」グググ!

 

「当り前だよ。梓さんのことも(友達として)大好きなんだから....ち、ちょっと痛いぞ...!」

 

梓「わ・た・し・『も』?」グギギギギ

 

「ンアーッ!!」

 

梓「ホントにもうっ....いつか刺されても知らないんだから!」プイ

 

刺される...それはどう意味なのだろう?皆目見当がつかないが、授業中にいきなり指されることだけは勘弁願いたいものだな!

 

「あ、そういえばハンカチありがとう。色々と役に立ったよ」

 

梓「それならよかったよ。井波くん、結構汗かく方だって知ってたから」

 

スポーツで一緒に汗を流しているうちに、その量まで把握されていたとは驚きだ。

梓さんを名誉保健委員にしなければならない。

 

「本当に助かった。肌触りもよくて気に入ったから買ってみたいんだけど、どこのブランドなの?」

 

梓「ふふーん!これ、実は私のハンドメイドなんです!」

 

「な、なんだってーッ?!」

 

梓「ふふっ♪よくできてるでしょー? 丹精込めてつくった、この世に一枚しかないハンカチなんだ~♪」

 

俺は激しく戦慄した。まさかそんな代物だったとは...

喉元まで「ごめん」という言葉が出かけていたが、必死に飲み込む!言ってはならない、言ってはならないぞユキオ!

 

梓「ん~!ふかふかで気持ちい!」

 

「あぁ....か、顔を埋めている....」

 

どうしようもない罪悪感に襲われる。このまま言わずに墓までもっていくか?

いや、墓までどころか、罪悪感でまさに今死にそうなのだ!

 

「あ、梓さん!」

 

俺は、ハンカチを握る梓さんの手をにぎる!

 

梓「え、ちょ、ちょっと井波くん?!///」

 

「その...そのだな...」

 

梓「う、うん...///」

 

「お、俺もハンカチ作ったから、こ、今度交換しないか?」

 

梓「え.....えー!?井波くん裁縫とかできるの?!」

 

「やれますねぇ!」

 

梓「わかったいいよ!じゃあ明日交換しよっ」

 

「え」

 

梓「あ・し・た、交換しよ?」

 

「ハイ」

 

梓「じゃあ先教室行ってるね。遅刻しちゃだめだよ~」

 

俺は、ルンルンで駆けていく梓さんの背中を呆然と見ることしかできなかった。

 

「これは、どエライことになったぞ」

 

何を隠そうこの私、裁縫については玉結びくらいしか知らないのだ!

 

俺は業間休みになると、倉庫へ駆け出し、みんなの自己紹介シートに目を通した。

 

無論、趣味や特技で裁縫をしている人を探すためだ!

 

 

「むむ、これは...」

 

俺は、秋山さんの持ち帰った「㊙情報ファイル」から、裁縫が得意な生徒を見つけることに成功した。

幸いツテはある!いま、メールもおくった!

 

「先生!持病の急性腹痛炎がひどいので、港にあるかかりつけの病院へ行ってきます!」

 

先「え、あ、はい」

 

やれやれ、病院嫌いの俺が仮病をつかうとはな!

 

俺は愛しのシュトゥーカに乗り込み、プラウダの学園艦へと急行した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【午後の授業中】

?「ここかー、めっちゃ綺麗な校舎だな」

 

?「アポなしで来ちゃったけど、大丈夫?」

 

?「一応ユキオに見に来るぞって連絡入れてあるし、大丈夫だろう」

 

麻「Zzz....んあ」

 

?「あ、大洗の生徒がサボってる」

 

麻「ここは部外者立ち入り禁止だぞ」

 

?「ごめんね、私たちは怪しい者じゃないのよ」

 

?「ああ、戦車道の練習を見に来てね。ほら、優勝したから子どもたちに差し入れを持ってきたんだ」

 

麻「誰かの親御さんか。名前を教えてくれれば案内する」

 

?「おっと、自己紹介が遅れてすまないね。僕たちは―――――――。愚息がお世話になってます」

 

 

 




まさかのプラウダ!
一体誰に会いにいくんでしょうね()
そして誰が会いにきたのか()

それでは次回も乞うご期待!
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