もしガルパンに航空機があったら()   作:田舎の異音

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どうも田舎の異音です!
さて、今回で4話目になりますが、井波に願ってもいないある依頼が来たそうです。
一体、何なんでしょう?



『グツグツ作戦です!』

〜前回の続き。夕暮れのグラウンドにで〜

 

み「(...井波くん、本当に最後まで走ってたんだ...)」

 

み「(飛行機なんて買ってあげられないけど、私に何かできる事ってないのかな...?)」

 

華「(みほさん、何か考え事をしていらっしゃるのかしら?物凄く険しい顔...)」

 

沙「あ!そういえば聖グロリアーナってどんな学校なの?強い?」

 

み「え!うーんとね、準優勝したっていってたかなぁ」

 

麻「今のままで大丈夫なのか?」

 

み「もう少し練習しないと厳しいと思う。一緒に頑張ろ!」

 

 

「「「「おー!」」」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

家から学校は、北海道から沖縄くらい離れているのか?!

 

いや違う、脚を引きずって帰ってるだけか...

 

100周走ったはいいものの、これは明日動けそうにないな...

 

幸いにも訓練は休みだ、家へさへ着いてしまえばこっちのものである。

 

 

「(いかん、脚の感覚が無いせいで上手く歩けない...!)」グラッ

 

?「...っと、大丈夫か?肩なら貸すぞ。」ダキ

 

「あ、あぁ...どうもすいません.....」

 

?「気にするな。同じ戦車道を学ぶ者同士、遠慮はいらない」

 

「(戦車道?...確かにこの人も制服は着ているが...)」

 

?「家はどっちだ?その様子では一人で帰るのは辛いだろう?」

 

「あっちです...ありが、とう...」

 

お礼を言うにあたって、目線を合わせないのは失礼というものである。

顔を上げて、親切な隣人の顔を拝む。

...ふむ、蝶野さんとは違う意味で男勝りな人だ。目つきが鋭いが、この面影.....どこかで見た事ある気がする。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

結局名前までは教えてくれなかったが、他校で戦車道をしているらしい。

 

なんでも隊長さんなんだとか。

 

それでもいきなり、

 

?「今日はよく走っていたな。ロードワークも大切な訓練の一つだ、続けるといい」

 

とか言うもんだから、恥ずかしかった。

 

「(泣きながら走ってる所を見られたのか?!)」

 

ああ、今日はいくら不幸が続けば気が済むのだろうか!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ど、どうもありがとうございまし、た...お陰で楽に帰れました...」

 

?「気にするな。それより...西住はどうしている?」

 

俺の耳が正気であれば、今この人は「西住」と言った。

 

ちょっとした用事で学園艦に来たらしいが、どうしてうちの先輩の事を?

 

「西住さんは、そうですね。肝が据わってて...戦車の指揮が上手いと思います」

 

?「そうか、ありがとう。君も航空科で上手くやってくれ」

 

回れ右をしてスタスタと歩いて行く、どこかの隊長さん。

 

敵情偵察か?疑問は深まるばかりだ。

 

まぁいい...早くシャワーを浴びて横になるか!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

?「誰なんです?さっきの男は」

 

?「気にするな、ただのみほの後輩だ」

 

?「弱小にもなると、あんなのでも慕われるんですね」ハッ

 

?「言動には気を付けろ。...なぁエリカ、短期転校について色々と教えてくれないか?」

 

?「え、いきなりどうしたんですか!偵察ならわざわざ転校なんt」

 

?「違う。少し考えがあるだけだ...」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ジリリリリ!

 

目覚ましよ、母親のような手荒い起こし方はよしてくれ!

 

 

本当に参った、脚がギプスをハメられたように微動だにしないぞ!

 

「私の休日を何人たりとも制限する事は許さん!そーれっ!」ガバッ

 

 

勢いよく起き上がったその刹那、腹の底から込み上げてくる底知れぬ痛みが走る!

 

 

「いっっっっっってええええぇぇぇぇ!!!!???」

 

『ち、ちょっと!大丈夫?!』ドンドンドン

 

「すいませ〜ん...ちょっと筋肉痛が酷くてぇ...(泣)」ポロポロ

 

『湿布、貼ってあげましょうかー?』

 

「い、いえいえお気になさらずに!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

時刻は午前9時を回った。俺の部屋にはテレビはないがPCがある......デスクの上にな!!

お腹も空いてきたが、こんな時に限って何も材料がない。

 

つまるところ俺は、材料を買いに行き、台所で慣れない調理を行い、やっと朝食が取れるのである。

しかし、1日は3食あり、この重労働を3回こなす必要があるのだ。

 

エジソン、あなたが1日を3食にした事を今日ばかりは恨んでやるからな!

 

 

 

 

 

 

「あ〜お腹が空いて活力がみなぎらない...」

 

アンパンのヒーローがこんな時に来てくれればどれだけ嬉しいだろう。

 

その時だった。

 

『ね、ねぇ?やっぱり迷惑じゃないかな...?』

 

『今更帰れないよ!みぽりんが行きたいっていったんじゃん!』

 

『取り敢えず、ノックしてから考えてみましょうか。』コンコン

 

ドアの前で話し声が聞こえると思えば、ノックされて驚く。

 

「はーい」ズルズル

 

匍匐前進で何とかドア前まで辿り着く。

 

「どちら様ですか、、」

 

華「五十鈴華です。筋肉痛で動けないのではと思い、家事を手伝いに参りました」

 

沙「ちょっと華ズルイ!あ、武部沙織も一緒だよっ!」

 

み「西住みほです、すいません朝早くにきてしまって...」

 

とんでもねぇ、待ってたんだ!コマンドーのセリフが脳裏をよぎる!

 

ドアノブに付いている鍵を開けるため、最後の力を振り絞った。

 

俺の上腕二頭筋はこういう時のために鍛えてあるのだ!!

 

 

 

 

「い、いらっしゃい...先輩方...うっ」バタッ

 

み「大丈夫ですか?!沙織さん、そっちの肩持ってあげて下さい!中まで運びましょう!」

 

沙「了解!」

 

華「井波さんしっかりなさって下さい!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それから壁を背にして座らせてくれた武部さんは「台所借りるね!」と3人でお料理を始めた。

 

今、胃袋を掴むとかいうグロデスクな表現が聞こえたぞ!

 

 

 

半時間くら経って、肉じゃがをご馳走してくれた。

 

沙「はい、どーぞ♡」アーン

 

「自分で食べられますよ!?」

 

沙「いいのいいの!無理しないで?」アーン

 

嬉しい!確かに嬉しいが、西住さんと五十鈴さんがいるんだ、そういうのは二人の時n...!?

 

「お、おいしぃ...」モグモグ

 

少し甘さが強めの肉じゃがは俺がもっとも好物とするところである。

 

研究済みなのか?!...いや、まさかな!

 

 

華「もう沙織さんってば、飛ばしすぎですよ?」

 

沙「ごめんごめん ちょっと可愛かったからつい、ね?」

 

み「井波さん、お味はどうですか?」

 

「最高でーす!」 

 

「「「やったぁ!」」」

 

 

その後は皆とお喋りしながらよく食べた。

 

勿論、「普通に」である。

 

西住さんいわく、近々聖グロリアーナ女学院との練習試合を行うらしい。

 

「それっていうのは、航空機もでるんですか?」

 

すかさず疑問をぶつけてみる。

 

み「今回は普通戦車道の殲滅戦だから、航空隊はお休みかな」

 

よかった。実践を経験する事は、訓練を積むことよりより早く完熟飛行を可能にする。

 

差が開かなくてよかった、とつくづく思う。

 

沙「強豪校だけど...私応援してくれる人の為にも頑張るよっ!」

 

華「応援してくれる殿方は...いらっしゃるのでしょうか?」

 

沙「もー!いるよ多分!あ、それじゃぁ洗い物してくるね!」

 

華「私は夕飯の材料を買ってきますね。メモはどこかしら...」

 

武部さんは台所で鼻唄混じりに洗い物、五十鈴さんはお買い物に出かけた。

必然的に西住さんと二人きりになる。

 

み「実はね、伝えたい事があるんだ♪」

 

「それはもうなんなりと」

 

み「それがね、黒森峰女学園に短期転校しないかってお便りが来ているみたいなんだけど...」

 

「.....えっ?」

 

み「飛行訓練をさせてくれるみたいだよ!」

 

「え、えええぇぇぇ!!!??!」

 




今回はとても長くなってしまいました...
個人的にはサクッと読めて強く印象に残る作品を!というコンセプトでやっているので、次からは何とかします笑

まさかの短期転校!ですね...

黒森峰・航空隊・梓が来いと聞いて、ピン!とくる方もいらっしゃるかも知れないです笑

それでは次回も乞うご期待!

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