もしガルパンに航空機があったら()   作:田舎の異音

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お久しぶりです、田舎の異音ですぅ!
投稿空いちゃってすみません!

今回は羅馬くんが大洗に合宿へきているときのお話です!いつも通りのルーティンを貫くユキオたちでしたが、最後になにかに気づいたようです...?

それでは第54話、動きます。


『しばしの別れだ、我が友よ』

目覚ましの音が朝の直上急降下を知らせる!

 

「起床!」

 

小梅さんからのメールを返信し、優しい麦茶を一気飲みする。これがいい朝、まさにgood morning だ!

 

そんな俺のルーティンに付き合ってくれるお友達を紹介しよう!

 

「いつまで寝ているんだ、朝練にいくぞ」

 

羅「まだ6時じゃん...夢の中で七生と話してたのに....」

 

「問答無用!」ガバッ

 

ラバちゃんは悶絶しながら顔を洗い、うなだれながら歯を磨いて、白目を剝きながらジャージに着替える。

 

...ひょっとすると、麻子さんと同じタイプなのだろうか?

 

 

 

梓「あ、おはよう井波くん!また紙面を賑わせてたね笑」

 

「おはよう!新聞社もこういう時だけ保守派になるんだ、その点校内新聞は正直ではいいね!それより走りにいく?」

 

梓「そういうと思って待ってたんだよー!いこっ♪」

 

羅「(待ってるってなんだ。いつもやってんのか)」

 

 

 

まだ涼しく静けさに満ちたグラウンドを我々は走る。

身体が温まってきたらペースを上げて、しっかり息があがるようにする。

 

こうすることで心肺機能が鍛えられ、激しい空中戦や度重なる出撃にも耐えられるようになるのだ!

 

羅「はぁ、はぁ!いつまで走るん...だよッ!!」

 

「『いつまで』だと?そんな事を考えてるうちは『いつまでも』だ!」

 

梓「余計なこと考えてちゃだめだよー!」

 

ランニングには心肺機能を鍛えるだけでなく、瞑想のような効果もある。

段々と頭の中のおしゃべりが静まり、走ることにのみ集中できるからだ。

 

それでもなお走り続けていると、次にしんどさや疲労感、さらにはプライドや嫉妬などの雑念が消える。

 

その時にふと、とある想いが浮かんでくるのだ。

 

「....聞こえてきたな」

 

学者は潜在意識だとか難しい専門用語を使いたがるが、俺はそれを『本心』と呼んでいる。

 

飛びたい、出撃したい、戦車を撃破したい!

 

聞こえてくるのはいつもこの3つ、それ以外にありえない!

黒森峰戦が迫った時期には、別の本心も聞こえてきたりはしたけどな!

 

 

 

 

 

「はぁ、はぁ、小休止〜!」

 

梓「井波くん今日ちょっと速かったよー?」

 

「ごめんごめん、エキシビションが楽しみでつい!」

 

梓「あと1週間だもんね。私たちもリベンジできるよう頑張らなくっちゃ」

 

黒森峰へ短期留学している間に、大洗と聖グロは練習試合をしたと聞いている。

結果は恵まれなかったが、

 

「みほさん達に試合のこと聞いてもあんまり話してくれないんだけど、なんでだろう?」

 

キャッキャッキャッ!

 

羅「はぁっ!はぁっ!....やっと走り終わったぁ~!!」バタッ

 

梓さんと俺で仲良く粉ポカリを作っていると、ラバちゃんが帰ってきた。まるで滝のような汗、彼の本心を聞いてみよう。

 

羅「七生ちゃんと話す新しい話題に決まってるだろ」

 

ユ・梓「!?」

 

彼の秘めたる恋心に、一点の煩悩なし!

一晩同じ部屋にぶち込んだとしても、おそらく間違いは起こさないだろう。

 

梓「...」チラッ

 

「ん、どした?」

 

梓「なんでも笑」

 

「お、おう?」

 

そんなこんなで我々は約1週間、みっちりと飛行訓練にいそしんだ。

驚いたのは、この間にラバちゃんがJu87の操縦も完璧にマスターしてしまったことだ!

 

なんという器用さなんだこの男は。聞けば彼の搭乗機は一式戦闘機『隼』三式戦闘機『飛燕』、艦上攻撃機『流星』を乗りこなすらしい。

 

秋「陸軍なのに、海軍の機体を使うのはありなのでありますか?」

 

秋山さんがそんな質問をしてしまったばっかりに、ラバちゃんは皆の前で演説をぶちかました。

お題はもちろん、『知波単魂とはなんたるか』に終始!

 

『突撃精神』について熱く語ったあと、操縦に早く慣れるコツをラバちゃんに聞いた。

黒森峰で何時間もの飛行訓練の末にやっとシュトゥーカを操れるようになった俺にとって一番気になっていたかし、なにより来年以降、後輩が入ってきたときに参考になるかもしれないからだ!

 

羅「ん~、まぁ逆ガル翼だし急降下爆撃機だし、流星もスツーカも一緒じゃん。俺は飛行機は好きだよ、だって前にしか進まないからね」

 

天は二物を与えずとはこのことだ!

ホバリングじみた彼の回答はさっさと忘れて、俺なりに航空隊の教育方法を考えないとな...

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

杏「やほ~井波くん。訓練はかどってる~?」

 

「おかげさまで!夏休みは訓練のことしか考えなくて済みますからね」

 

杏「そ、それならいいんだけどねん。じつはさ、優勝賞金でなんか買おうと思ってるんだけど欲しいものとかってある?」

 

欲しいもの...いま我が航空隊に足りないのは人数と機体数だ。しかし人材についてはあまり望みがない。

これ以上戦車道履修者を優遇してしまうと、他の生徒にクーデターを起こされかねないからな!

 

「正直、めちゃくちゃあります...人も機体も足りてなくって...」

 

杏「そっかぁ、まぁそうだよね。ラバちゃんに応援頼んだりできないかね~...あ」

 

「どうかしたんですか我が生徒会長....あ」

 

羅「それじゃ一週間世話になったね。そろそろお暇させてもらうぜ相棒!」ブロロロ

 

「「ちょっと待ったァァァァ!!」」

 

羅「う、うわぁ!?く、くるなーッ!?」ブロロロ

 

「くっ!この機会を逃したら『アレ』を見れる機会はそうそうない...!」

 

杏「こうなったら井波くん、『こうそくいどう』だ!」

 

「押忍!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

羅「ふう、恐ろしく恐ろしい剣幕、俺じゃなきゃ凍り付いてたね」

 

 

バン!バン!!

 

 

羅「なんだ?風防の閉め忘れk」

 

「ハーイラバチャーン!」

 

羅「うおおおおおおおおおおおおおおおお」

 

 

人材不足と機体不足を両方解消するために最も効率的な方法は、単座のマルチロール機を導入することだった。

つまりいざとなれば、2機は爆弾を、2機は防空を勤めることで、全員がパイロットとして出撃するのだ!

 

知波単のFw190 A-5(ヴュルガー)を操縦してみる。

人間工学に基づいためちゃくちゃいい設計じゃないか!

手始めに対地攻撃機型のFw190 F-8を1機購入した。




お読みいただきありがとうございました!

あのお方の書籍を読んでると結構な頻度でFw190が登場するので、思いきって導入しました!
でも実はこのFw190が、この後の展開で大きな役割を果たすことに...

それでは次回も乞うご期待!
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