もしガルパンに航空機があったら()   作:田舎の異音

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こんばんわ、田舎の異音です!
名前の由来ですか?聞かないでください....

それではどうぞ!


『また会いましたね!』

 

ああ、黒森峰女学園万歳である!

 

ロードワークに行く直前に、机の上にある紙に気がついた。

 

『支給品を選んで下さい。月に一度、選択した品物を箱でお送りいたします。』

 

だそうだ。学生寮がある上に、こんな支給品も存在する。

 

黒森峰のなんと学生に優しいことか!(←金欠)

 

「早速記入しよう。麦茶が飲みたくて堪らないぞ!」カキカキ

 

今は丁度暖かくて心地よいシーズンだが、時期に汗が止まらないほど暑くなってしまう。

 

ミネラル不足や水分不足で訓練できないのは、絶対に避けるべきであり、自己管理が行き届いていない証拠である。

 

「一応記入はしたけど、一体どこへ出すんだろう?早ければ早い程いいよな...」キョロキョロ

 

?「あの、もしかして支給品用紙の提出ですか?」

 

螺旋階段でキョロキョロしていたところ、黒森峰の生徒に声をかけられる。

 

「はい、でもどこに出すべきか見当がつかなくて...」

 

?「それならこちらですよ。よければ一緒にどうですか...??」

 

先程のまほ隊長さんとは打って変わり、かなりおっとり大人しげな雰囲気が感じられる。

 

小「あ、申し遅れてすいません、私は赤星小梅(あかぼしこうめ)と言います。井波さんの教育係になったので、よろしくお願いします。」ペコ

 

「こちらこそよろしくお願いします。それにしても凄いですね、黒森峰には教育係がいるなんて。」

 

小「私も入学した時には驚きましたよ笑 でも、これもここの伝統なんだそうですね」

 

「ハハハ、それは凄い伝統ですね、やっぱり王者は他校とは違う!」

 

 

 

 

 

 

楽しく会話していると、提出ボックスが配置されている窓口へ来れた。

 

....ふむ、俺の推測ではあるが、上級生の記入欄は複数あるから恐らく年功序列に違いない。ひとまず提出しておこう。

 

「案内どうもありがとうございました。因みに小梅さんは何を支給してもらっているんですか?」

 

小「私は飲料水とシャンプー・ボディーソープを支給してもらってます。値段がはるものだから計画的に使わないとだけど...笑」

 

「え、3つも?!小梅さんは3年生なんですか?」

 

俺が思っていたのは、1年生は1種類、3年生なら3種類である。

 

まさか留年されてしまったのだろうか?お気の毒に...

 

小「ち、違うよ?!あとそんな目で見ないでっ!わ、私はG型パンターっていう中戦車の車長だから、優遇?されてるみたいなの」

 

「小梅さん車長なんですね!...俺も航空隊隊長になったら優遇してくれますかね??」

 

小「頑張れば大丈夫だと思うよ!それじゃ、明日からがんばろうね!」

 

そういって小梅さんは帰った。

留年したのかと疑ってしまったのが、申し訳なく感じてしまう程いい先輩ではないか!

 

俺は早く自立しなければならない。

小梅さんは車長である上に2年生だ、恐らく訓練や勉強の事もあるに違いない。

 

「受けた恩は、地上部隊支援という形で返すことにしよう!」

 

今日も今日とてランニングに出かけた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翌日になった。今日は三連休の最終日で、13:00集合と予定表には記載してあった。

 

現在時刻は12:45。準備の時間を含めて妥当な時間ではないだろうか。

 

?「遅いぞ井波!」

 

「すいません、予定表には13:00集合と書いておりましたので...」

 

クスクス.... 遅いわね、何考えてるのかしら..... これだから短期生は....

 

 

 

隊列の中からボヤキが聴こえてくるが、俺は昨日入学したのだ。

さらに言えば、諸君らが早すぎるのであって俺が遅いのではない。

あくまで集合は〝13:00〟なのだから。

 

 

エ「ブツブツ聞こえるのは気にしないで頂戴。私は逸見(いつみ)エリカ。副隊長だからよろしく」

 

昨日の冷ややかな人よ、今日も会えて光栄です。

 

エ「あなたの入る航空隊の列は右から2番目よ。アップをするから後ろからついてきなさい。」

 

徐々にハードになっていくアップに、俺の列の人達はすでにバテてきている。

なるほど、やはり黒森峰の訓練は他校のそれとは違うという事だ。

エリカさんが汗だくになりながら、次は校庭各自10周!と声を張り上げる。

 

...そういえば隊長さんがいらっしゃらない。

 

サボりですか?なんてブラックジョークは、その後の生活に著しく響く為、敢えて言わないようにしておく。

 

「隊長さんはどちらへ?」

 

隣の生徒に聞いてみる。

 

?「そんなの...!知らない、わよ.....っ!!」ハァハァ

 

聞く相手と時間は選ぶべき、この先輩はそう教えてくれた。

 

 

 

 

 

 

 

 

ランニングは6週目に突入した。俺の順位はおおよそ中間で、後ろからはエリカさん他が、壮絶な首位争いをしながら追い上げてくる。

 

「(抜かれる訳にはいかない!)」

 

エリカさん達が、新人の俺に一周差をつけてやりたい!と思っている事は見なくとも表情が語っている。

よって、追い抜けそうなスピードで前を走り、抜かれそうになる直前でスピードを上げる。こうすれば体力を永遠に削り取る事ができるのだ。

 

「......」タッタッタ

 

エ「.......!」タッタッタッタ!

 

「おりゃ!」タタタタタ!

 

エ「ちょ!待ちなさいよ!」タタタタタ!

 

これもアップの一環だが、今やエリカさんはついてくる側である。

半時間くらい走り続け、ペースアップを続ける内にいつの間にか首位にいた。とても清々しい!

 

おっとエリカさんの顔の何と悔しそうなことか!

ついこの間100周走った身からすれば、これもアップに過ぎないのである。

 

 

ま「帰ったぞ....どうした、まだアップの途中だろう?」

 

エ「隊長...み、水を下さい....!」

 

ま「わ、分かったから汗を拭け、エリカ。風邪を引いてしまうぞ。」

 

小「隊長、おかえりなさい...」

 

ま「ただいま、小梅。随分皆がぐったりしているな」

 

小「も、もう脚が限界ですよ...」アハハ

 

ま「だからあれ程ロードワークは怠るなと...井波はどこへいった?」

 

エ「ゴクゴク...プハァ!アイツなら今、支給品を取りにいくとか言ってました。すぐに戻ってくるそうです」ゼェゼェ

 

 

 

頼んで即日配達とは、父親の言う通り、かなり交通網が発達したという事であり、素直に嬉しい。

箱から2本優しい麦茶をとってすぐにグラウンドへ駆け戻り、訓練を再開する。

 

しかしいざ戻ってみれば、みな壁を背にして座り込んでしまっている。

 

「(小梅さんは.....あ、隊長さんとお喋りしてらぁ。)」

 

ま「ユキオ、戻ってきてたのか。」

 

「はい、おかえりなさい隊長さん」

 

ま「うむ、ただいま。よし、これで全員揃ったな。今から重要な事を話すから皆集まって聞いてくれ」

 

すかさず隊列が組まれ、俺の知っている黒森峰に戻った。

 

ま「再来週の日曜にサンダースと練習試合を行う。全国大会前の最後のリハーサルだ。詳細は紙媒体で諸君に送る。各自調整を進めておくように。以上だ!」

 

「「「「「Jawohl!!!」」」」」

 

「や、やぼーるっ!」

 

?「おい新人、やぼーるではなくJawohlだぞ」

 

「(さほど変わってないのでは...?)」

 

今日は訓練...というより練習であった。

しかしそんな練習帰りに隊長さん呼ばれた為、小梅さんに優しい麦茶を手渡ししてすぐに赴く。

 

 

 

 

ま「ユキオ、再来週のサンダース戦、君にも飛んでもらう」

 

えらくいきなり嬉しい事を言ってくれる、そんな隊長の事が今、好きになった!

 

「ほ、本当ですか?!」

 

ま「ああ、〝より一層〟訓練に励んでくれ。」

 

 

「より一層」俺はこの言葉を聞き逃さなかった、ユキオに電流走る!

 

基本的に授業時間以外は、トレーニングか航空機に付いて本を読むのが「一般」だったので、思い切ってお言葉に甘えようではないか!

 

「分かりました、では私の乗り込む機種を教えて下さい。」

 

早速「訓練」の為の準備に取り掛かる。再来週は待ってくれない。

 

ま「いいだろう。ユキオが乗るのは————だ。」

 

いよいよ訓練開始である。

さて......銃座担当を探しにいくとしよう!

 




今回もかなり長くなってしまいましたね 
色々といいアイデアが浮かんできてしまって、止まれないのが最近の悩みですorz
推敲していきますので、これからもよろしくお願いします!

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