ユキオとハイヒェルは毎日のように空を飛び、来たる練習試合に備えていました。
しかしそれを応援するのが人間なら、邪魔をするのも当然人間。
第8話、動きます。
今日は火曜日、つまりもうとっくに試合まで一週間は切っているのだが、時間を有効に使うのはどうも難しいらしい。
先輩「おい、聞いているのか?!あんたらが飛行訓練ばかりする所為で、うるさくて勉強できないのよ!」
絶賛先輩に叱られ中である。
無念、もう30分も無駄にしてしまったぞ!
「お言葉ですが先輩。次の試合に向け、西住隊長に「一層」訓練に励むよう伝えられました」
「だ、だから何よ?」
「もし僕が遊んでいるようなら、その時はご指導下さい。しかし、『うるさいから飛ぶな』というのなら、隊長の方に進言願います!」
ク「そ、そうだー!」
先輩「あんたは黙ってなさい!チッ、もういいわ、隊長からなら仕方ないけど、あまり急降下はしない事!いいわね?」スタスタ
先輩は早足で寮の方へと向かっていった。
......さて、そろそろ大丈夫だな。
「急降下爆撃機なのに急降下しない訳ないだろバカッ!!」
ク「このガリべーん!!」
気を取り直してもう一回練習しよう、とクララの手を引く。
「もう一回飛んできまーす!」
一応司令塔の方に伝えておく。
いってらーとメガホン越しに返してくれる。許可は取ったぞ!
ここで搭乗機を紹介する。遅れてすまない。
俺が今回搭乗するのは......
“
最高速度は高度4000mで383km/hで、
巡航速度は200km/h前後と、戦闘機と比べるのはナンセンスな値となっている。
しかし、500kg爆弾を一つ搭載できる上、その頑丈さは地上部隊支援にはもってこいである。まさに急降下爆撃の為の急降下爆撃機である。
最近知ったのだがこの機体、どうやら急降下時にサイレンの様な音を出すらしい。
先輩から、「これを目覚ましにすればいい。」と言われたので、次は録音機を持ち込んで急降下しよう!
少し話がそれた、次は弱点だ。
弱点その①速度が遅い為、被弾しやすい。
その②ロール・ピッチ・加速共に平均かそれ以下である。
その③防御火器が貧弱()
その④ etc...
しかしとなりの第三倉庫では、ある戦闘機が整備を受けている。
何を隠そう、つい先日導入された最新鋭戦闘機
搭乗する先輩曰く、
その時はハズレを引かされた気分になり、腹が立った。
どうする、まほさんに直訴するべきか?
...やめておこう。折角掴んだチャンスに機種は関係ない。
むしろ気にするべきはその主任務の分類であり、彼らなら制空権確保による間接的地上支援。
俺達ならば、急降下爆撃による直接的地上支援なのだ。
よそはよそ、うちはうち!
隣の倉庫は青く見える、忘れてはいけない名言がこの時生まれた。
サンダース戦まで一週間を切っている。
みほさん、まほさん、小梅さん、筋肉痛が抜けないエリカさん達の力になりたい!
スツーカを空へと飛ばすのは、その信念のみだ!
いかがでしたでしょうか?
ようやくJu87を登場させられて嬉しい限りです!^^
さぁ、初陣は近づいてきました!ユキオはどんな風に飛んでくれるのでしょうか?
次回もご期待ください♪