新世界での誕生証明   作:泣面道化

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感想、評価、誤字脱字報告ありがとうございます。
うーん、第2章の流れを決めたが中身が決まらない。
2章が何故か綺麗に20話目がスタートになったから3章も40話目をスタートにしたい。

追記:修正いたしました。


【鈍重術師】

栄冠(クラウン)】レン・クロウ

 

 モンスターの気配がある方に進んでみると岩のような肌感の巨大な蛙がいた。

 《看破》によると【ロックフロッグ・ヴァリアント】というらしい。

 ステータスは亜竜クラスだ。

 強化された《リーダーアロー》で一撃ではあるが。

 この特異な環境によりモンスターも強化されているようだ。

 他にもイモリ【ロックニュート・ヴァリアント】やサンショウオ【ロックサラマンダー・ヴァリアント】、ウーパールーパー【ロックアホロートル・ヴァリアント】が岩の肌感で巨大化していた。

 多分、両生類のモンスターがメインのようだ。

 後は岩のようなスライム【ロックスライム・ヴァリアント】もいた。

 

「ほとんど亜竜クラスか、少ないが純竜クラスもいる」

 

 かなり強いモンスター分布だ。

 純竜クラスは【ハイ〇〇・ヴァリアント】というらしい。

 さすがに一撃とはいかず、距離を取りながら回避して倒す必要があった。

 

「安定して狩れている」

 

 【秘宝狩(クラウンハント)】の《適所適存(セオリー・オブ・エボリューション)》によって時間が経つにつれ戦いやすくなっている。

 急な重力変動もそれほど影響は感じ無くなってきた。

 レベル上げにも良いし、《道化を演じる(エンターテイメント)》で選んでいた【大罪狩(クライムハント)】からレベルを上げきっていなかったジョブに変更しながら狩りを続ける。

 宝物の気配を回避しながら、奥に進んで行く。

 

「モンスターが強く進化している環境でUBMに軽々しくは挑めんな」

 

 少し拓けた場所に出た。

 浅く水が溜まっているエリアのようだ。

 少しモンスターの反応が固まっている所を選んでみたが。

 モンスターの反応のあるところを見て看破する。

 【メタルスライム・ヴァリアント】。

 デンドロの金属スライムも例に漏れずリソースが凄いと聞く。

 思わず喉が鳴る。

 それが複数体。

 《隠潜》を使い射程範囲まで近づく。

 《リーダーアロー》、番えるは固定ダメージ魔法。

 今、自分の使える固定ダメージ魔法は強くないが足りない分は連射すればいい。

 放った矢がスライムに当たる。

 一撃を耐え、戦闘体勢に入るが即座に二射目を放つ。

 スライムは光の粒子に変化していった。

 他のスライムも連鎖するように攻撃体勢に入る。

 《隠潜》を使う俺を見つけられないようでコチラへの攻撃は無い。

 落ち着いて、一体一体を確実に仕留めて行く。

 全十体を狩り終わり、レベルを確認する。

 5レベルほど上がっていた。

 付近にも似たような気配がある。

 

「よし、やるぞ」

 

 改めて気合を入れる。

 全部が全部、金属スライムの群れというわけでは無かった。

 岩蛙や岩井守の群れだったりしたがかなりレベル上げの効率が上がった。

 ある程度狩りを続け、時にログアウトしながらリアルで3日ほど狩りしていたが。

 そろそろ就いているジョブも全てカンストしそうだ。

 見つけたイモリを射抜く。

 

「よし、カンストした」

 

 レベルを見てカンストしたことを確認した。

 

「久方ぶりのシャバだ!」

 

 入って来た穴から飛び出て、腕を上げ伸びをする。

 

「さて、帰り道はどこだろう?」

 

 そういえば、迷ってココに落ちたんだよな。

 また戻ってくるつもりだし、わかるように移動したい。

 アイテムボックスからコンパスを取り出す。

 背面に付いているマーカーを取り地面に刺す。

 MPを流すとコンパスの針がマーカーを指した。

 

「離れてみて、と」

 

 円を描くようにマーカーから離れていくが、針は変わらずマーカーを指している。

 

「ヨシ!」

 

 ココの位置は多分、大丈夫。

 念のため買ってて良かった〈マーキングコンパス〉。

 MPを流す事でセットのマーカーの方を指すコンパスだ。

 都市にはその位置がわかるようにコンパスを売ってる店もある。

 迷うことは無いだろうと買わなかったが今度、買っておこう。

 さてここからの帰り道はどうするか。

 コンパスをアイテムボックスに戻す。

 一旦、ログアウトしてセーブポイントから再開する。

 

「マスターで良かった」

 

 とりあえず今のジョブを【百奇面 ノーフィス】に移し、新たにジョブに就く。

 新たにリストに【鈍重術師(グラビトンマンサー)】が追加されていた。

 ひとまず気になるので【鈍重術師】、【魔弓聖(イリーガルボウ・マスター)】、【魔法弓手(イリーガルアーチャー)】、【弓手】、【弓狩人】、【弓騎兵】、【伏兵】、【決死隊】に就く。

 ラクシャスが装備スキルの扱いのようなのでオババ様が就いていたであろうジョブも併用出来るかの実験をしておきたい。

 

「さてと、行くか」

 

 アイテムボックスからコンパスを取り出しMPを込める。

 針が振れ、1点を指す。

 

「と、その前に」

 

 再びコンパスを戻し、この都市用のコンパスを買いに行く。

 無事にして気を取り直して、一呼吸を置いて忘れてる事はないか確認する。

 そうだ、禁足地の確認。

 地図も取り出し、コンパスの方向を確認。

 運よく間に禁足地は無さそうだ。

 街を出て、コンパスの示す方向に駆け出した。

 なお、けっこうな魔境にあり到着までに3日かかったのはまた別の話。

 また、〈重力の井戸〉に潜る前にラクシャスがまたかと呆れたように目を明滅させたのも別の話だ。




0)>特異な環境で進化したため亜竜〇〇ではなく〇〇・ヴァリアントとしました

0)<純竜クラスはハイ〇〇・ヴァリアント、最上位はハイエンド・〇〇ヴァリアントとなります。

0)>次回も継続して重力の井戸への挑戦

0)<ではまた
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