今回は原作改変要素が入ってきます。
苦手な方はブラウザバックをお願いします。
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俺は今、皇都の北に位置する〈バーラ平原〉に来ていた。
ここにローガン・ゴッドハルトを探しに来ていた。
「この辺りを狩場にしてるらしいが」
ローガン自体は、レベルはカンストしてるらしいが超級職を目指してココで条件を満たそうとある程度の頻度で狩りをしてるらしい。
〈エンブリオ〉の能力が推測通りなら少し依頼してみたい事があってきたのだが。
「おっと、あっちだな」
悪魔を使って派手に狩りをしてるのが見えてきた。
「それと先客だな」
その狩りをしているローガンを狙ってるマスターを見つけた。
「相当、恨まれてるらしいからな」
決闘の戦い方もそうだが、普段の態度も傲慢であまり好かれてないらしいというのを少し情報収集した程度でもわかってきた。
「とはいえ、俺も用事があるのでご退場願おうか」
【饗弓価岔 マイマイマイン】を取り出し、矢に《リーダーアロー》で火属性魔法を纏わせ番える。
《看破》で見た限り、カンスト勢でも無いようだ。
ただ、〈エンブリオ〉が隠密に特化しているのだろう。
俺も探すためにスキルの他に魔力を探っていなかったら気づかなかっただろう。
見つけてからは感覚が変わったので見つけられたらその隠密効果もきれるようだ。
そのマスターがいた場所に矢が到達し火柱が立つ。
ローガンもようやくコチラに気づいたようだ。
敵だと判断したのか悪魔たちを差し向けてきた。
「闘技場で見た時よりもステータスが高いし、数も多いな」
闘技場では全力を出していなかったのか?
まあいい、悪魔か。
珍しいから食べさせてみるか。
「食事の時間だ。ゴレムレゴ」
アイテムボックスから特典武具を出す。
【鋼咬覇餓 ゴレムレゴ】。
〈飢餓の山脈〉の古代伝説級UBM【再鋼鬼殻 ゴレムレゴ】の特典武具。
丸い頭に角、子鬼を模した金属製のゴーレム。
大きな特徴として口の位置にある頭の真横まで引かれたギザギザの線がある。
「《
魔力操作によりゴーレムを強化する。
高速で近づく悪魔たちにゴーレムが動き出す。
その頭のギザギザの線は口であった。
金属同士が擦れるような不快な音ともに大きく広げられた口。
その口の中には幾重にもギザギザの牙が重なっている。
ダンっ!
地面を叩きつけたような音ともに飛び出し、悪魔を喰らっていく。
下手なUBMよりもステータスを上げられた悪魔たちを蹂躙する。
普通のゴレムレゴなら逆の結果になっていただろう。
ただ俺が開発したスキル《降魔ノ法》は、魔力操作による身体強化を突き詰めたもの。
それをジェムを食わせまくり魔力相性が良くなったゴレムレゴに使用する事でステータスを膨大に上げる事が出来ていた。
「ッ!何者だ、お前は!」
「ゴレムレゴ、待てだ」
あらかた悪魔を食い尽くした時に近づいてきたローガンが話しかけてきた。
「俺はレン・クロウ。悪魔が襲ってきたので撃退してただけで敵対の意思は無い」
「何?」
両手を上げてヒラヒラと揺らしながらそう言うと、怪訝そうな顔でコチラを睨みつけてきた。
「少し君に用があってきただけだ。用事が終われば何もせずに帰るよ」
「なんだと、この私に用だと?」
「ああ、君の〈エンブリオ〉に関する事なんだが」
俺がそう言うと、警戒を強めたように表情が強ばった。
「必要となるコストを減少させるか、リソースを大きく獲得出来るようなものだと予想したのだが」
「ふん、それが何だと言うんだ」
俺の予測を口にすると少し身体の力が抜けたような気がした。
外れたか?
まあいい、用件だけを伝えよう。
「コスト削減系なら錬金とかやっていないかと思ってな」
「は?錬金?何で俺が生産職なんかやるか」
「いや、やって無いなら良いんだ邪魔したな。コレは迷惑料として受け取ってくれ」
彼の反応で満足した俺はあらかじめ小分けにしておいた1000万リルが入った袋を渡そうとする。
「いや、待て。何で俺が錬金をしてると思ったんだ?」
彼は差し出した袋を受け取らずに尋ねてきた。
「ああ?単純な考え方だよ。コスト削減系なら錬金と相性が良いだろうから、下位素材の少ない量でも普通に上位素材として変換出来ればまさしく錬金術だろ?それに悪魔召喚のコストとしてもコスパが良いだろうからシナジーとしてやってるかと思ってな」
安定して金属を取引出来る事が出来ればマイマイマインを強化するのに都合が良いと思ったんだが、あてが外れたな。
「悪魔召喚のコスト?コスパが良い?どういう事だ?」
「ああ、説明するか。【錬金術師】のスキルでは例えばミスリルを錬成する場合は銀の1/10の質量のミスリルをDEX×スキルレベル÷100%の確率で生成するんだが。この銀部分のコストに対して君の〈エンブリオ〉が干渉出来れば他の【錬金術師】よりも効率良くミスリルを錬成出来るし下位素材をそのまま使うよりも悪魔召喚のコストとしては優れてるだろう?」
「そうか?そうかっ!」
頭に疑問符が浮かんでいたようだが、一拍おいて理解出来るようになったようで納得したように叫んだ。
「で、受け取って貰って良い?そろそろ行きたいんだけど」
「いや、それは要らん。私に天啓を授けた礼に今回の無礼も許そう」
尊大な態度に戻ってしまった。
何処か背伸びしてる子供みたいで不思議と苛つかないんだよな。
「ああ、そう。錬金始めるようならいつか俺にも売ってくれると嬉しいよ」
「ハッ。良いだろう、その時は恵んでやろう」
調子が戻ってきたのか、とても偉そうに答えてくれた。
まあいいや、錬金を始めるならこの言葉を送っておくか。
「ーーレッツ錬金」
0)>というわけで原作スタート前に閣下強化フラグでした
0)<ちなみにこれに伴い閣下の獲得する特典武具も変化する予定です
0)>本編にしれっと出てきたゴレムレゴは〈飢餓の山脈〉であっさりと倒されていたUBMです
0)<鬼型のゴーレムで持っていた能力は少し触りましたが喰らった物を増幅して自身の外皮として再生成するものでした
0)>次回はまだ未定
0)<ではまた