新世界での誕生証明   作:泣面道化

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休みの予定が潰れたので連続投稿です。
プロットはありますがストックはないのでイチから作成してます。
また評価が増えておりました。
ありがとうございます。
マイペースにやっていきますのでよろしくお願いします。
書籍版に少し情報の出ていたダンジョンですが、まあwikiとネット版をベースに書いておりますので原作との相違はあると思います。
苦手な方はブラウザバックをお願いします。


〈悋気の水底〉

栄冠(クラウン)】レン・クロウ

 

 デンドロ内での時間で2ヶ月半が経った。

 茶色の手袋を見るが、俺のエンブリオは未だに孵る気配は無い。

 超級職を1つに特典武具を2つ、マスターの中でもかなり上位に入ってもおかしくないと思うが、エンブリオがあればだが。

 

「エンブリオも個性豊か過ぎんだよなあ」

 

 初心者狩りにあった時の視線を固定され動けなくなるヤツもそうだが、強制脱衣に年齢操作なんかもあるみたいだ。

 お陰でレジェンダリアはHENTAIの国という異名が少しづつ広まっていっているみたいだ。

 風評被害を防ぐのと少しでもリアルに貢献出来ないかとブログを始めてみた。

 載せるのは幻想的な風景やちょっとした攻略情報をメインにした。

 広告収入を得られれば、デンドロをメインに生きていけるかもしれないという甘い考えもある。

 まあ今はデンドロ人気で手に入らないこともあり俺のような素人のブログも閲覧数が回っている。

 続いて増えて楽して生きたい物だ。

 今日は、先日手に入れた特典武具のためにレジェンダリアにある魔王就職ダンジョンこと神造迷宮が1つ〈悋気の水底〉へやってきた。

 極悪なトラップ、状態異常、環境に対応した水棲モンスターと難易度がめちゃくちゃに高くて超級職を狙って潜っているマスターたちをことごとく退けているダンジョンだ。

 今回は攻略ではなく自身の強化を目指しているのでヤバくなったら逃げよう。

 改めて手に持つ、刃先が逆に曲がった短剣を見る。

 

【蠱毒錬刃 バルム】

 

 <伝説級武具(レジェンダリーアームズ)

 毒、血に染まる鎌を持つ蟷螂の概念を具現化した伝説の武具。

 液体を啜り自らを染め上げ自身も装着者も強化する凶刃

 ※譲渡・売却不可アイテム

 ※装備レベル制限なし

 ・装備補正

 HP+20・MP+41・SP+15・STR+11・AGI+36・END+9・DEX+8・LUC+4・装備攻撃力+142

 ・装備スキル

 《染死晚紅(バルム)

 

 《染死晩紅》は液体を刀身が吸収した時にその液体に併せて強化するという能力だ。

 毒であればその毒の特性の何分の1かを得て、モンスターの体液であればステータスの上昇や装備攻撃力が上がるみたいだ。

 回復薬もそちらも毒を劣化することなくステータスの上昇や装備攻撃力に反映された。

 今回、〈悋気の水底〉に来たのはここの凶悪な状態異常をこの刃に付加させるためだ。

 

「改めて見てもぶっ壊れたスキルだよなあ。時間と金を惜しまなければ最強の武器になるんじゃないか?」

 

 手に入れてから検証も含め、色々やったが0から始まり2週間程度でここまで強化された。

 

「さてと潜るか」

 

 《道化を演じる(エンターテイメント)》で選んだのは【 宝狩人(トレジャーハンター)】。

 《環境対応》や《状態異常耐性》、《罠感知》、《危険察知》等々いったダンジョンに潜るのに最適な汎用スキルが大量に揃っている。

 そして【宝狩人】の固有スキル《宝探し(トレジャーハント)》は付近の宝物を探知する。

 状態異常の回復薬も複数用意したし、ほぼほぼ万全な状態だ。

 じっとりとした不快な湿気と生臭さを感じながら薄暗い洞窟に入って行く。

 発見できた罠を回避しながら、ところどころにあった毒々しい色の水溜りに刃を浸けたりしながら進んで行く。

 

「ようやくモンスターか」

 

 ヒタヒタと足音を立てて紫色の半魚人が歩いてきた。

 《隠潜》を使って距離を詰める。

 ナイフを何度も振るい一気に倒す。

 

「入ったばかりだから敵もそんな強くないな」

 

 避けきれない罠を解除したり、時々、避けきれずに状態異常になったのを回復薬で回復したり、亜竜級や純竜級のモンスターをジェムを駆使して倒したりしながら奥に進んで行く。

 所々で宝箱を発見し開けてみて毒薬や回復薬、あるいは状態異常が付与された武器だったりを手にする。

 

「ふう、だいぶアイテムを消費してきたな」

 

 バルムもある程度、強化出来たしそろそろ戻るか?

 一応、最後に《宝探し》を発動する。

 

「あん、反応はこの壁の奥?」

 

 《罠感知》で反応のあった壁の奥の方に宝箱の気配を感じる。

 

「さてと、この宝を取って戻るか」

 

 慎重に探りながら罠を調べてみる。

 殺傷的な物ではなく壁が動くというギミックだったみたいだ。

 かなり分かりづらいところにスイッチがあった。

 ゴゴゴ、と音をたてて壁が動き先の道が開く。

 ああ、最悪だ。

 

「モンスターハウスかよ!」

 

 亜竜級や純竜級も含めたモンスターたちが犇めいていた。

 壁に特殊な特性があったのか気配を探知できなかった。

 

「クソっ!」

 

 かなり消費したジェムを取り出し投げる。

 倒しきれるか、どうか。

 ナイフを握り直し駆け出す。

 ジェムの範囲に入らなかった手近な敵を狩る。

 近づく敵はナイフで倒し、遠くの敵にはジェムを投げる。

 避けきれず毒を受けながらも回復薬を使い癒し倒し続ける。

 繰り返す、繰り返す、繰り返す。

 最後の一体を倒す頃には万全に用意したと思っていたアイテムは底を尽きかけていた。

 部屋の真ん中に鎮座する宝箱を見つけた。

 

「これでくだらない物だったら、とんだ笑い話だな」

 

 近づき《罠感知》を使う罠は無さそうだ。

 ゆっくりと開ける。

 中にはどっかの民族が使ってそうな極彩色の羽を周りに飾られた縦長な仮面のストラップがあった。

 

「なんだコレ?」

 

 手に取ってみる。

 

【特典武具を手に入れました】

【特典武具は通常、所持者にしか使用できませんが、前回所持者がティアンであり回収されました】

【その場合、今回のように神造ダンジョンのドロップかガチャの景品となる場合があります】

 

 アナウンスが流れた。

 ヤバい情報だ、あまり表沙汰にしない方が良いだろうな。

 ところでこの特典武具はどんな能力なんだ。

 

【百奇面 ノーフィス】

 

 <古代伝説級武具(エンシェントレジェンダリーアームズ)

 装着した者に強力な力を与えるが死した時に全てを奪い去る呪われた奇面の概念を具現化した宝物。

 内なる器の中身を外なる器として受け皿になる根付

 ※譲渡・売却不可アイテム

 ※装備レベル制限なし

 ・装備補正

 なし

 ・装備スキル

 《百面相(ノーフィス)

 所持職:【槍士】、【死兵】、【殿兵】、【騎兵】、【斥候】、【従魔師】、【闘士】、【呪術師】、【獣戦士】、【召喚師】、【指揮官】、【剛槍士】【高位従魔師】、【高位召喚師】、【高位呪術師】、【槍騎兵】

 

 《百面相》、このスキルは自分の得ているジョブを【百奇面 ノーフィス】に移す事が出来、移したジョブはサブジョブの扱いで使えるようだ。

 

「かなり有用なスキルだな」

 

 さてと、もうアイテムも心許ないしかなりレアなアイテムも手に入れたし戻るか。

 アイテムボックスから【ジェムーエスケープゲート】を取り出し使用する。

 視界が切り替わりダンジョンから脱出に成功したようだ。

 

【秘境から生還し宝物を持ち帰る事に成功しました】

【条件解放により、【秘宝狩(クラウンハント)】への転職クエストが解放されました】

【詳細は狩人系統への転職可能なクリスタルでご確認ください】




0)>もともと複数の超級職獲得予定です。

0)<ペースが早いかもしれませんが。

0)>没にしたジョブ〜

0)<大王(キングオブグレイト)超級職系統超級職
スキル 絶対王醒 他の超級職のスキル効果を100%増加
王権神授 他の超級職にリソースを回す

0)>没にした理由は超闘士の統一王者がありますし、原作の覇王が超級職系統超級職とも言われることから止めました。

0)<覇王は多分、就職前に倒した超級職の能力を得るとかそういう特性がありそう

0)>次回は今回獲得した超級職の説明も入れます

0)<ではまた〜
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