闇の華は偽りに咲く 〜見た目ラスボスの美少女たちは、俺の前でだけポンコツに戻る〜 作:フレラガ
ガタゴトと揺れる馬車で森の近くまでやってきた。
先日の最終依頼を達成した地点よりも遠い場所。それは魔物討伐をする人間たちが使うための地点となっている。最終依頼などを達成するために切り開かれた森の入り口とは違い、ここからは人の住む領域ではない場所となっている。
「……準備は?」
「大丈夫」
「出来ているわ」
「わたしも大丈夫です」
「大丈夫だ」
ザミアが全員の意志を確認し、森の中へと踏み込んでいく。
――ここからは命の保証がない本当の冒険の始まりだ。
森の中へ踏み込むとリズが開口一番に言う。
「生き物の気配がない」
「分かるのか?」
「うん」
……そういえば山で暮らしていたと言っていたな。
彼女の経験から、本来居るはずの生き物の気配を感じ取れないという違和感があったのだろう。
「……つまり、マンドレイクの縄張りはここも入る?」
「かも」
全員の警戒度が上がる。マンドレイクの既に縄張りに居るとなれば、話は別だ。
見れば全員が警戒しつつも脅えが見える。アメリアとかはビビりすぎてちょっとキャラが崩れかけてるぞ。
「……あれは?」
ザミアの声に、全員の視線がそちらを見る。
そこには不思議な生物が居た。
「知らない」
「……寄生されてる? でも、そんな風な報告は別に……」
「な、なんでしょうか……魔力は感じますけども……」
全身が真っ黒に染まっているシカのような生物。
――そして、俺は認識した瞬間に叫んだ。
「全員! 伏せろぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!」
「「「「!?」」」」
その言葉に、全員が従って頭を伏せ――その頭上を、何かが飛来していく。
「あれは――」
「マンドレイクの触手!?」
目の前の鹿もどきの頭部が破裂し……そこから幾本もの触手がザミア達に向かって伸ばされていた。
――マンドレイクとの遭遇は突然だった。
目の前の謎の存在が敵だと認識したリズは、言葉を放つよりも早く行動しシカもどきに対して短刀を投げつける。ガツンという硬質な音を響かせてシカもどきに突き刺さるが、それを意に介さずに触手を出したまま森の奥へと走っていく。
「あれは何?」
「……ユーマ、何で分かったの?」
だが、俺は答えられない。というよりも、頭が真っ白になっていた。
何故なら……何故なら……
「なんで、あれが……いや、あれが……?」
「……ユーマさん? どうしました? ユーマさん!」
揺さぶられて意識を取り戻す。だが、それでも混乱は俺を正気に戻さない。
「あ、あいつは!?」
「まだ、こちらを見ています!」
「……あの化物は……俺の、前のパーティーの」
思い出す。
飛来する何か。飛び散る血潮。そして、悲鳴と生き残ってしまった自分。
「前のパーティーを殺した……元凶だ……!」
俺が行き場を失い、拾われる原因となった……パーティーを壊滅させた正体不明の魔物だった。
「不意打ちの後、追撃が来るぞ!」
その発言と同時に、周囲の地面が突如として隆起して幾本もの植物の根が襲いかかってくる。
「……リズ! アメリア!」
「うん」
ザミアが声を張り上げると、その意図を汲んだリズとアメリアは行動を開始する。
リズは前に飛び出すと、ナイフでの牽制。その行動に反応をしたのか根がリズに向かって殺到する。その攻撃が届く瞬間にリズは触手の隙間を縫うように最小限の動きで正面へと走りながら回避する。
「【焦熱・燃焼】!」
まとまった根っこに向けて、アメリアは準備を終えて魔法をぶちかます。襲いかかってきた炎の嵐に触手は炙られて悲鳴を上げるかのようによじらせる。
「効果はあるみたい」
「ミライ、加護を!」
「はい! 【我らを見守りし大いなるものよ。かの方を守り給え】」
ザミアの指示に従い、詠唱を唱えるミライ。魔法によって作られた薄い被膜がザミアの体を包みこんで守る。
焼き払われた触手に向けて、ザミアは突撃して思い切り両断する。そして、火によって炙られていた触手はあっさりと切り払われ……そこから、紫色の体液を撒き散らす。
「っ……!?」
「ザミアさん、下がってください! 毒です!」
「……溶解液」
アメリアが呟く。
酸性の液体は地面に落ちれば、まるで焼き焦がすかのような音と共に煙を上げて沸騰させていた。
「浄化します! 【我らを見守りし大いなるものよ。かの邪悪を清め払いたまえ】」
魔法を使うのはシンプルに見える。詠唱をして構えることで、魔力が対象へと向かい奇跡を起こす。
しかし、
「リズさんにザミアさんも酸に気をつけてください!」
「分かった」
「ん」
言葉で連携する四人を見て俺の心は落ち着いていく。
ザミアが敵の攻撃を受け止め、前線を押し上げながら司令塔として指示を的確に飛ばしていく。その指示を受取、撹乱しながら敵の行動を制限し時には致命的な一撃を与えるリズ。後衛から魔法による火力によって敵を打ち払うリリカ。そして魔法によって致命的な攻撃から守り、怪我を癒してチームを支えるミライ。それがこのチームの王道の連携。
「ユーマ、その……だ、大丈夫?」
アメリアが素に戻りかけながら小声で俺に尋ねる。彼女も俺の取り乱した姿に心配をしてくれたらしい。
「……悪い。動揺したが大丈夫だ」
「でも、本当にマンドレイク……? あんな、シカもどきを使うなんて情報がないけど……」
「特殊な個体なんだろうな」
スキルによって個体差が大きく変わる魔物は、時折生態とスキルが噛み合うことで恐ろしい怪物が生まれることがある。
だが、噛み合っても上位の捕食者に狙われてあっさりと死ぬことも多い。紙一重のバランスで成り立っているのだ。
「……擬態? 疑似餌? うーん……だとしたら、今の状況はむしろ楽なのかも。不意打ちで捕食をしているマンドレイクなら、直接的な戦闘力はあんまりない気がするし……」
周囲が戦っていて俺以外に誰も聞いていないから素の状態でマンドレイクの考察を始めるアメリア。
……疑似餌か。俺のパーティーはそれにやられてしまったのか。
(……仕方ないんだろうな)
ギルドへの報告は未確認の魔物。俺達が踏み込んだ場所は普段よりも深い場所だった。
そういった要素から深く掘り下げられることはなく、俺達はラインを見極めることに失敗した一山幾らの冒険者として終わったのだ。
……いいことばかりではないが、それでも長く付き合ってきたから少しだけ心のなかにモヤッとしたなにかがある。
(……いや、思考を戻せ。俺にやる事がない訳じゃないぞ)
マンドレイクの触手は、地面から生えてきてはザミアたちに襲いかかる。
対処はしているが、それでもキリがない。アメリアも慌てて合流して魔法を撃ち始める。俺も一緒に走ってザミアたちに尋ねる。
「本体の場所はわからないのか?」
「……まだわからない」
真面目モードになったアメリアも答える。
「マンドレイクの本体は一見するとわからないように他の樹木に擬態してるわ。だから、探すにしてもヒントがなければわからないわ」
「ヒントか……」
「探す?」
リズが合間を見て降り立ち、俺へそう聞くが首を横にふる。
「いや、リズがいなくなると拮抗してるバランスが崩れる」
「わかった」
すぐに戻っていった。
……さて、そうは言ったもののどうやって探すべきか?
(考えろ。俺にできることはその程度だ)
本体が見つからなければひたすらに消耗戦だ。だが、探すリソースは足りていない。
どうにかして本来を見つけなければならない。しかし、そのヒントになる要素はあったか?
(考えろ……あのシカを……辛くても、昔の記憶を!)
当時の仲間が破裂したときを思い出す。そして、その光景から必死に逃げ……ん?
(……待てよ?)
なんで俺は狙われなかったんだ?
そうだ。ここで生きている事実は違和感となる。魔物は魔力を求めて捕食する。つまり――
(魔力のない俺は、視界に入っていない?)
これが視力や五感を持っている生物であれば話はもう少し変わったかもしれない。
だが、マンドレイクは植物であり縄張りに入った獲物を捕食する。つまりは、その捕食のために感知しているのは魔力ではないのか?
「――アメリア! 荷物を少し借りるぞ!」
「えっ!? あ、わ、分かったわ!」
一瞬素に戻ったが、それを気にせずに俺は彼女の荷物を開ける。
――あった。荷物を準備するときに見た薬液。持てるだけ持った状態で俺はまっすぐ走り出す。
「ユーマ!?」
「ザミア、本体を探してくる!」
そう言って森の中を走りだす。
――なんてことはない。俺が魔力を持たない異界人だったから生き残れたのだ。役に立たない体質が、俺の命を長らえさせていたのか。皮肉ともいえる事実に苦笑しそうになりながら、俺は木々を見る。
(……五年間、どれだけこの森を歩いてきたと思ってんだ)
奥まで踏み込んだことはなくとも、迷い込んだことはある。そして、そこに生える木々を薬草探しの中で覚えることくらいはしていたさ。
(違う、違う、違う)
走る。走る。遅い足取りだとしても、必死に森を駆けて木々を見る。これも見覚えがある、これも、これも。全部見覚えがある木だ。
(目印をつけて……)
迷わないよう、そして見間違えないように目印の傷をつけて走る。
そう遠くはないはずだ。行動範囲の予想よりは広がっているが、マンドレイクの本体は動けない。ならば――
「……あれか!」
見つけた。それは明らかに違和感がある。他の木に比べて明らかに若く、法則に従っていない一本の大木が。
「うおりゃっ!」
ナイフを投げつける。不格好な投げナイフだが、それでも突き刺さる程度はするだろう。しかし、それは刺さるどころか傷すらつけられずに弾かれてしまった。
これは予想通り。マンドレイクは魔物だ。普通のナイフで傷をつけられるような簡単な存在じゃない。だが、分かればいい。
(溶液は――)
手に持った試験管に入っている複数の溶液。
どれをぶつければいいかを考え……考えても意味がないとばかりに俺は全部を大木へと向けて投擲した。
「――うおおおおお!?」
突如として地震が起きる。
そしてその異常を感じ取ったのか、マンドレイクの攻撃が止んだからか、遠くから声が聞こえる。
「ユーマ、何をしたの!?」
珍しいザミアの大声に俺も大声で答える。
「アメリアの持ってた、植物へ有効な毒物を全部ぶん投げた!」
「ちょっ!? 貴重な薬品も……! それに全部だとデータが……!」
後ろで顔が真っ青になっているアメリア。どうやら俺が思っている以上にちゃんとデータを取りたかったらしい。
しかし、まあこの場では必要なことだったと納得してもらおう。
「……ここ、全部?」
「あわわ、じ、じめんがゆ、ゆれ……!」
地面が割れて触手が表に出てくる。
どうやらマンドレイクにとって、あの毒薬は相当に効いたらしい。普通であれば絶対に見せることはないであろう弱点である根本を露出させて、もはや擬態した木ではなく植物の姿を借りた怪物といった有様だ。
「ぐうっ!?」
「ユーマ!?」
そして、暴れ回るマンドレイクの触手が俺をかすめて近くの木にたたきつけられる。
「げほっ、ごほっ!」
「ユーマさん、大丈夫で――」
「きに、げほっ! するな! そいつを、たおして、くれっ!」
息が詰まりながらも必死に叫ぶ。
ああ、そりゃそうだ。俺が今まで害されなかったのはマンドレイクにとっては気にすることはない小石みたいなものだからだ。その小石が足の裏に突き刺さったのなら、乱暴に投げ捨てるだけだ。
「――全員、攻める」
「ん」
ザミアは言葉を飲み込んで彼女の背丈ほどもある大剣によって触手を切り裂いて押し進んでいく。乱暴に打ち払われるマンドレイクの触手は断ち切られていき、本体にまで届こうとしている。
「っ……」
しかし、ザミアの猛攻は一瞬で再生した触手によって阻まれる。
背後から援護するアメリアの猛火も、触手から分泌する酸性の液体によって鎮火させられる。
「……リズ、回収!」
「わかった」
「ぐあっ!?」
と、リズが飛んできて俺を蹴飛ばした。
……痛い。触手の時は色々とテンションが上がっていたので感じていなかったが、リズの蹴りは想像以上に痛かった。情けない悲鳴が出るくらい。
「ぐう……」
「アメリア、次は?」
「準備は出来てるわ! でも、触手を焼き切るには流石に無理よ!」
アメリアは杖を構えて詠唱を唱えていた。
普段は効率的に、楽に魔法を使う彼女が詠唱をする。それは、生きて暴れるこの怪物を灰にしてしまう程の火力を準備しているに他ならない。だが、マンドレイクには焼き切るだけの火力には足りていないのだろう。必死な表情はなんとか威力を捻出しようとしている。
「……」
ザミアが沈黙した。恐らく撤退を考えているのだろう。
命あっての物種だが、ここで放置をして逃げ帰ればマンドレイクはおそらく居場所を変えて隠れてしまうだろう。知性のない植物の魔物とはいうが、それはいわゆる一般的な魔物と同等の知性を持たない程度の話。逆に言えば喰らい、増やし、生き延びる本能だけで行動する厄介な存在。今を逃せば街を簡単に飲み込む怪物となる。
そんな怪物を放置できるわけがない。ならば、動けない俺ができるのは――
「……足りないなら、炉のように?」
「え?」
ザミアの言葉に一瞬理解が及ばず――そして、脳に染み込むように彼女の理屈がわかった。
そして、俺は叫んだ。
「――ミライ!」
「は、はい!?」
「壁を、敵に張ってくれ!」
「えっ、それってどういう……」
「料理をするかまどだ!」
ミライは、孤児院で料理当番をすることもあるだろうと思ってそう言葉にする。
「っ!? わかりました! 【壁よ、壁よ。我らを守り給え】! ――ただ、ここまで複雑な壁は長くは持ちません!」
その瞬間に理解したのか、マンドレイクに向けて壁を構築していく。
「ザミアは押し込んでくれ」
「わかってる!」
そして、ザミアは真っ直ぐにマンドレイクに向かって突撃していく。
自分に向かう触手はぶった切り、降りかかる溶解液すらも意に介さずに大剣によって押し込んでいく。そして、マンドレイクはなにもない中空に激突した。
「リズ!」
「ん」
ミライが数度の詠唱を終えた瞬間、マンドレイクの周囲を囲むように魔力で作られた【障壁】が出現する。
そして、その邪魔になるであろう触手を狙ってリズは打ち払い切り落としていく。
「アメリア!」
「……大丈夫、これならいける」
そして、かまどの原理で開けられた空気を通すための穴に向けて、アメリアは杖を構えた。
一点だけ。マンドレイクへと攻撃を通すために意図的に開けられている【障壁】の穴に向けて一言唱えた。
「――【紅蓮】」
杖の先から、幾重にも重なった魔法陣が展開される。そして、次の瞬間。
Gyuiiiiiiiiii!!
悲鳴や絶叫のような音を立てながら、マンドレイクが業火に焼かれる。空気を遮断された障壁の炉によって、魔力の炎は燃焼してマンドレイクを燃やしつくそうとしている。
暴れまわるマンドレイクの衝撃を受けるたびに、ミライは汗を流しながら苦しそうな表情を浮かべる。
「くっ、う、うう……!」
「ミライ、大丈夫か?」
「ちょっと、厳しいですが……! なんとか、保たせます……!」
心強い言葉だが、明らかに強がっているのが目に見える。
顔や身体に腐食液の火傷跡をつけたザミアがミライへ向かって叫ぶ。
「後は、任せろ!」
「ザミア、さん……?」
「これだけ焼ければ、十分だ!」
ザミアの言葉を聞いて、ミライの【障壁】がふっと消える。息を荒げて膝を作るミライを、いつの間にか戻ってきたリズがそっと支える。
壁から開放されたマンドレイクは、体の殆どを炭化させているが、まだ生きていた。そして逃げ出そうとするが――
「――通さない」
ザミアが、遮る。言葉少なく、身の丈もある大剣を構える。
彼女スキルである【剛力】。それは多くの人間が発現するシンプルなスキル。個性としては弱く、ありふれた冒険者としての能力。だが、それでも、その武器を持ってザミアはマンドレイクの前に立ちふさがった。
突撃してくる巨大な大木を前に、ザミアは気合を入れて叫んだ。
「――はああああああっ!!」
――そして、激突の音が聞こえ、マンドレイクは両断された。
バキンという石が砕けるような音。それは生物としての心臓や脳、魔物にはそれ以外の核である魔石が存在する。その重要な核を破壊した音だ。大物でなければ、壊してすぐに戦闘不能となるわけではないが……マンドレイクほど育ちきり、魔力を必要とするのであれば魔石を破壊されれば肉体を保つことは不可能だろう。
そして轟音を立てて崩れ落ちた。
「……勝った」
そういうと、ザミアは崩れ落ちた。
「ザミア!?」
「!?」
「大丈夫!?」
「お怪我を!?」
全員が駆け寄る。
見れば、体のあちこちが焼けただれている。おそらくは腐食液を浴びながらも突撃した弊害だろう。
「……心配をかけた。大丈夫」
そうは言うが疲労困憊といった表情だ。
あれだけの戦いで一人でマンドレイクを抑え込んで、体を張り続けたのだ。その疲労は俺達の想像をはるかに超えるだろう。
「ザミア、とりあえずはゆっくり休んでくれ」
「……わかった」
「リズもお疲れ。助かったよ」
「ん」
満足げな表情をしているリズ。サラッとザミアに次いで大変な仕事をしていたが、それを苦にしない辺り本当に規格外だなこの子……。
「マンドレイクの討伐の証は私が採取しておくわね」
「ああ、頼む」
アメリアはそう言うとウキウキとした様子を見せながらマンドレイクの死体へと駆け寄っていく。
疲れとかもあるだろうが、マンドレイクという未知のモンスターの検体を手に入れて実家に送ったりできることでテンションが高いのだろう。
そんな彼女の後ろ姿を見て苦笑し――
「は?」
呆気にとられる。
アメリアのすぐ近くには、最初にザミア達を殺そうとしてきた鹿もどきの姿だった。
(なんであれが……そうか! あれは本体じゃなくて食事のために作った捕食器みたいなものってことか!)
つまり本体と独立していたから、動いている。
そして、魔力のある存在を捕食しようとするのであれば狙うのは――
「ユーマ!?」
俺は走った。鹿もどきの、植物で作られた頭部がうねる。そして俺は飛びついて、無理やり体重で押し倒し――弾けた頭に吹き飛ばされて宙に浮かび上がった。
(ああ、死んだか)
人生で経験したことのない視界を前に、そんなふうに思い……誰かの叫び声を聞きながら、俺は衝撃に意識を飛ばすのだった。