Yoakeのぼやけ   作:目玉の回游魚

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この物語はフィクションです


#3

今日は決行の日だ。今まで以上に緊迫感がやってきた。

今日は土曜日、なので部長が家にいるはず。

朝行くのはまずいと判断し、買い物とゲームをして時間を潰した。

時間が過ぎ、18時のチャイムが鳴ると同時に覚悟を決めた。

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僕は部長の家のチャイムを押した。

部長「お前か、何しに来た。」

 

ハルノブ「やだなぁー部長、今日は部長の誕生日じゃないですか。だからお祝いに馳せ参じたってわけですよ。」

 

すると部長の顔には笑顔が戻った。

 

部長「そうか、そういうことか!上がっていけ!」

 

部長の家に入る。見るからに年季が入った家だ。

 

部長「そういえば、他の奴らはどうした?」

ハルノブ「みんなは遅れて来るらしいです。渋滞に巻き込まれたとかで。」

部長「そうかそうか!分かった!とりあえず飲むぞー!」

 

部長はお猪口を持ってくるとお酒を注ぎ、飲み始めた。

少しすると顔が赤くなり、口が荒くなってきた。

 

部長「お前ら〜なんでお前らが暮らせてるかわかってるか〜?」

ハルノブ「さあ、なんででしょう?」

部長「なんででしょう?じゃねえよ!バカヤロー!、俺が!お前らに色々と教えてやってるから成り立ってるんだよ!分かるか!?」

 

そう言うと、部長は持っていたお猪口を僕に向かって投げつけた。額から血が出た。

さらに部長の口は悪くなった。

 

部長「お前のような無能なんか世話したくねぇのに上がやれって、うるさくてよ!」

 

僕は一滴たりともお酒を飲まなかった。計画に支障が出るのはもちろんのこと、こいつと酒を交えたくなかったからだ。

そのまま部長の悪口を聞いていると部長が放った一言が僕を絶望に沈めた。

 

部長「お前の席の隣の女いるだろ。」

ハルノブ「沢村のことですか。彼女がどうかしたんですか?」

 

部長「前アイツとヤッたのよ。金無えから仕方なく。」

  「気持ちよかったわ〜。」

ハルノブ「は?」

部長「前、通りをうろついていたら、あったのよ、ばったり。」

  「で、ホテル行った。」

  「あいつは離してって言ってたけどよぉ、お前の個人情報晒すって言ったらさぁ

   楽勝だったわあ」

 

突然のことに頭が真っ白になった。

俺は咄嗟に問い詰めた。

 

ハルノブ「それって無理やりしたってことですよね。」

部長「おん、そうだけどそれがどうした。」

ハルノブ「不同意性交罪、立派な犯罪ですよ!」

部長「犯罪だかなんだか知らねえけど、飲もうぜ。なぁ。」

 

俺は部長の酒にあるものを入れた。あいつは気づかなかった、酒と欲に溺れた人間の末路なのだと知った。

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この前、春花の見舞いに行った。

あいつはこのところ調子が悪い。

会社も休みがちになってきていた。

だから、メールして彼女の家に行った。

 

インターホンを押す。

少しの時間の後に春花が出てきた。

 

ハルノブ「少し休みがちだけど大丈夫か?」

 

春花は1枚の紙を渡してきた。そこにはこう書いてあった。

 

          [声が出ないの]

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