最近文字数の伸び悩みが……
なるべく2000文字以上はいきたいのに足りぬ_| ̄|○
「へぇーあのてゐが気配に気付かれるなんて。流石ね隼斗」
「いや、実際巧妙に隠れてはいたけどな」
先日妖怪を探知した時にも使った技だが、此れならば俺の霊力に触れた瞬間居場所が特定出来るから近場に潜んでいると一発でわかる
「てゐはいないのか?俺より先に入って行ったのに」
「あの子は神出鬼没なのよ。私でもいつ現れていつ消えてるかわからないもの」
「罠仕掛けたり色々忙しない奴だな」
「う〜ん……」
輝夜が眠そうに目を擦っている
「どうした輝夜、寝不足か?」
「うん………ちょっと夜更しし過ぎちゃったわ」
「もう、だから言ったのに。姫、ゲームも良いですけど程々にしないと」
何だ夜通しゲームしてただけかよ。
ってか何でこの時代にゲームが……って月から持ってきたのか。…いやいや、そもそも電気とかきてんの此処?
「相変わらずゲームばっかしてんのか?偶には外出て体動かさねーと身体に悪いぞ?」
「大丈夫よ。週に何回かは運動してるから」
「ほぉ、どんな事やってるんだ?」
「殺し合い」
「何やってんだよ」
即座にツッコミを入れるが取り敢えず聞くとしよう
「だって父親の仇だとかで毎回喧嘩吹っかけてくるんだもの」
ん?父親の仇………どっかで聞いたな
「でもソイツと毎回会ってるなら殺し合いってのは言い過ぎだろ。輝夜は兎も角死んじまったら喧嘩出来ねーんだし」
「言ってなかった?相手も不老不死よ」
「……は?」
不老不死………父親……輝夜に恨み……
チッチッチッ……チーン
「……それ妹紅じゃね?」
「あらよくわかったわね、正解よ」
あー、そういや言ってたわ…輝夜に求婚した親父が恥をかかされただどうだって。
しまったなー、その辺も含めて説明しとくの忘れてた
「輝夜?妹紅は…」
「知ってるわ。最初に会った時聞いたもの。彼女も此れが逆恨みだってわかってるみたいだったし。唯このままじゃ納得出来なかったんじゃないかしら」
あれ?だったら話し合えばまだ仲直りする見込みあったんじゃ…
「まあ、そんな事知った事じゃない。貴方の父親が勝手に自爆しただけでしょって言ってやったけどね」
「お前何言ってんのォォ!?」
「それからと言うもの何かにつけて喧嘩吹っかけてくるのよね。やんなっちゃうわ」
「いや当たりめェだろ!!」
そんな二人の会話を黙って聞いている永琳。
会話も弾み、日が丁度真上に来た頃
「あらもうこんな時間ね。そろそろ寝てまたゲームの続きしなきゃ」
「生活リズム無茶苦茶じゃねーか」
「いいからいいから。じゃあ隼斗、またね」
「程々になー」
ヒラヒラと手を振って自室に戻っていく輝夜。すると輝夜が部屋に入るのを見計らった永琳が先程の話題について話した
「ねえ隼斗。姫がさっき言ってた話だけど…」
「ん?話って?」
「ほら、妹紅さんの話になったでしょ?父親がどうこうって」
そこまで聞いて永琳が何を言いたいのか理解した
「ああ、そゆことね。心配するな、アレが本心じゃない事くらいわかってるさ。多分妹紅の奴もな」
「えっ、そうなの?」
「大方妹紅を気遣っての事だろ。逆恨みとわかっていながらも、その事だけを思って今日まで生きてきた妹紅が生きる意味を見失わない為にな」
「そう……なら良かったわ。ありがとう隼斗」
「どういたまして」
「ぷっ、『いたしまして』でしょ?」
「そうとも言う」
カグヤァァァ!!キョウコソハ カクゴォ!!
チョット!コレカラ ネルトコナンダカラ クウキ ヨミナサイヨ!!
「噂をすれば何とやら。可愛い弟子のご到着だ」
「あら。だったら貴方も混ざってきたら?」
「おっ、それ面白そうだな。よっしゃ!」
勢いよく立ち上がり外に出て行く隼斗を微笑ましく見送る永琳
ウラァァァ!オレモマゼロィィィ!!
ワッ!?シショウ!?
チョット ハヤト!サスガニ アナタハ シャレニ ナラナイワヨ!?
「ふふ、まるで子供とはしゃぐお父さんね」