形式を仮面ライダーWっぽいのから変更しますねすんません。
何かいい案とかあったらそっちに変えます。
というわけで今回は説明回。
両原作の確認のような感じです。
Wの方は完全に個人解釈なんであしからず。
俺は探偵の如月時人だ。
今現在、新しい依頼によりとある少女の素行調査をしている。
現在地は私立聖祥大附属小学校の校門前、日が傾き始め、今は放課後で生徒たちが帰宅し始めている。
ターゲットは校舎から出てきて友人と話している。
・・・木陰に隠れて小学生を見ているからって、決してストーカーだったり変態であるわけではない。
これは『依頼』・・・そう仕事なんだ・・・。
「あはは、それでねー」
おっと、もう学校外に出てくるか。
あまり怪しまれないように、あくまでさり気なく。
そう、さり気なく近くを通りつつ様子を伺おう。
「それじゃあ、私達は塾だから先に行くね」
「うん、それじゃあ」
おっと、友達と別れたみたいだな。
と思ったらすぐに走りだした。
恭也から聞いた話では今日は特に予定はない筈だが。
というか妹の予定を完全に把握する兄っていうのもな・・・。
見つからないように走って後を追うと、神社に着いた。
階段横の林を駆け抜け、上へと向かう。
抜けた先には倒れた女性と巨大な犬。
それと対峙するなのはちゃんとフェレット。
・・・なんでフェレットが居るのさ。
拾ってきたペットだって言ってたよな。なら今は家に居るのが普通じゃないのか。
そんなことを考えているとなのはちゃんが桜色の光に包まれた。
光が晴れた先には、先ほど着ていた制服に装甲を付けた服を着て、機械的な杖を持ったなのはちゃんが佇んでいた。
何かのメモリの力か何かなのか・・・。怪しい所ではあるが、あれは魔法少女って言うのに相応しい格好だな。少なくともドーパントのような化け物の姿にはなっていない。
姿が変わった彼女に警戒してか、大きな犬はなのはちゃんに襲いかかって来た。
「流石に危ないだろ」
木陰から飛び出てなのはちゃんを抱え、犬を避ける。
「えっ、時人お兄ちゃん!?」
突然出てきた兄の友人に驚いている様子だが、今は緊急事態。説明している時間はない。
懐から取り出したロストドライバーを腰に当て装着する。
「ちょっと危ないから離れてろ」
《-
ドライバーを起動して装甲を纏う。
こちらの変化に気がついた犬は先程と同じように飛び掛ってくる。
「ワンパターンな攻撃は命取りだぜ」
後ろに倒れるように避けて、目の前を犬が通り過ぎる前に足蹴りでカウンターを入れる。
蹴りをモロに食らった犬はそのまま飛んでいき、木にぶつかる。
「それだけじゃダメです!封印しないと!」
男の子の声がする。封印・・・要するにメモリの力を抑えるってことでいいんだよな。だったらいつも通りだ。
先日手に入れた鍵の記憶、キーメモリを取り出し、マキシマムスロットに入れる。
《
「さあ、行くぜ?」
右腕が黄色に発光していく。光量がある程度まで来るとパチパチと雷のような効果を放って収束していく。
光に臆したのか、一度後ずさった犬は唸りながらまた同じように飛び掛ってくる。
「フィニッシュだ」
飛び掛ってくる犬に真正面から拳を合わせる。衝突した瞬間に収束していた光がまた広がって犬と時人を包み込んでいく。
《
ベルトの機械音声と共に拡散した光が犬に収束していき、視界が鮮明になる。
光が完全に晴れた時には、横になって眠っている犬と、青い宝石が転がっていた。
「またこの宝石か・・・メモリでもないし、全く物騒なものを何個も作りやがって・・・」
宝石を拾おうとすると、なのはちゃんとフェレットが走って来る。
なのはちゃんは何か言いたげにわたわたしている。フェレットはまるで人間のように何かを考えている目でこちらを見つめていた。
「あの・・・その・・・」
「おっと、このままじゃ話しにくいか」
ベルトのメモリを引き抜き、装甲を解除する。それに合わせるかのようになのはちゃんの持つ杖が1回光り、桜色の光に包まれてから制服に戻る。
目線を合わせるように俺がしゃがむとフェレットがこちらに近づいてきた。
「あの・・・あなたは一体・・・」
数秒硬直する俺・・・
「フェレットが喋った!?」
「えっ!?もしかして魔導師じゃ無いんですか!?もしかしなくても僕やっちゃった!?」
なのはちゃんと同じようにわたわたし始めるフェレット。
まさか動物が喋ると思ってなかった俺は、その場で目を見開き、口を開けて呆けている。
少し時間を置いて、裾が引っ張られる感覚に俺はそのまま顔をその方向に向ける。
「あの・・・時人お兄ちゃん・・・さっきの事とかお兄ちゃんには黙ってて欲しいの」
『さっきの事』十中八九見た目通り魔法少女のような力のことだろう。俺のガイアメモリの事情を知っている恭也なら充分に理解できると思うが、何分あのシスコンのことだ。写真撮ったり危険なことをさせられないと色んなことを言いそうで実に面倒になりそうだ。
フェレットが喋るということもペットとして飼っている家族なのだから何か一悶着ありそうだ。
「まあそれは別にいいが、何をしているかって事くらいは説明してくれるよな?」
そう言うとなのはちゃんは控えめに頷く。あまり素直に話せる事柄じゃないようだ。
フェレットが喋るというぶっ飛んだ現状があるのだからもうこれ以上驚くことも無いと思うがひとまず現状確認が必要だ。
わたわたしているフェレットの首根っこを掴み、なのはちゃんに手渡した後、気絶してしまっている女の子と犬を抱きかかえ階段下まで降りる。
ベンチに女の子と犬を下し、怪我が無いかを確認した後、なのはちゃんと人気のない公園の一角に向かった。
「それじゃあ、説明してもらおうか?」
結界のような物をフェレットが張って、周囲の雰囲気が変わったことで俺は2人(?)に話しかける。
なのはちゃんが何とを言おうか悩んでいる横で、フェレットが口を開く。
「実は・・・」
フェレットの口から語られた事に驚きを隠せない。
ガイアメモリなんていう物を使っている俺が言えた義理でもないがトンデモファンタジーな話だと思う。整理すると、
・次元世界という惑星のように地球とは違ういくつもの世界がある
・フェレット君は他の世界で発掘をしているスクライア一族の一人であるユーノ・スクライアという名前
・発掘したロストロギアという危険物、名称はジュエルシードを次元世界の管理機関である時空管理局に届けようとしていた
・搬送中の事故でジュエルシードをこの海鳴市に全て落としてしまった
・責任者であったユーノは単身、現地に降り回収をしていた
「あのな、こういう危険なことはいくら自分に責任があっても、1人でやろうなんてことはしちゃいけないんだ。大人に助けを求めたり、仲間と協力してやれば効率がいいし、どんな危険があるかもわからないんだから責任責任といってそれで怪我しちゃ元も子もない」
「と、時人お兄ちゃん・・・」
説教じみたことを言っているとなのはちゃんが話しかけてくる。
「今は私がユーノ君を手伝ってるから・・・そのくらいで・・・」
「いや、お前もお前だ。いくら途方も無い別世界の話とはいえ、何も言わずに危険なことをしてるんだからな。恭也たちだって心配してたぞ」
「うぅ・・・」
家族が心配している事実を突き付けられ、言い返せなくなるなのはちゃん。ユーノと揃ってバツが悪そうな顔をしているが、しばらくして何かを思いついたようにこちらに向き直した。
「そ、そうだ!時人お兄ちゃんのあれ!何なの!?」
「そうだ!僕も気になってたんです!魔力が使われてる気配も無かったし・・・」
アレとはつまりはガイアメモリのことだろう。一般人からしたらトンデモアイテムな訳だが、俺からすればこいつらの魔法もさして変わらないんだがな。
「こいつのことだろ?これはガイアメモリっていうんだ」
内ポケットから先程まで使っていたEternalのメモリを取り出す。なのはちゃんとユーノは俺の手に握られているそれを興味津々に見ている。
「このガイアメモリは地球の記憶が埋め込まれている。こいつを使うことでその記憶の力を引き出して使うことが出来るんだ。このメモリは永遠の記憶、うまく説明は出来んがとにかく強力だってことぐらいかね」
「結構説明が適当なの」
「俺だって全部を理解仕切っている訳じゃないんだ。このメモリが地球そのものだからな」
「な、なんか途方も無い話ですね・・・」
「そうなんだよなぁ・・・。んで、このメモリは適合した人間を見つけるとその人の『欲望』に反応して融合する。さっきのジュエルシードを取り込んだ犬のように化け物に変わっちまう訳だ」
「で、でも!時人お兄ちゃんは化け物っていうか、戦士?みたいだったの!」
なのはちゃんが握りこぶしを作って上下に振りながら講義の視線をこちらに向ける。
「そうだな。このドライバーっていうのを使えば、メモリに記録された力を正しく使える」
腰に付けたバッグからロストドライバーを取り出してなのはちゃんに手渡す。
「デバイスとは違うんですね・・・。魔法文化がないこの世界でここまで・・・」
ユーノは関心したようにドライバーをまじまじと見ている。なのはちゃんは電気製品が好きだったし興味があるのもわかるんだが、ユーノもそういう質か?似たもの同士で気が合いそうだな。
「んでもって、俺は探偵としてこのメモリを使った化け物の事件が無いか探して、回収してるんだ。わかったかなお二人さん?」
「大体わかったの!」
「何となくはわかりました」
二人共飲み込みが早くて助かるな。さてと、ここからが問題だ。
「俺の説明ができた所で一つ問題なんだが、願いに反応するジュエルシードと欲望に反応するガイアメモリが同時に同じ物に反応したらどうなるんだろうな?」
「ッ!?」
気が付いたようで驚いた顔をする両名。今この町にそんな危険なものが二つも同時に存在しているのだから当然出てくる問題。今回は簡単に片付いたから良かったものの、普通の人だとても足も出ないような化け物がポンポン出てくる。それだけでも厄介なのに、危険物2つ分の力で更に厄介なものになったらひとたまりもない。最悪俺たちではどうすることも出来なくなる可能性だってある。
「町の人達が危険に晒されるってのは、町を守る探偵としては放っておけないんだ。だからそのジュエルシードの回収・・・手伝わせてくれないか?」
「は、はい!迷惑の重ねがけになってしまうかもしれませんが、お願いします!」
「私も!時人お兄ちゃんと一緒!友達とか家族が傷つくのは嫌!だから手伝ってもらうの!」
ユーノは遠慮がちに、なのはちゃんは決意を新たに気合を入れる。
「良い返事だ。それじゃあ帰ろうか。遅くなりすぎると恭也も心配するぞ?」
「わかったの!」
決意を新たにした一行は帰路につく。意思が硬くなったなのはちゃんの足取りは、たくましく見えたとかそうでないとか。
「それにしても、恭也にどう報告しようか・・・。迂闊に魔法のことも喋れないよな・・・面倒だ・・・」
ネタというか結構緩い雰囲気で今後もやっていきたいですね。
シリアスな部分は頑張りますが・・・。
もうちょっとストック溜めてから始めるべきだったなーと今更なこと思ってますが、
スローペースでも頑張って書いていきますんで今後ともよろしくお願いします。