【安価スレ】転生者ワイ、家の地下にある代物で色々作れるから楽しもうぜw   作:同感するワイト

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12話 白のグリモア

白のグリモア。

アマルガム・グロリアナに搭載されているシステムで、能力は範囲内にいる対象の機体を鈍化・停止させるというもの。

 

そこには何1つとして弱点も無く、抜け道も無い。

正に妖精の女王が持つに相応しい能力だった。

 

「さっきまでの威勢は消えたな。まぁ、それもそうか」

 

相手が生身でISに対抗出来るのであればアマルガムに勝利することは理論上はできるだろう。しかし、白のグリモアは対IS、対機械の戦闘に置いては最強とも言える能力。だからこそ、イッチはそう強気に言った。

 

「まぁ、いいさ。こういう機会だ。少し話してみないか?」

 

「話すだと?ふざけるな!誰が貴様と!」

 

そう問いかけるイッチに千冬は怒るが、イッチはそんな千冬を無視して、勝手に話を始めた。

 

「俺はこれからこの世界で戦争を起こそうと思ってるんだ。俺対世界の、血の海が生まれる程の大戦争を」

 

イッチは淡々と語り出した。

世界全体を1人で相手取る戦争を起こし、世界に混乱と破滅を齎すことを。既にその準備段階へ移っていることを。既に兵器の試験は終わり、兵器の生産が始まっている事を。

 

「貴様は何故そのようなことをするんだ!そんなことをしたところでお前に利益などないだろう!」

 

「あぁ、無いな。俺に直接的な利益はない。ただし、オーディエンスの奴らには相当な人気が出るんだよ、これが」

 

「オーディエンスだと?」

 

オーディエンスと言う言葉を理解出来なかった。

今となってはIS学園に関係していない国は皆、イッチと言う存在から手を引き、不干渉で居る。

 

イッチは全世界共通の敵とも言えよう存在だと言うのに、そんな彼の行動を娯楽としているオーディエンスがいるのか?そう頭を悩ませた。

 

「まぁ、お前たちじゃ到底分かりはしないさ。俺だけが知るVIP達。大切なオーディエンスさ」

 

そう言いながら、アマルガムは静かに地面に足をつけ、空を見上げた。

 

「ここで宣言しよう。俺は今から改めて全世界の敵となる。不干渉でいたいなんて戯言を吐く国から潰す。その国の国民1人残らず全員皆殺しにする。それが嫌なら精々抗え。俺を殺してみろ。それが出来れば世界は救われる。御伽噺の勇者なんざ存在しない。だが、お前らの目の前にいるのは人類の敵、魔王だ。頑張って、俺を殺してみろよ?」

 

イッチは高らかにそう宣言し、楽しそうに笑った。

悪魔と言うべきか、魔王と言うべきか。同じ人間とは到底思えないほど冷徹で、醜く、悪寒が走るような怪物と言えた。

 

「さて、これにて俺の幕は終了だ。次までにちゃんと準備しておけよ、ゲスト達。それじゃあ、アディオス」

 

イッチはそう言い残し、高速移動特化型エナジーウイングを展開し、その場を去った。

 

軽傷者42名、重傷者388名、死者692名。IS学園第2アリーナ半壊。専用IS計8機が大破。

IS学園はたかが1人の襲撃により比喩的にも物理的にも大出血を負った。

それと同時に世界に向けて放たれたイッチの声明は世界に震撼を齎した。

 

災厄とも言えようその存在。

来るべき戦争まで、人間側に時間は僅かしか残されていなかった。

イッチの名前いる?

  • いるに決まってんだろ!
  • いるわけねぇだろ!
  • どっちでもいいだろ!
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