1 青ざめた血を求めよ
ある日のシャーレ。先生はいつも通り、仕事を行っている。
リン「先生、次の書類です。」
“リンちゃん、ありがとう。”
先生は今日も雑務に追われていた。このシャーレには、たくさんの依頼が舞い込んでくる。
当然だ。彼はこのキヴォトスで唯一の先生なのだから。
リン「先生、次が最後の書類です。」
“これは、、手紙?”
先生は驚いた。なにせ、キヴォトスでは基本的にメールでのやりとりが多い。
にも関わらず、その手紙は見たところとても古めかしいものだったからだ。
“差出人は、、ヤーナム医療学院?”
先生はリンに尋ねる。ヤーナム医療学院。聞き覚えのない名前だ。
リン「…ヤーナム医療学院は、このキヴォトスの郊外にある自治区です。
排他的な場所で、連邦生徒会との関わりを絶っていたのですが、なぜ今になって連絡を?」
“取りあえず内容を確認してみよう。”
先生は手紙を開いた。
『こんにちは先生。このような形での挨拶となってしまい、申し訳ありません。
私はヤーナムの自治組織、医療教会の一人です。単刀直入に言います。
現在ヤーナムでは、「獣の病」という病が蔓延しています。今までは私たちが対策してきましたが、今回の「夜」は何故か開けず、手詰まりの状態です。先生のお力添えを期待しています。 聖歌隊』
“獣の病、、?"
リンに聞こうとした先生は、手紙がもう1枚入っていることに気づいた。
そこには、紛れもなく自分の字でこう書かれていた。
『
“これは…!?”
リン「先生、本当に一人で行かれるのですか?」
“うん。生徒が助けを求めてるならいち早く行きたいし…”
“それに、あの手紙も気になるからね。”
リン「…先生。気をつけて下さいね。」
“うん。行ってきます!”
“ここかな…?”
先生は手紙で指定された場所に向かった。何でもヤーナム自治区に向かうには、馬車しかないらしい。
“排他的な場所、か。”
アロナ「!先生!来たみたいです!」
先生の目の前に馬車が止まる。手紙と同じで、とても古めかしい。
御者「…アンタが、先生かい?」
“うん。私が先生だよ。”
御者「乗りな。」
先生は言われた通り馬車に乗り込む。
それが、悪夢の始まりとも知らずに。
馬車内。
御者「あんた、血の医療を受けに来たのか?」
“血の医療?…アロナ、知ってる?”
御者に聞かれた先生は、アロナに血の医療について聞いた。
アロナ「はい…これはあくまで噂なんですが…血の医療とはヤーナムに伝わる特別な医療で、どんな傷でも直してしまうとか…!」
“どんな傷でも?”
アロナ「ええ。あくまで噂ですけどね!」
プラナ「ヤーナム医療学院の情報は、私も知りません。先生、十分気をつけて下さい。」
アロナと先生が話していると、御者が話しかけた。
御者「…あんた、悪いことは言わん、早く出てったほうがいい。」
“それは、どうして?”
「そりゃもちろん、獣が、
瞬間、馬車が爆発した。
昔書いたやつの改良版です。至らぬところもあると思いますが、ご容赦ください。
33話ラストの選択肢
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