匂い立つ学園、ヤーナム【完結】   作:セルビア

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10 広範囲悪夢

シノン「皆さんこんにちは!クロノススクール報道部のアイドルレポーター川流シノンです!とんでもない情報が入ってきました!なんと!シャーレの先生が行方不明だというのです!」

 

テレビにヤーナム自治区の写真が写し出される。

シノン「情報によると三日前、ヤーナム医療学院なる自治区に向かった後、先生が行方不明になったとのこと!

 

この学園についての話は多く出回っておりますが、どれも確証がない、謎の多い自治区です。その学園で行方不明になったことは、多くの生徒の間で噂となっています!

 

この件について連邦生徒会はまだコメントをしていませんが、いずれ何かの発表があるものと思われます!」

 

セイア「…。」

 

シノン「また、もう一つ、この件に関する情報が入っています!」

 

セイア「何だ…?」

 

シノン「なんと!多くの生徒がこのヤーナム医療学院を夢で見たと言うのです!」

 

セイア「…何…!?」

 

 

アビドス高等学校 S・Sさん

「ん、確かに見た。よく分からない夢だった。」

 

 

トリニティ総合学園 A・Hさん

「何の夢だったんでしょうか?みんなも見たって言ってましたし…また何かの予兆なんですか?」

 

 

ミレニアムサイエンススクール T・Aさん

「夢の中でアリスに『ヤーナムに来るな』って言ってました!」

 

 

 

 

 

セイア「どういうことだ…?」

 

セイアは疑問を覚えた。自分1人ならまだ分かる。しかし、夢に関係のない生徒まで見ているとなると、話は別だ。

 

セイア「先生。きみは、何に巻き込まれている?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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ルマ「やぁ、久し振りだね。その様子だと無事に聖堂街にたどり着いたらしい。」

 

先生が目を開けると、そこはルマと会った『夢』だった。

 

“うん。なんとかね…。”

 

ルマ「…それで、きみはどう感じた?」

 

“どうって…何を?”

 

ルマ「医療教会を、だよ。」

 

“みんな、いい子たちだよ?”

 

ルマは少し考え込み、先生に言った。

 

ルマ「…先生、貴方はまだ、この街のことを知らない。」

 

“それはどういう…っつ!?”

 

 

先生が口を開くと同時に、周りの風景が崩れていく。薄れる意識の中で、先生ははっきりと聞いた。

 

 

 

 

 

ルマ「もう一度言おう。

…旧市街に向かい給え。先生としての役目を全うしたいなら。」

 

 

 

 

 

 

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水銀弾

獣狩りの銃で使用される特別な弾丸

 

通常の弾丸では、獣に対する効果は期待できないため

触媒となる水銀に狩人の血を混ぜ、これを弾丸としたもの

 

ヤーナムの獣狩り初期と比べ、水銀弾の威力は向上している。

それは生徒の神秘の力か、それとも狩られたものの怨嗟であろうか。

33話ラストの選択肢

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