イト「……さい。……先生。」
“う〜ん。あと5分。”
イト「……置いていきましょうか。」
“待って待って待って!”
先生は聖堂教会でイトに起こされた。
イト「何やってるんですか先生。三時間ほど寝たら、オドン教会に彼らの様子を見に行くと言ったのはあなたでしょう?もう三十分もオーバーです。」
“ごめん。夢見てた。”
“そうだ。イトは弔ルマについて何か知ってる?”
イト「…先生はその言葉をどこで?」
“…夢の中で。”
イト「そうですか。そんなに心配しなくても大丈夫ですよ。彼女は狩人の中で伝説的な存在なのです。」
“そうなの?”
イト「彼女は、かつてヤーナムで医療教会の開祖療図レン、その師有礼ムイらとともに、最初の狩りを行ったとされています。」
“「されている」っていうのは?”
イト「…彼女は最終的に医療教会と袂を分かち、その記録は抹消されました。今では、夢の中で狩人に助言しているとか。かく言う私も、夢の中で彼女に会ったことがあるんですよ。」
“イトも?”
イト「このことはユリエには内緒にしておいてください。私個人は彼女に特別な思い入れはありませんが、医療教会は彼女を危険人物と見ていますから。」
“イトは何を助言されたの?”
イト「…我が師、露下リウの仇について、ですよ。」
“…。”
イト「…さぁ、そろそろ行きましょうか。」
イトは話を逸らした。先生はそれを分かっていたが、追求はしなかった。
“そうだね。行こうか。”
先生とイトは、オドン教会の前にたどり着いた。
イト「…!先生、下がっていてください。」
イリン「…別に何もしないよ。私たちにとっても、この夜は終わらせたいからね。」
コイ「………。」
教会の前には、羽鳥イリンと神音コイがいた。
“…もう傷はいいの?”
コイ「…あぁ、お陰様でな。妹はまだ意識が戻らんが、じき回復するだろう。」
“良かった。心配してたんだ。”
コイの目が鋭くなる。
コイ「良かった…だと?そもそも貴様ら医療協会が街を封鎖しなければ……!」
イリン「よしな。さっきも言っただろ。こいつは利用されているだけだ。」
コイ「…フン。」
イト「お二人とも、お久しぶりですね。」
“知り合いなの?”
イリン「あぁ。こいつはもともと野良の狩人でね。師匠を見つけるまでは、私たちと行動してたんだよ。」
イト「ええ。色々とお世話になりました。」
イリン「それで先生、アンタは…
医療教会をどこまで信じている?」
“どこまでって…私は先生だから、できる限り生徒のことは信じるよ。”
イリン「…ハァ、アンタとんだ馬鹿だね。
その感じ、医療協会のやってきたことを知らないんだろ?」
“?”
イリン「いいさ。見せてやる。ついてきな。イト、アンタはここを獣から守ってな。」
イト「分かりました。」
“その前に、避難してる人達に会ってきてもいいかな。”
イリン「…分かった。外で待ってるよ。」
リリ「あっ!先生!」
“リリ!元気そうだね!”
リリ「うん!でも、お姉ちゃんはまだ寝たままなの。」
先生が目をやると、老婆の横にラオが寝かせられていた。
老婆「……何見てるんだい?」
老婆に言われ、先生は目を逸らす。
老婆「言っとくがね、いくら避難民を集めたって、私はだまされないからね!」
男「その通りだ!なんで俺がこんなところに、、」
先生が目をやると、見知らぬロボット住民がいた。新しい避難民だろう。
男「こんな奴らと俺がなぜ一緒に、、」
どうやらかなり疑心暗鬼な性格らしい。
アンナ「あなたが先生?私はアンナ。よろしくね。」
先生は見知らぬ生徒に話しかけられた。
“私は先生だよ。よろしく。”
赤ローブ「あぁ、先生、アンタのおかげで多くの人が避難してきたよ。ありがとう。」
“ありがとう。何か困ったことはない?”
赤ローブ「!俺のことを心配してくれるのかい?アンタは優しいね……ヒヒッ。俺は大丈夫さ。」
“わかった。私はそろそろ行くよ。”
リリ「先生どっか行くの?いってらっしゃーい!」
“行ってきます!”
イリン「終わったかい?じゃあ行くよ。」
コイ「…。」
“そういえば、どこに行くの?”
イリン「これから私たちが行くのは…
焼き捨てられた街、旧市街さ。」
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慈悲の刃
狩人狩り羽鳥イリンが使用する、特別な「仕掛け武器」
最も古い武器の1つ
仕掛けにより2枚に分かれる、その歪んだ刃には
星に由来する希少な隕鉄が用いられ
ステップなど、高速にのった攻撃で真価を発揮する
33話ラストの選択肢
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1
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2