先生の意識は微睡み、そして夢の中に溶けていく。次に先生が目を覚ましたとき、そこは、見知らぬ場所だった。
ユリエ「目が覚めたようですね。」
“ユリエ!ここがメンシスの本拠地なの?”
ユリエ「ええ。おそらくその筈です。恐らくこの建物の中に、奴がいます。」
先生とユリエは、建物の中に入った。
“ぎゃー!!でかい蜘蛛!”
ユリエ「ハァッ!」
“顔が犬になった鳥!”
ユリエ「ソリャ!」
“大きい巨人!”
ユリエ「ヨイショォ!」
ユリエ「先生、さすがに驚きすぎです。」
“うぅ、ごめん。”
ユリエ「まぁ、気持ちは分かります。ここは夢の世界。どんな化け物が出てきても不思議ではありません。」
先生とユリエが話していると、金網の橋にたどり着く。
ユリエ「この気配、この奥に奴がいます。」
“じゃあ、早く儀式を終わらせないとね。”
ユリエ「えぇ。では、行きましょう!」
ミコ「ああ、ゴース、あるいはゴスム…
我らの祈りが聞こえぬか…
けれど、我らは夢を諦めぬ!
何者も、我らを捕え、止められぬのだ!
Ah hah hah hah ha! Ah hah hah hah hah hah hah ha!」
ユリエ「檻冠ミコ…!」
ミコ「?聖歌隊に……大人?奇妙な取り合わせだ……」
ユリエ「あなたの儀式を止めさせてもらいます。」
ミコ「止める!?止めると!?それはさせられない。この儀式は、人の進化、愚かの克服のため必要なのだから!」
“君がミコ?”
ミコ「あぁそこのあなたも分かるだろう?人の進化のため、私たちは先に進まなくてはならない!」
ユリエ「もはや話は通じません、ね!」
ユリエはミコに急接近する。しかし…
ミコ「おお、聖歌隊に睨まれては敵わない!ここは逃げさせて貰う!」
ユリエ「できるとでも!?」
ユリエはミコを斬りつける。しかし、その攻撃は当たらなかった。
ユリエ「ッチ!先生、後ろから回り込んでください!追い込みます!」
“分かった!”
ユリエ「待ちなさい!」
ミコ「Ah hah hah hah ha! 」
“行かせないよ!”
ミコ「大人と聖歌隊に追われるとは!まさに数奇だ!」
ユリエ「もらった!」
ユリエはミコに蹴りを入れ、近くの小部屋に吹き飛ばした。
ユリエ「追い詰めましたよ。」
ミコ「おお、痛い痛い。死んでしまったらどうする!」
ユリエ「そしたらラッキーですよ!!」
ユリエは仕込み杖を展開し、鞭を振るう。
しかしそれは、虚空から現れた触手によって防がれる。
ユリエ「『先触れ』!」
ミコ「私も使えて当然だろう?メンシスと聖歌隊は元を同じとするのだから!」
“どういうこと?”
ミコ「おや、知らなかったのかい?メンシスは聖歌隊と同じく医療教会の組織の一つだよ。」
ユリエ「隙あり!」
ミコが喋っている隙を狙って、ユリエが攻撃を入れる。
ミコ「ぐぅっ!」
ミコは倒れた。
“どういうこと?”
ユリエ「…メンシスはもともと、私たち医療教会の仲間でした。しかし、ある遺物を持ち出し、異端となったのです。」
“その遺物って?”
ユリエ「それは…っつ!?」
ユリエは気づく。ミコの身体が無くなっている。
ミコ『おぉ、majestic!夢の中でも先生とは!
けれど、けれどね。
悪夢は巡り、そして終わらないものだろう!』
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メンシスの檻
隠し街を主宰する「メンシス学派」
その奇妙なやり方を象徴する六角柱の鉄檻
この檻は意志を律し、また俗世に対する客観を得る装置であり
同時に、夢の上位者と交信するための触覚でもある。
そして、これは実際に、彼らを望む悪夢に導いたのだ。
厄介払いとは知る由もないが。
33話ラストの選択肢
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1
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2